なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「塩ワンタンめん(880円)+とろ~り半熟味付玉子(100円)」@心麺の写真やっぱり自家製麺の国栃木ならではのラーメンが食べたい。ここ、心麺の麺は心打つ麺でした。すごいぞ栃木。

栃木に長期出張でやってきてます。もうここで何杯ラーメンをいただいたでしょうか。栃木がこんなラーメン大国とは思っていませんでした。百花繚乱。とりわけ、自家製麺をウリにしているお店が目立ちます。ラーメン店の中に占める自家製麺のお店の含有率って、全国でも相当上位なんじゃあないでしょうか。何も言わずに黙って自家製麺を出す、そんなお店も少なくありません。千葉でそんなお店、何軒あるでしょう。

この日は、自家製麺のうまいラーメン屋に行きたい。と思って、探しまくります。いやあ、ざくざくでてきますね。麺王国の面目躍如です。その中で、びびっときたのが、細麺で自家製麺の心麺です。塩がいいらしい。そんじゃあ、そこにお邪魔しましょうか。ここもですねえ、平出工業団地で4号線から新国道4号線に入りどんどん南下するんですが、なかなか着きません。周りには沢山の大型トラックがびんびん飛していて、ちょっとびびりそうになります。

負けずにこっちもズンどこ走っているうちに、到着しちゃいました。途中までは、周りの車もぜ~んぶ心麺に行くんじゃないかって錯覚していましたが、到着したら自分だけ。当たり前や。お店の前にお行儀よく車が並んでいて、こっちもそれに合わせていつもより丁寧に平行、直角を合わせました。さ、入店。8分がた埋まってますね。上々のお客さんの入りです。テーブル席のほかに相席も苦にならない大テーブルとカウンター席があります。

カウンター席に落ち着き、メニューをチェック。塩のほかに味噌もあって、先客でまだオーダーもしていなかったお客さんは、味噌の声が多かったです。先客の2杯が完成しましたが、2つとも味噌でネギ。ネギが円錐上のタワーになってます。このお店に限らず、この味噌ラーメンが良く出るのも県民性なのではないでしょうか。

そんなこんなですが、オーダーしたのは、

塩ワンタンめん(880円)
とろ~り半熟味付玉子(100円)。

この心麺の店主の麺上げは独特ですね。テボを一度に3つ4つ大なべに入れ、タイマーが時間を告げると一斉に取り出して、全部シンクに置いてしまう。そしてラーメンを作る順番にテボを一つずつ湯切りしていくスタイルです。少しでもやわになるのを避けるために湯からは上げますが、4つ目のテボの湯切りまで1分くらいタイムラグが出ます。最も全部鍋に入ったままよりは、いいでしょうが。つまり、オーダー毎に時間差が出るのをまとめて茹でるとこのようにする必然が生まれるわけです。

さて、行列の番のようです。店主が湯切りしてドンブリに泳がすと、奥様の出番で、ささっと盛り付けをして配膳。ネギ味噌の場合は、ネギの山を作る作業が入りますので、ここは二人でやってましたね。とにかく、時間との勝負です。どんぶりの下には丸形の木のお盆が敷かれてます。

塩は透明に近いクリアスープでした。鶏清湯ですね。メニューには、

“鶏ガラ、もみじ、烏骨鶏の丸鶏など鶏をメインにスープを作っております。さっぱりとしていながら鶏のダシを感じられるスープです。”と、書かれてました。

具はチャーシュー、わんたん、めんま、刻みネギ、揚げたまねぎ。表面には相当量の油が浮いていて、これはチー油か揚げたまねぎの油か。細かくみじん切りされた大量のネギが投入されています。これほど入れてしまうと、味変りませんか?どれどれ、スープをいただいてみます。おお、鶏のスープのなかでは相当上位に入りそうな鶏コクの濃厚さがでている極上品です。鶏の煮出しを弱火で長時間かけて取った感じのスープです。匂い消しも完璧と言っていいでしょう。

ここで言いたいことが、ひとつ。ネギのみじん切りの件です。細かく切って大量にぶちこむ、とスープをすするたびにこのネギが自動的に少しずつクチに中へ入ってくるんです。これがね、とっても具合がいいんですよ。この鶏たっぷりのスープが俄然うまくなるんです、これ、ちょっとした事件でしたよ。初めての経験?10分前のこと、全部忘れてしまう老人性健忘症なんで、以前にもあったかもしれませんが、そこんとこ夜露死苦 by E.矢沢。

揚げタマネギもいい仕事してます。苦味も出さずに甘みだけ。甘みだけではなく、コクもね。淡白な鶏スープにぐんと深みを与えている、お手本ですね。

ワンタンは結構皮が厚めで、ぴろぴろではありますが、食べた気がするタイプ。5,6個入っていたかな。これだけでも、麺量50g以上に匹敵するのではないかな。肉もそこそこ入った充実ワンタンでした。めんま、ぬかりなし。味付け玉子も100円の価値有り。

おっと、食べにいった自家製麺のこと書くのを忘れてました。細麺のストレート、丸断面。うまいなあ、やっぱり。実に、見事にうまい。細い麺にもかかわらず強靭な弾力とコシがあって、アルデンデで上げられた麺が口の中で踊ります。細麺の弱点で、どうしても口の中に入りたい、という麺が沢山集まってしまい、一気にちゅるちゅるちゅるといかずに、途中で噛みきらなければならない事態もおきてしまうんですよ。ちょっとは遠慮してほしんですが。麺の強靭さを出す手法にかん水の量、熟成時間、小麦ではないパウダーの混入などのテクがあります。食べた感じでは、小麦のこの風味の強さから、かん水でもないですし、ナタデココパウダーも考えにくい。熟成なんでしょうね。自家製麺のアドバンスをいかした心麺。麺を食べに来る、その目的は十分果たせました。

スープと麺。どちらも遠征しても食べる価値のあるクオリティだと思います。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

はじめまして。
栃木界隈をうろうろしているスーパーくいしん坊と申します。
ここのところ行列さんの栃木レヴューを楽しく読ませていただいており、
自分が気づかなかった栃木ラーメンのよさをたくさん見つけているので、感心しきりです。
特にこちらの麺への考察は手放しで賞賛したくなる程の素晴らしさ。
栃木にはまだまだ美味しい自家製麺がありますので、
行列さんの栃木滞在中のラーメンライフに幸多からんことを。

スーパーくいしん坊 | 2011年5月15日 08:52

スーパーくいしん坊 さん

ご高名なレビュアーさんから声をかけていただき
光栄です。自家製麺、うまいですねえ。
やっぱり栃木は麺王国ですよ。
もうちょっと居りますので、楽しませていただきます。

行列 | 2011年5月22日 09:55