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「ゆずつけ」@ゆずつけ 一蓮の写真 年度最終日(31日)、職場に来る人・去る人こもごもで、引っ越しやら挨拶やらで朝からバタバタ。お昼はちょっと気分転換に、新橋の新店「一蓮」へ。
 もとは「らーめん太太」があった場所、外装は少し変わっていますが、内装はほぼ「居抜き」状態です。それにしても、店名が「ゆずつけ 一蓮」で、メニューも「ゆずつけ」(850円)一本とは……まさか「一蓮托生」からとったのかしら。だとしたら、結構気合いの入った店名ですな。前金払って注文後、丼は約6分後に到着。
 では、つけ汁を一口……鶏がらベースのサラリとした味わい、しかし魚介系の旨みが強く、白醤油でつけた塩味はつけ汁にしては抑えめですが、上品ながらシッカリした味。白醤油といえば、独特の甘味を活かすやり方もありますが、こちらは軽快なキレを引き立てるやり方。柚子の香りと大葉の風味が、瑞々しさを加えます。
 麺は中太のストレート。スッキリとした白い麺肌、そのまま一本いただいても、小麦の風味は抑え目で、透明感の強いスッキリした甘さ。シメ・水切りもキッチリしており、なかなかイナセな仕上がりです。
 さて特筆すべきは、麺についてくる「梅鰹」ペースト。さらに卓上には「柚子胡椒」が用意されており、当然コイツも麺皿にチョコッとな。これらをチョイチョイと麺にのせて箸で持ち上げ、垂れ下った部分をスイッとつけ汁に泳がせ、ズバァ~~ッといきますと……ジンワリした鶏と魚介の出汁の上で、梅の酸味と鰹の旨みがヒラヒラと舞い、柚子胡椒の辛味がキラキラ光を放ちながらこぼれおちるような……いやぁ、これは結構イケますなぁ。つけ汁の味は敢えて「下支え」に回し、ペーストが加える味の変化とアクセントを楽しむという、なんともオツな趣向です。
 具材は、つけ汁に沈む細切りチャーシューと、麺皿のメンマ、味玉半個に刻み海苔。チャーシューは敢えて薄味ですが、白醤油で素材の味わいが引き立ち、動物系の脂っぽさがまた、サラサラ・キリリとした「和風味」の中で引き立って、実力以上に美味く感じます。メンマも、ゴマ油でアクセントを強く効かせた一品。味玉の黄身はトロトロの半熟、こいつに麺を絡めると、これがまた別のオモムキがあって、味の「七変化」にうなります。
 ―――麺量も少なく、値段も身構えるレベルですが、実に独創的で繊細な一杯。つけ汁を敢えて「下味」に回し、麺につけるペーストで味の「核心」を形成するという、なんとも遊び心にあふれた粋な趣向。こりゃペーストにバリエーションを加えても面白いかも……海苔佃煮(「江○むらさき」)風とか、梅昆布(「梅ご○み」)風とか、いっそのこと、イカ塩辛とか……なぜか食べた後に、「また、食べたい」という思いが強くなる一品、暑い季節が来たらもう一度。

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