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グッと冷え込み始めた木曜日(9日)、門前仲町の新店「門仲製麺所」へ。 「太陽のトマト麺」など数種の中華系ブランドを持つ、外食資本の系列店。現地に着くと、いかにも「資本系チェーン」の小奇麗な店構え。細いコの字型カウンターの先に厨房を置くレイアウトも、牛丼屋などファーストフード店っぽくて、よく言えば気軽に入れる雰囲気、悪く言えば「コダワリ」が感じられない内装です。 お店のウリはつけ麺系ですが、主力の「門仲つけ麺」は米粉を使ったベジポタとのことで、このスタイルは昨今強豪がひしめいていますので、ちょいと食指が伸びません。ま、今日のところはスープの「ポリシー」が容易にわかる、「門仲ラーメン」(700円)で。丼は約5分で到着。 では、スープを一口……なんとも「ソフト」な豚骨醤油で、最近こういう味を出す新店が目立ちます……流行りなのかしら。能書きでは、豚骨・鶏ガラに香味野菜を炊き込んだというこのスープ、動物系は鶏ガラを強く効かせて優しい味わい。さらに、香味野菜でスマートな「伸び」を与えた上に、塩分で軽くキレをあてがう程度のカエシ量。なんとなく、お年寄りからお子様まで万人受けしそうなスタイルで、「マス」をねらって「量」を稼ぎたい、そんな意図が見え隠れしますな。海苔にのる煮干粉とカツオ粉の量も、「ヤリスギ」感を与えない程度に抑えて、非常に計算されたバランス。 麺は中太で、どちらかと言えばストレートに近いもの。つけ麺とは明らかに太さが異なり、「ラーメン」専用麺のようですが、コイツもなかなか「中性的」。コシ、歯切れ、甘み・風味、どれをとっても「ニュートラル」で、決して悪くありませんが、どれといった特徴もない。具材は、チャーシュー、海苔に、ネギが2種。この肩ロース・チャーシューも、可もなく不可もなく…… ―――ラーメン屋がひしめく昨今、他店にない「特徴・アクセント」を商品に加えることは、差別化要因であると同時に、一定数の客を切り捨てることを意味します。客を切り捨てることなく差別化を図るには、他店を圧倒する「完成度」が要求されるわけですが……平日昼間の門前仲町は、お買い物をされる中高年者が多い街。「完成度」が要求されないとすれば、下手な「特徴・アクセント」を加えないソフトな一品の方が、「量」は出る。そんな、「資本系」的な発想の「マーケティング」が透けて見えるような一杯……近所の「深川谷やんラーメン 本店」あたりをリサーチした結果なのかも。ま、それでも街に愛される一杯なのであれば、「ヨソモノのラヲタ」にトヤカク言われる筋合いではないのでしょう。
「太陽のトマト麺」など数種の中華系ブランドを持つ、外食資本の系列店。現地に着くと、いかにも「資本系チェーン」の小奇麗な店構え。細いコの字型カウンターの先に厨房を置くレイアウトも、牛丼屋などファーストフード店っぽくて、よく言えば気軽に入れる雰囲気、悪く言えば「コダワリ」が感じられない内装です。
お店のウリはつけ麺系ですが、主力の「門仲つけ麺」は米粉を使ったベジポタとのことで、このスタイルは昨今強豪がひしめいていますので、ちょいと食指が伸びません。ま、今日のところはスープの「ポリシー」が容易にわかる、「門仲ラーメン」(700円)で。丼は約5分で到着。
では、スープを一口……なんとも「ソフト」な豚骨醤油で、最近こういう味を出す新店が目立ちます……流行りなのかしら。能書きでは、豚骨・鶏ガラに香味野菜を炊き込んだというこのスープ、動物系は鶏ガラを強く効かせて優しい味わい。さらに、香味野菜でスマートな「伸び」を与えた上に、塩分で軽くキレをあてがう程度のカエシ量。なんとなく、お年寄りからお子様まで万人受けしそうなスタイルで、「マス」をねらって「量」を稼ぎたい、そんな意図が見え隠れしますな。海苔にのる煮干粉とカツオ粉の量も、「ヤリスギ」感を与えない程度に抑えて、非常に計算されたバランス。
麺は中太で、どちらかと言えばストレートに近いもの。つけ麺とは明らかに太さが異なり、「ラーメン」専用麺のようですが、コイツもなかなか「中性的」。コシ、歯切れ、甘み・風味、どれをとっても「ニュートラル」で、決して悪くありませんが、どれといった特徴もない。具材は、チャーシュー、海苔に、ネギが2種。この肩ロース・チャーシューも、可もなく不可もなく……
―――ラーメン屋がひしめく昨今、他店にない「特徴・アクセント」を商品に加えることは、差別化要因であると同時に、一定数の客を切り捨てることを意味します。客を切り捨てることなく差別化を図るには、他店を圧倒する「完成度」が要求されるわけですが……平日昼間の門前仲町は、お買い物をされる中高年者が多い街。「完成度」が要求されないとすれば、下手な「特徴・アクセント」を加えないソフトな一品の方が、「量」は出る。そんな、「資本系」的な発想の「マーケティング」が透けて見えるような一杯……近所の「深川谷やんラーメン 本店」あたりをリサーチした結果なのかも。ま、それでも街に愛される一杯なのであれば、「ヨソモノのラヲタ」にトヤカク言われる筋合いではないのでしょう。