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怒涛のように仕事が押し寄せた一週間もようやく金曜(18日)、お昼は少しのんびりと、門仲「いっき」へブラリ。 基本的には居酒屋チェーンのこのお店、豊洲店には何度か大勢で押し掛けましたが……いろいろ無理も聞いてくれてお値段もリーズナブル、使い勝手の良いお店です。2年前から東陽町店でラーメンを出すようになり、少し前にオープンした深川店でも、東陽町店とはヒト味違うラーメンを出すとのこと。13時半前に暖簾をくぐると、先客2名と閑散。メニューは「かつを」系、「にぼし」系、「鶏」系というラインナップ、スタンダードは「かつを」系だそうです。醤油と味噌が選べますが、東陽町店( http://ramendb.supleks.jp/score/97439 )との比較もあって「かつを・醤油」(700円)に「味つき玉子」(100円)をつけて。丼は約6分で到着。 では、スープを一口……濃厚な豚骨にカツオ節粉をガツンとぶつけ、醤油でエッジをたてるという、一見よくある構成のようで、なかなかどうして個性的。まず特筆すべきは、カツオ節粉のキメ細かさ。通常こんな細かい粉を使うと、アッという間にエグミ・渋みに味を支配されてしまいますが……なぜか破綻しない。しかも、節粉をただ投入するだけでなく、豚骨と事前に合わせて少し過熱しているのか、ハードなカツオとハードな豚骨を、「力づく」で練り込んでいますが……それでも破綻しない。もちろん、エグミ・渋みはそれなりに出ていますが、濃厚な豚骨と深く混じり合うことで、なんとも「ミルキー」な味の一体感が生まれています。醤油で野太く引いた輪郭線も、もともとカツオと豚骨の「融合度」が高いだけに、スッキリと決まっています。 麺は東陽町店と同様、中太の弱縮れ。ただし、かの店とはゆで加減が違い、少し固めに仕上げてあって好印象。風味・甘みも悪くありませんが……スープの個性に押され気味で、こういう「優等生」的な麺ではなく、もっとヒネクレたヤツをぶつけた方が良いのかも。 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔・ネギに水菜、そして味玉がデフォと追加で一個半。特筆はチャーシューで、バラ肉をトロトロに仕上げた一品、口に溶け出す脂身が、スープの背脂とよく呼応します。味玉も表面はハードな味付けで、ニヒルなスープと相性バッチリ。ただし、ここまで「濃密」な空間を作りながら、なぜ「水菜」かなぁ……ちょっと意図が、ワケワカメ。 ―――東陽町店とは、「全く発想が違う」といってもよいのかも。カツオを旨みの源泉とは考えず、ただエグミと渋みの「塊」だと捉えるとき、初めて見える豚骨・醤油の使い方もあるのかと……例えば、「コーヒー」。アレを人類で初めて飲んだ人には敬服しますが、あんな苦みと渋みの「塊」だって、それなりの「趣き」はあろうというもの。それにミルクを足して、「文明的」で「庶民的」にしたヨーロッパ人のエスプリも大したものですが……ま、そんな「発想の転換」だと捉えれば、それなりに面白く味わえる一品。ラーメン流の「コーヒー牛乳」だと思って、一度お試しあれ。
基本的には居酒屋チェーンのこのお店、豊洲店には何度か大勢で押し掛けましたが……いろいろ無理も聞いてくれてお値段もリーズナブル、使い勝手の良いお店です。2年前から東陽町店でラーメンを出すようになり、少し前にオープンした深川店でも、東陽町店とはヒト味違うラーメンを出すとのこと。13時半前に暖簾をくぐると、先客2名と閑散。メニューは「かつを」系、「にぼし」系、「鶏」系というラインナップ、スタンダードは「かつを」系だそうです。醤油と味噌が選べますが、東陽町店( http://ramendb.supleks.jp/score/97439 )との比較もあって「かつを・醤油」(700円)に「味つき玉子」(100円)をつけて。丼は約6分で到着。
では、スープを一口……濃厚な豚骨にカツオ節粉をガツンとぶつけ、醤油でエッジをたてるという、一見よくある構成のようで、なかなかどうして個性的。まず特筆すべきは、カツオ節粉のキメ細かさ。通常こんな細かい粉を使うと、アッという間にエグミ・渋みに味を支配されてしまいますが……なぜか破綻しない。しかも、節粉をただ投入するだけでなく、豚骨と事前に合わせて少し過熱しているのか、ハードなカツオとハードな豚骨を、「力づく」で練り込んでいますが……それでも破綻しない。もちろん、エグミ・渋みはそれなりに出ていますが、濃厚な豚骨と深く混じり合うことで、なんとも「ミルキー」な味の一体感が生まれています。醤油で野太く引いた輪郭線も、もともとカツオと豚骨の「融合度」が高いだけに、スッキリと決まっています。
麺は東陽町店と同様、中太の弱縮れ。ただし、かの店とはゆで加減が違い、少し固めに仕上げてあって好印象。風味・甘みも悪くありませんが……スープの個性に押され気味で、こういう「優等生」的な麺ではなく、もっとヒネクレたヤツをぶつけた方が良いのかも。
具材は、チャーシュー、メンマ、海苔・ネギに水菜、そして味玉がデフォと追加で一個半。特筆はチャーシューで、バラ肉をトロトロに仕上げた一品、口に溶け出す脂身が、スープの背脂とよく呼応します。味玉も表面はハードな味付けで、ニヒルなスープと相性バッチリ。ただし、ここまで「濃密」な空間を作りながら、なぜ「水菜」かなぁ……ちょっと意図が、ワケワカメ。
―――東陽町店とは、「全く発想が違う」といってもよいのかも。カツオを旨みの源泉とは考えず、ただエグミと渋みの「塊」だと捉えるとき、初めて見える豚骨・醤油の使い方もあるのかと……例えば、「コーヒー」。アレを人類で初めて飲んだ人には敬服しますが、あんな苦みと渋みの「塊」だって、それなりの「趣き」はあろうというもの。それにミルクを足して、「文明的」で「庶民的」にしたヨーロッパ人のエスプリも大したものですが……ま、そんな「発想の転換」だと捉えれば、それなりに面白く味わえる一品。ラーメン流の「コーヒー牛乳」だと思って、一度お試しあれ。