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「出汁そば黒」@麺屋猪一 本店の写真2021年12月12日(日)

本日は大阪でつけ麺を食べてから京都まで移動してこちらの店を初訪問。

某在阪美女レビュアー様に推薦頂いたミシュランにも選出されている人気店です。

12時48分に到着すると、店の前では10名の先客が入店待ちの状況です。

待っている間に注文を聞かれたので、今回は「出汁そば黒」を選択しました。

そして、待つ事38分ほどで席に案内され、席に着いて待つ事僅か3分ほどでラーメンが到着です。

油分の希薄な醤油スープは綺麗に澄み切っていて、全粒粉を含んだ細麺の上にはチャーシュー、煮筍、海苔、削り節、刻みネギが乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、仄かに纏った上品な甘味と共に、雑味を取り払った醤油や出汁の極めてクリアな味わいが口の中に染み渡ります。

出汁は乾物魚介のみとの事ですが、乾物魚介類に有りがちな苦味や酸味が取り除かれると共に純粋な旨味だけが緻密に濃縮されている印象です。

一方、醤油の風味は至って穏やかに効いていて、尚且つ醤油に含まれる角を完璧に取り除く事で出汁の風味と見事な一体感を生み出しています。

尚、仄かに感じる甘味は加糖で与えていると思われるものの、付随する雑味が見当たらない事から甘味の正体については全く見当が付きません(汗)

また、スープからは微かに昆布らしき気配を感じるものの、謎の甘味とシンクロしてしまっていて存在を明確に感じ取る事は出来ず終いでした。

次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が若干硬めに茹でられていて、噛み締めると粘りを帯びた歯触りと共に小麦の仄かな甘味を感じます。

そして、麺にはスープが過不足なく絡み込み、麺の甘味とスープの旨味が口の中で絶妙に混ざり合う事で味わいに更なる膨らみを生み出します。

次にチャーシューを食べてみると、脂身が多めに乗った豚肩ロースがまるでしゃぶしゃぶ肉の様に極めて薄めにスライスされています。

肉質は出汁で仄かに味付けされていて、噛み締めると上質な赤身の味わいと共に、雑味の無い脂身のコクや甘味が舌に極めて鮮明に伝わります。

食べ終えた感想ですが、洗練された麺料理である事に何ら異論は無いものの、これがラーメンなのかと問われると些か疑問を抱いてしまいます。

これはあくまでも私見ですが、ラーメンとは「雑味を旨味に転化」する事を醍醐味とした麺料理であると捉えています。

従って、極端に雑味を排してしまうと、素材の風味を純粋に楽しめる一方で、ラーメンに期待していた何かが欠けている様に感じてしまいます。

とは言え、ラーメンをどの様に捉えるかは各人各様であり、確かな技術で作られた素晴らしい味わいである事に何ら疑いの余地などありません。

ご馳走さまでした。

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