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「特選貝と煮干し塩」@中華そば うお静の写真2023年8月19日(土)

本日は5月末にオープンしたばかりであるこちらの新店を初訪問。

こちらは昨年「メヂカそば吟魚」にリニューアルされる前の「うお青」を改めて復活させる名目で開業された店との事です。

尚、週末のみはネットでの事前予約制であり、偶々予約出来た事から今回訪れた次第です。

定刻の9分前に店内に案内され、先ずは「上中華特選貝と煮干し塩」の食券を購入しました。

そして、指定された席に着いて食券を渡すと、待つ事9分ほどで待望のラーメンが到着です。

燻みを帯びたスープには油分と煮干しの破片が浮いていて、整然と折り畳まれた細麺の上にはチャーシュー、ワンタン、海苔、メンマ、刻みネギ、三ツ葉、小松菜が乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、適度でいて角が丸められた塩味と共に、パワフルでいて雑味を伴わない出汁の旨味が口の中に広がります。

出汁は貝や煮干しとの事ですが、自ら味わう限りでは煮干しよりも貝から出た琥珀酸の旨味や渋味が味わいの主体を占めている印象です。

また、煮干しからは旨味のみが緻密に抽出されてはいるものの、秋刀魚の存在感や焙煎の薫香は蘊蓄に記されるほど顕著ではありません。

一方、スープからは鶏脂らしき動物的なコクを感じるものの、出汁と言うより寧ろスープに浮いた鶏油で与えられている様な気がします。

次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が適度な硬さに茹でられていて、噛み締めると靱やかなコシと共に鮮明な小麦の風味を感じます。

そして、艶やかな肌にはスープのみならず鶏油が潤沢に絡み込み、それらが小麦の甘味と重なる事で味わいに一段と膨らみが増す印象です。

次にチャーシューを食べてみると、レア気味の豚肩ロースは薄切りにされていて、一方ロール状の鶏腿肉は若干厚め寄りに切られています。

豚肩ロースは赤身が引き締まりつつも瑞々しさを保っていて、仄かに帯びた薫香と共に凝縮された肉質の旨味が舌に鮮明に映し出されます。

一方、鶏腿肉はレア特有のサクリとした歯切れを与えていて、仄かな黒胡椒の風味と共に肉質の旨味や鶏脂のコクが舌に素直に伝わります。

次にワンタンを食べてみると、豚挽肉主体の餡が幾分薄めな皮で緻密に包み込まれています。

挽肉餡は醤油ダレや黒胡椒でシンプルに味付けされていて、蕩ける様な皮の食感と共に滲み出た肉汁のコクや甘味が舌に存分に伝わります。

食べ終えた感想ですが、魚介主体のスープとは俄かに信じ難いほどパワフル且つ嫌味を一切伴わない味わいに仕上げられている印象でした。

また、麺は移転前よりも明らかにコシや風味を増していて、私個人的にはラーメンとしての格が如実に上がっている様な印象すら覚えます。

改めて訪れる機会があれば、次回はこちらのフラッグシップ的なメニューと思しき「上中華特選熟成醤油」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

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