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「冷やし担々麺」@銀座小はれ日よりの写真 先日、この店の担々麺をいただき、そのハイブローなセンスに驚きました。これはいよいよ本題、名物の「冷やし担々麺」(1,200円)をいただかねば……お盆ゆえ(14日)、まずは電話で営業を確認、忙しいお昼時の電話で恐縮しましたが、応対はとても親切、ますます気に入りました。
 能書きでは、冷やし担々麺の「発祥は当店」で、10年前から提供しておりメディアでもずいぶん取り上げられているとのこと。真偽はともかく、前回いただいた「こだわりの担々麺」で、高橋シェフの独特かつステディな「味空間」の捉え方にいたく感心、その「自信作」とあっては、試さざるを得ないでしょう。丼は約6分で到着。
 おぉ~~、ドップリと浮く芝麻醤の上にパラリと辣油がかかるスープ表面、なんか見た目は、この店レギュラーの「担々麺」より「担々麺」っぽい。では、スープを一口……う~~む、これは凄い。「ラーメン」にしろ「つけ麺」にしろ、ふつう、「冷やし」のスープは味が「細る」ため、塩分や酸味でアガいた末に、バランスを崩すのがオチですが……塩分にも酸味にも頼らず、あくまで「旨み」を中心に据えて、「細る」どころかドカンと広がるこの「味空間」……なんなんだ、これは。「担々麺」とは大きくスタイルを変え、芝麻醤と辣油が主力のこのスープ、両者は実に深く深く馴染み合い、ドッシリとしたコクと、スッキリした甘味を醸します。しかし、中核を構成するこの「旨み」の正体が分かりませんな……どうも、魚介系で旨みを出しているような気がするのですが、違うかな。
 麺は細麺ストレートで、「ハリガネ」なみの固さは「担々麺」同様。しかし、冷やしではさらにプツプツとした歯切れが際立ち、小麦がギッシリ詰まった麺がポクポクと千切れながら発揮するホッコリとした甘味は絶大。これが、スープの芝麻醤・辣油・旨みの「三位一体攻撃」とさらに合体して……いやぁ、この「口福感」は感無量。
 具材は、挽肉にモヤシ・水菜など。アクセントに濃く味付けた挽肉、涼しさを演出する水菜も申し分ありませんが……モヤシはやや意味不明。確かに、冷やしだからこそ生きる「スプラッシュ」感はありますが、それにしても量が多い……ここのシェフにしては、ちょっとツメが甘いかな。
 ―――めくるめく味の広がりに、ただ驚くばかりの「冷やし担々麺」。この店は、着席すると小鉢が一つ供されますが、今日は味玉と煮凝り(にこごり)と内容も充実。この味玉も、薄味ながら玉子の風味を活かす絶妙の味付け、この小鉢だけでもかなりのお値打ちですが……2種の「担々」をいただき、ご主人のゆるぎない「味の座標系」を感じ取れました。歪みもなく、「直交」する軸が空間を安定させ、ゆるぎない「味空間」のキャンバスに、奔放に描かれるイメージの数々……次回はラーメン抜きで、ディナーでも。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

こんにちは。
美味しそうな担々麺…って高いですねw
冷やしの発祥のお店ということで興味津々です。
このメニュー、期間限定なのでしょうか?通常メニュー?
何れにしても…いつか行きますね(^_^;)

どんぐり | 2009年8月22日 15:36