らーめん たきたろうの他のレビュー
とまそん@ラーメン食べて詠いますさんの他のレビュー
コメント
おはようございます!
コチラでは醤油が続いてるみたいですね、ほっこり美味しそうです♪
私は店内に飾ってある絵が好きでした。
雨垂 伊砂 | 2025年11月24日 07:51良いお顔、美味そうです。
というか、僕、ここオープン当初に伺ってるんです。で驚いた、え?余裕で20年以上前??
改めてお味確かめに行かねばです。
スージーのなのなQ | 2025年11月24日 18:29どもです。
豚チャーまでツヤツヤして美味しそうに見えますね。
醤油好きなので、美味しいのがわかります。
ラーするガッチャマン(通院中) | 2025年11月24日 21:04過去のレビューを見ると、ほぼほぼ84点ですね。
この安定感というのは得難いものだと思います。
福岡ではお会いできない麺顔ですので、
とてもうらやましい!
カナキン | 2025年11月30日 19:27
とまそん@ラーメン食べて詠います
しゃとる
カズオ
とまそん@ラーメン食べて詠います

たこすけ





とまそんのYouTube: https://youtu.be/UfRYplPSRls
目的地は、三鷹駅南口。エスカレーターを抜け、少し歩を進めた先にその店はあります。派手な電飾や、通行人を威圧するような極彩色の看板はそこにはありません。むしろ、街の風景に静かに溶け込み、しかし確かな「美味の気配」を漂わせる、大人の隠れ家のような佇まい 。
店内に一歩足を踏み入れると、そこには外の喧騒を忘れさせるような、清潔で整えられた空間が広がっていました。昨今のラーメン店にありがちな、黒を基調とした威圧的な内装ではなく、木の温もりを感じさせる明るい店内。女性客が一人でも躊躇なく暖簾をくぐれるような、柔らかく、そして凛とした空気がそこには流れています 。
券売機の前で、私は少しだけ迷いました。 基本の「醤油らーめん」にするか、それとも評判の高い「塩」にするか。あるいは、季節を感じさせる「つけ麺」か。しかし、私の直感が「王道を行け」と。カウンターに座り、厨房から漂う鶏と醤油の芳醇な香りに包まれる時間。それは、これから始まる至福の物語へのプロローグ。私は静かに目を閉じ、その時を待ちます。
<全体> 麺顔の穏やかな落ち着き!琥珀色に魚介が溶ける出汁!流れる麺!定番な青菜と焼豚!
具材の配置は、計算され尽くした芸術的均衡を保つ様で落ち着いた感覚。中央に鎮座するのではなく、丼全体を使って配置された大判のチャーシュー、その脇を固めるメンマ、そして鮮やかな緑色が目に眩しいほうれん草 。さらに、漆黒の海苔が添えられ、色彩のコントラストを引き締めています。
派手な具材が山のように盛られた「映え」狙いのラーメンとは一線を画す、穏やかさ。必要なものだけが、必要な場所に在る。それはまさに、「粋」の感覚であり、一つの完成された和食としての品格を漂わせています 。一つの具材が主張しすぎず、調和を重んじる「和」の精神!!?
<出汁> 微細な魚介の粒子がキラキラと浮遊し、まるで星屑のように醤油出汁全体に溶け込む!
一口含めば、その粒子が弾けるようにして、魚介特有の芳醇な甘みが口いっぱいに広がります。「魚介醤油」。 まさにその言葉がしっくりくる味わいです。 もちろん、リサーチによれば大山鶏などの動物系の出汁が使用されているとのことで、そのしっかりとした土台の感覚(ボディ)は確かに存在します 。しかし、今の私の味蕾(みらい)を支配し、強烈にアピールしてくるのは、圧倒的な魚介の旨味です。
動物系のコクが影となり、魚介の甘みが光となる。 そのコントラストが、出汁に立体的な奥行きを与えています。動物系のふくよかさを感じさせつつも、主役の座を譲らない魚介の力強さ。それは決して生臭いものではなく、丁寧に抽出されたエッセンスだけが凝縮された、上品かつ濃厚な甘露のようです。
飲み進めるほどに、その魚介の粒子が舌に触れ、旨味の波状攻撃が止まりません。蕎麦つゆにも通じる「和」の精神宿る味わいでありながら、ラーメンスープとしてのパンチも忘れていない。このバランス感覚こそが、たきたろうの真骨頂と言えるでしょう!。
<麺> 優雅に泳ぐ中細ストレート麺!品やかな直線美とシルキーな舌触り!出汁を持ち上げる!
