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「中間醤油(背脂少々)」@きくちひろきの写真この日は、連休最初の日。
 麺遊草子♀が実家での雑務のため、3日ほど家を空けるとのこと。
 そんなときは、昼ラーをやって送り出すのが習わし。
 そんなわけで、今回はここへ。

 初訪は10年以上前。熊谷勤務時代に2度ほど食べたな。
 熊谷の人気店だし、何てったって、あの「一条流がんこラーメン」で有名な一条安雪氏の弟子(直系分家)が開いた店。
 店名の「きくちひろき」は、店主「菊池広記」氏の名前が由来。

 がんこラーメン?
 宗家(元祖)一条流がんこラーメンの総本家及び弟子の店の呼称で、1983年(昭和58年)1月5日に、豊島区高田、高戸橋の近くで産声を上げました(創業)。
 創業者は、一条安雪氏。
 その特徴は、①ラーメン界の一大勢力の一つが「がんこ系」、②牛骨スープに、魚介だしの効いた塩分高めのスープ、「アッサリ」と「コッテリ」を背脂の量で、調整する、④がんこスペシャルの日や悪魔の日というイベントを月1回開くこと。
 そして座右の銘が「きょうも又、咲くか咲かぬか我がスープ、咲かせて見せようがんこ花。」。

 お店の特徴は?
 家元が厨房に立つ店が、総本家とされており、黒っぽい外観が特徴で、店名表示がないことが多く、営業中であることの目印は、「牛頭骨」がぶら下げられています。
 これが、弟子の店では「ゲンコツの部分」となります。

 ラーメンの特徴は?
 麺は中細縮れ麺、スープは牛骨スープの塩と醤油でしょっぱめ。
 具は大判のバラロールチャーシュー2枚、海苔、メンマ、刻みネギ、焦がしネギです。

麺は、中細~細サイズの縮れを伴う麺です。
 一条流をシカーリと踏襲してますな。
 麺は菅野製麺製。
 硬めの茹で加減で、弾力があり心地よい歯応え。
 加水率やや高めよりかな。
 最後まで伸びずに食べられます。
 あっさりスープにもマッチするこのサイズがベストマッチかもしれません。

 スープは、ベースは豚骨です。
 そして、仄(ほの)かに昆布の香りと味わいが漂う醤油スープは、背脂の甘味が醤油の旨味と合体し、そこに鶏ガラが加わり、行き深く演出してます。
 見た目とは裏腹に背脂のしつこさは全くもって感じないためとても飲みやすいスープでした。
 ねぎ油の香りもスープのクオリティを高めてます。

 具は、チャーシュー、メンマ、海苔、ねぎです。
 チャーシューは厚さ5㎜くらいのロース。肉質はとにかくトロトロホロホロと溶けていく感じで、好きなタイプ。
 やや味付けは薄いけど、スープに浸しておくことで、絶妙な味わいに。

 背脂チャッチャ系ではよく見るビジュアルです。醤油感がキリッと立ち、脂の甘味が美味しく、まるで新潟県の燕系の背脂ラーメンにも通じる感じもしますが、あそこまでコッテリじゃないし麺の太さも全然違います。
 パーツごとに見ると、特出したものはないけど、トータル上は完成度の高い一杯でした。
 あの一条系の頑固さは身を潜めてたけど、店主の真剣なオペは心に染み入りましたわ。こんな店、好きだわぁ~。

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