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「正油らあめん」@らぁめん達人の写真 昨日は、某店で異次元の味に遭遇しノックアウト。今日(8日)は本来ラ抜き日ですが、なんとなく悔しく、西葛西で途中下車、「達人」へ。
 暖簾をくぐると、店内は小上がりもあって、和風居酒屋風の落ち着きのあるたたずまい。元ベテラン寿司職人のご主人は、角刈り頭にシブい顔つきで、絵に描いたような職人風。注文は「正油らあめん」(650円)に「瓢亭玉子」(100円)。
 半濁した深い色のスープを口に含みますと……鶏の旨み、甘みがやや前面で、野菜の甘みが全体を包むような、非常に穏やかな味。揚げネギが香ばしさをくわえていますが、塩分、油分も控えめで、味の輪郭線を敢えて出さない「印象派」的な優しいタッチ。最近食べた中では、どことなく「旬麺しろ八」のアプローチに似ています。
 麺は中細ストレートで、柔らかめというか「ソフト」な食感。独特の淡い甘みがあり、例えていえば、柔らかめに炊いたご飯のような、「家庭的」な味。幅広短冊状のメンマも、抑えた味付けながら、噛みしめるといい香りが鼻から抜けて、結構好み。そして、特筆はチャーシュー。キレのあるハッキリした味付け、柔らかくもしっかりした歯応えで、なかなかの一品。大きさも十分です。
 デフォで瓢亭玉子が半分入っていますが、今回敢えて1個追加。それは、和食出身の方の店では味玉の「当たり」が多いからですが……今回も見事「当たり」。繊細な味付けで、素材の美味さが生きており、明らかに並のラーメン店の半熟玉子とは一線を画します。
 イブシ銀の職人が繰り出すのは、意外にも「おフクロの味」的な一品。こういう、ワザと味の輪郭を出さないアプローチは、とかく賛否分かれるものですが……私は「アリ」だと思います。ただし、ちょっとド中年の私には麺の量が多いのですが……
 帰り際、「ごちそうさまでした」と声をかけますと、「どうも」と顔を上げたご主人と目が合いました……なんとも優しい光をたたえた瞳ですな。なんとなく、この店の「おフクロの味」の理由が分かった気がした、おじさんなのでした。

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