至高のスープを受け止めるのは、どのような麺であるべきか。箸で麺を持ち上げると、そのしなやかな直線美が露わになります。その艶やかな中細ストレート麺。箸で高く持ち上げると、麺は重力に従ってスッと素直に伸び、スープを纏って黄金色に輝いています。以前は中太麺の印象もありましたが、この中細ストレート麺の採用により、より一層「和」の趣が深まっているように感じられます。
口に含むと、まず驚くのはその表面の滑らかさ。「つるつる」というよりも、もっと繊細でシルキーな舌触りです。そして、噛み締めれば、細身ながらもしっかりとしたコシがあり、パツンと切れる歯切れの良さが心地よいリズムを生み出します。麺の要素分析結果形状中細ストレート。表面非常に滑らかで光沢がある食感しなやかで歯切れが良い(パツン系)スープとの相性毛細管現象でスープをたっぷり持ち上げる印象日本蕎麦のような「粋」な啜り心地ストレート麺ならではの毛細管現象も見事です。
麺と麺の隙間にあの魚介香るスープをたっぷりと抱え込み、啜り上げるたびに口の中が旨味の洪水となります。ウェーブ麺がスープを「弾く」楽しみだとしたら、このストレート麺はスープと「同化する」喜びを教えてくれます。喉越しの良さは特筆すべきもので、噛まずに飲み込みたくなるほどの快楽。まさに「喉で味わう」という表現がふさわしい、洗練された麺です。
<チャーシュー> 豚肩ロース!タレが芯まで染み渡り噛めば溢れる肉旨味!芳醇な出汁に力強いアクセント!
外縁部は醤油ダレが深く浸透して美しい褐色に染まり、中心部へ向かうにつれて、赤身のピンク色と脂身の白が織りなす、優美なマーブル模様 。口に入れると、ホロリと崩れる柔らかさでありながら、肉を噛み締める喜び――「咀嚼の快楽」もしっかりと残されています。
特筆すべきは、その味の染み込み具合です。見た目以上にタレの味わいが全体に行き渡っており、噛むたびに肉の旨味と醤油ダレの香ばしさが、ジュワッ、ジュワッと溢れ出します 。口の中の体温でスッと溶け出し、甘美な余韻を残す。この赤身と脂身のバランスが秀逸で、どちらかが主張しすぎることなく、互いを高め合っています 。芳醇な出汁に対して、このチャーシューはしっかりとした醤油の味付けが施されており、そのコントラストがまた、食欲をそそるのです。
<メンマ> 脇を固める名バイプレイヤー!見た目はオーディナリー!されど実力は侮れぬ味わい!
口に入れると、「サクサク」と差し込み「くにゃり」と崩れる様な軽快な音が脳内に響きます 。 決して筋張っておらず、かといって柔らかすぎて歯応えがないわけでもない。絶妙な繊維の断ち方と、戻しの技術を感じさせます。この歯切れの良さが、麺のもちもち感やチャーシューの柔らかさの中で、食感のアクセントとして機能しています。
味付けもまた、スープの邪魔をしない控えめなもの。しかし、噛み締めれば竹の子本来の野趣あふれる風味と、出汁の味がじわりと広がります。箸休めとして、これほど優秀な存在はありません。 この軽やかな食感が、一杯のラーメンを最後まで飽きさせずに食べさせるための、重要な「間(ま)」を生み出しているのです。
<青菜> 茶色が中心となりがちな丼の中で鮮やかな緑色!目と舌に安らぎを与える!
スープに浸して口に運ぶと、ほうれん草特有の土の香りと甘み、そして微かなほろ苦さが、塩気を含んだスープと混じり合い、大人の味わいを醸し出します 。クタクタになりすぎず、適度なシャキシャキ感を残した茹で加減も素晴らしい。
「全体にインパクトを与える存在ではないが、ないと間抜けな気がする」 とは至言です。この青菜があることで、丼全体の色彩が引き締まり、味覚の構成的にも「完成された一杯」へと昇華されているのです。その甘みとほろ苦さは、出汁の甘みと融合して深みを増し、視覚と味覚の両面から一杯の完成度を高める、静かなる守護神です。
<味変化> 終盤に一味唐辛子!味の輪郭を鋭く研ぎ澄ます至高のアクセント!
静かに、そして丁寧にレンゲの中へ落とします。スープを掬ったレンゲの上に、ハラハラと舞い落ちる鮮やかな赤。琥珀色のスープとのコントラストは、まるで雪化粧ならぬ「紅化粧」のようです。
レンゲの中でスープと一味を軽く馴染ませ、そのまま一口。 ……正解です。 ピリリとした直線的な辛味が舌先を刺激した直後、魚介の甘みがより一層際立って感じられます。雑多な風味を加えることなく、唐辛子の純粋な辛味(カプサイシン)だけが、優しすぎるスープに「喝」を入れ、輪郭をクッキリと浮かび上がらせるのです。
総じまして・・・「奇をてらわず実直に磨き上げられた仕事ぶり!食べる者の心を解きほぐす魔法の一杯!」
麺を一本残らず啜り終え、最後のスープを飲み干すと、身体の芯から温まり、深い満足感と幸福感に包まれました。心に残っていたのは、強烈なインパクトや驚きではなく、もっと根源的な「安らぎ」。実直で美しいラーメンです。女性一人でも入りやすい店内環境 もこの一杯の味の一部となっているのでしょう。流行り廃りの激しいラーメン界において、変わらないことの強さ、優しさの持つ力強さを教えてくれる、そんな名店。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思いいます!
武蔵野の
風に溶けゆく
煮干の香
優しき椀に
心あたたむ
お粗末様!ということで今日も家族に感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!