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「醤油らーめん + 味玉」@カイリの写真 金曜(6日)夜はもの凄い風雨。高架線路の下を、傘を両手で支えて風に向かって歩くと、ほどなく「もとや」の小さな丸看板。雨に濡れながら辺りに入口を探すも見つからず。もう一度看板をよく見ると、「もとや」の文字の下に小さく「手前25m16cm」……あの〜〜、嵐でとりこみ中なんで、勘弁してやって下さい。
 んで、25m前進してようやく到着、なかなか渋い店構え。一本カウンターの上には、ネタケースがあり、カキ、タコ、アジなど、あれこれ並んでおります。ちょっと一杯やりたいところですが、常連さん1名がくつろいでおられるし、私は所詮ラーメン目当て、用を済ませて退散ですな。注文は「醤油らーめん」(600円)に「味玉」(100円)。
 厨房はご主人さんと、(おそらく)奥さんの二人で切り盛り。板前出身のご主人、風貌ちょっと「キム兄」入ってますな……ほとんど無駄口なし。愛想のよい奥さん(?)、店内の落ち着いた雰囲気、これはおじさん、シケこんでしまいそうです。
 丼は5分ほどで到着。丼は底の浅い独特な形状。見事な濃紫色のスープに丸細ストレート麺が沈み、表面には鮮やかに浅葱と白胡麻が散っております。いわゆる「シメ」型定番の顔立ち。スープ表面には細かな油滴が光を映してちらほら。では、スープを一口……引き締まった旨み、けば立ちのない落ち着いた醤油のコク、穏やかですが一本筋の通った美味さです。魚介、鶏の味の出し方、醤油の合わせ方、いわゆるラーメン屋のやり方とは少し違うようです。どこか日本料理のような、強いていえば「お吸い物」に通じる味ですな。塩加減も絶妙。
 麺は敢えてほとんどコシを残さず、しなやかな喉ごし。チャーシューは……これは「煮豚」に近いもの。味付けを抑え、キリッとしたスープに素材の甘さを合わせています。煮玉子も味は抑えめ、ゆで加減よし。メンマが一風変わっており、15cmくらいの長さのものが一本。でも柔らかいので、食べづらくはありません。ネギも二種類使う凝りよう。
 なにがなし、最初に味のイメージがご主人にあり、一筆書きのような調理でドンピシャ合わせてきた感じ、見事です。ただ、その「イメージ」の照準が完全に「シメ用」となっているのが残念。麺の量も抑えてあるため、単体で食事するには、ややもの足りません。
 立ち去る私を笑顔で見送る奥さん(?)、丁寧に挨拶して下さるご主人。背中に強い引力を感じながら、未練たらたら夜道を立ち去る、嵐の夜でした。

(2006/10/21)写真をクローズアップ版に差し替え

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