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「アサヒスーパードライ+清酒澤乃井熱燗→ チャーシューメン」@丸幸の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2026/02/17/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/LrOYpXJVVAI

 凍てつく小雨が武蔵境を濡らす建国記念日の正午!駅前の喧騒を逃れ温かな一杯と静かな安寧を求めて老舗の暖簾をくぐる!。建国記念の祝日、暦の上では春が近づいているはずですが、今日の武蔵野は、朝から降り続く小雨がアスファルトを黒く染め、吐き出す息も真っ白になるほどに冷え込んでおります。正午を過ぎても気温は一向に上がる気配を見せず、コートの襟を立てて歩く人々の肩もどこか縮こまって見えます。

 北口の緑豊かな駅舎が雨にしっとりと濡れている様子は、どこか寂しげで、それでいて凛とした美しさを湛えています。この冷えた身体が求めているのは、熱いスープと、そして少しばかりの「心の休息」。そんな想いに導かれるように、私は駅から徒歩二分ほどの場所に佇む「中華そば専門店 丸幸」へと足を向けました 。

 店先に着けば、そこには昭和の香りを色濃く残す、安心感に満ちた佇まいが私を待っています。看板に刻まれた「幸」の文字。それだけで、冷え切った指先にわずかな熱が戻るような気がするから不思議なものです。暖簾をくぐれば、温かな湯気と共に「いらっしゃいませ!」という快活な声が迎えてくれました。アットホームな雰囲気に、まずは凍えた心がふわりと解けていくのを感じるのであります 。




<アサヒスーパードライ> 冷えた身体にあえて注ぐ黄金の刺激!中瓶の心地よい重みと喉を抜けるドライな爽快感!

 席に着くなり、私はまず「アサヒスーパードライ」の中瓶をコール。。冬の雨の日にビールとは、いささか酔狂かと思われるかもしれませんが、これがまた良いのです。

 冷え切ったグラスに、琥珀色の液体を注ぎます。きめ細やかな白い泡が盛り上がる様子を眺めているだけで、喉が期待に鳴ります。一口飲めば、キリリと冷えたドライな苦味が、寒さで眠っていた細胞を一つひとつ目覚めさせていくような感覚。洗練されたクリアな味わいが、口の中をリセットしてくれます 。

 お通しとして供された、醤油がしっかりと染みたメンマをつまみながら、ビールの炭酸を愉しむ 。この「一人の時間」こそが、日常の喧騒を忘れさせてくれる至福のプロローグなのであります。




<清酒澤乃井熱燗> 奥多摩の至宝"澤乃井"を熱燗で!掌から伝わる温もりと喉を通るたびに膨らむ分厚い旨味!

 ビールの次は、本日の真打ちとも言える「清酒 澤乃井」を熱燗でいただきます。東京・奥多摩の豊かな自然に育まれたこの酒は、まさに三多摩の誇り。徳利を手にとれば、熱燗特有の優しい温もりが掌にじんわりと伝わります。

 お猪口に注げば、凛と立ち上がる華やかな香りが鼻腔をくすぐります。一口含めば、熱燗にすることで甘みが程よく抑えられ、キレのよいシャープな辛口が際立ちます 。ずしりと分厚い旨味が舌の上に広がりつつも、後口は潔いほどにスッキリとしている 。

 この酒は、単体で完成されているだけでなく、食中酒としても極めて優秀なのです。特に、醤油の効いた丸幸の味付けには、これ以上ないほどに寄り添います 。冷えた身体の芯から熱が広がり、小雨の寒さなど、もはや遠い世界の出来事のように思えてくる……。嗚呼、日本酒とは、なんと叙情的な飲み物なのでしょうか。




<全体> 醤油清湯に雪の様に白い刻み玉葱が映える!八王子スタイルを感じつつ気品を湛える正統派!

 心地よい酔いが身体を巡り始めた頃、ついにその一杯が運ばれてきました。「チャーシューメン(ロース)」であります 。まず目に飛び込んできたのは、その「麺顔」の素晴らしさ。スープは深みのあるダークな醤油色をしており、表面には適度な香味油の輪が浮かび、店内の灯りを反射して宝石のように輝いています 。その中央には、この店を象徴するトッピングである「刻み玉葱」が美しく盛られ、その上を海苔が静かに横切っています 。

 丼の中でプレゼンスを発揮する豚ロース肉のチャーシュー。その肉厚な佇まいからは、店主の誠実な仕事ぶりが伝わってきます。クラシックな装いの中にも、どこか現代的な洗練を感じさせるそのビジュアルは、まさに「正統派」と呼ぶにふさわしいものであります。




<出汁> 本鰹節の香りが鼻腔を抜け豚煮出しの円やかなコクが優しく包み込む!クラシック醤油清湯!

 それでは、お待ちかねのスープを一口。レンゲを差し込み、まずはそのダークな清湯を啜ります。「……嗚呼、染み渡る」。口に含んだ瞬間に広がるのは、本鰹節から丁寧に引かれたであろう、魚介系の高貴な香りであります [Image 3]。それは決して攻撃的な主張ではなく、どこまでも上品で、それでいて確かな存在感。その香りを追うように、豚をメインとした動物系の、あっさりとしつつも厚みのあるコクが舌の上に広がります 。

 スープの表面に浮かぶ香味油は、醤油のキレと出汁の旨味を繋ぐ、まろやかなコーティングのような役割を果たしています 。醤油の色合いは深いですが、決して塩辛いわけではありません。むしろ醤油特有の香ばしさと、微かな甘みが同居しており、素材の良さを最大限に引き出した「クラシックな醤油清湯」の極みとも言える仕上がりです 。




<麺> 国産蕎麦粉醸し出す香り!中華麺としての力強いコシ!出汁を吸い込み旨味が溢れ出す!

 次に箸を伸ばすのは、この店のこだわりが詰まった自家製麺です。今回は「国産蕎麦粉入り中華麺」を選択いたしました 。一見するとストレート細麺のように見えますが、よく観察すれば、そこに細かな「捩れ」が潜んでいるのが分かります 。この捩れが、ダークな醤油スープをしっかりと掴み、啜り上げた際に口の中へと旨味を運んでくれるのです。

 特筆すべきは、その独特の質感。蕎麦粉入りとは言っても、日本蕎麦のような食感ではなく、あくまで中華麺としてのしなやかなコシと喉越しが主役です 。しかし、噛みしめるたびに鼻を抜けるのは、国産蕎麦粉ならではの力強くも繊細な穀物の香り。これが、魚介出汁の効いたスープと驚くほどに見事に調和するのであります 。




<チャーシュー> 箸を添えれば脂に沿ってホロリと崩れる豚肩ロース!出汁を一身に受け止め口の中で蕩ける!

 さて、いよいよ主役のチャーシューへと進みます。今回はロース肉を選びました 。このチャーシュー、一目見てその品質の高さが分かります。厚みを持たせてカットされた肉は、丁寧な煮出しの工程を経て、旨味が内側に凝縮されています 。いざ、箸で持ち上げようとすると……おお、なんと柔らか!。

 ロース肉特有のしっかりとした赤身の質感がありながら、脂の差しに沿って、自重で崩れてしまいそうなほどに柔らかいのです 。一口含めば、秘伝の醤油ダレが肉の繊維の奥深くまで浸透しており、噛み締めるたびに豚肉本来の甘味とタレの香ばしさが溢れ出します。このチャーシューをアテに、再び「澤乃井」の熱燗を一口。肉の旨味と酒のキレが溶け合う、この瞬間こそが旅のハイライトであります。




<メンマ> 出汁の色を深く纏ったクラシカルな短冊形!見た目の無骨さに反する優しく繊細な味わい!

 丸幸のメンマは、まさに「関東の昔ながらの中華そば」を感じさせる、深い色合いの短冊形です 。一番だしと特性スープでじっくりと炊き上げられたその姿は、一見すると味が濃そうに見えますが、実際には驚くほどにあっさりとしており、出汁のまろやかさが主役です 。

 食感は、箸でつまめばしなり、噛めば「フニャコリ」とした独特の歯応え。この質感が、蕎麦粉入りの麺の啜り心地に対し、絶妙なアクセントを加えているのです。




<その他具材> シャキシャキとした食感が奏でる玉葱微塵!清々しい旋律!醤油のコクと甘味が交差!

 ここで、この一杯に「生命力」を吹き込んでいる、刻み玉葱についても触れなければなりません 。丁寧にみじん切りにされた玉葱は、完璧な下処理によって辛味が抜け、そこにあるのは玉葱特有の清涼感と甘味だけです 。スープの表面を覆う香味油と共に、この玉葱が麺に絡みつき、口の中で「シャキシャキ」という心地よい音を奏でます。醤油のコクが強いスープにおいて、この玉葱の存在は、重奏的な旨味を中和し、最後の一滴まで軽快に食べ進めさせるための羅針盤のような役割を果たしているのであります 。




<味変化> 豆板醤の赤とニンニクの香りが優しきスープを力強い攻めの味わいへと変貌させる!

 いよいよ終盤。ここで、卓上のおろしニンニクと豆板醤の登場です 。まずは、豆板醤を投入すれば、醤油の香ばしさにピリッとした辛味と深みが加わり、後半になっても旨味が加速していきます 。

 続いて、ニンニクを少量。これをスープに溶かすと、動物系の旨味がニンニクの香りと共鳴し、より男性的で力強い味わいへとシフトします。この刺激的な変化を楽しみ尽くすことこそ、一杯のどんぶりと向き合う醍醐味でありましょう。



総じまして・・・「武蔵境の地に根を張り訪れる人々に"幸"を分け与え続ける老舗!変わらぬ伝統と進化し続ける自家製麺が織りなす中華そば!」

 雨に濡れる武蔵境の街角で、これほどまでに心温まる体験ができるとは。丸幸でのひとときは、単なる食事を超えた、一つの叙情的な旅のようなものでした。厳選された本鰹節の香り、豚の深いコク、そして全国でも珍しい蕎麦粉入りの中華麺。これら個性豊かな要素が、店主の確かな技術によって見事なハーモニーを奏でていました。

 二〇二六年、時代は目まぐるしく変わっていきますが、丸幸の暖簾の向こう側には、決して変わることのない「安寧」が今も確かに息づいています。小雨降る寒い日だからこそ、その温もりはより深く、心に刻まれました。この街に丸幸があり、この一杯がある。それだけで、明日からの日々もまた、少しだけ前向きに歩んでいけるような気がいたします。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。


   武蔵野の
    雨を凌いで
     幸を待つ

    熱燗のぼせ
     出汁に酔いれ


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!

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