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「チャーシューメン(780円)」@手打ちラーメン 俵屋の写真クリア度の高いスープと口の中で暴れるぴろびろ手打麺が楽しい栃木市にある俵屋のチャーシューメン。

栃木県のラーメン、うまいです。麺王国です。手打ち麺を店名の冠にしているお店も少なくありません。じゃあ、そういうお店に行ってみっぺ。栃木市にあるこのお店まで、滞在中のホテルからは30kmありました。

お店に着いたのは昼下がりのアイドルタイム。駐車場には1台の車も止まっておりません。おおかたのお店は中休みの時間ですが、ここは通し営業であるので問題ありません。現に茶色ののれんが出てます。お店はシンプルな作りの日本蕎麦屋のような外観で、お店の外観からはおいしさのオーラを感じるようなことはありません。普通の普通です。

のれんをくぐって入店。先客ゼロ。テーブル席が2つなのに対して小上がりに置いてある座卓の数が5つ6つあります。土地の生活スタイルに合わせたお店のデザインに、文化人類学専攻の(ウソです)行列は次回の講座でこの話を学生に向って枕に使おう、と考えてます。奥にもあまり大きくない座敷があって、そちらは小上がりだけ、のように入り口からは見えました。

左手が厨房。小さな長いのれんがかかっています。その上に黒色の札にメニューが書かれていて、

ラーメン550円、ネギラーメン650円、チャーシューメン780円、ネギチャーシューメン880円。

店員さんが客席のほうに出てこないので、のれんの下から厨房に顔をつっこみオーダーを告げます。男性が二人いました。

すみません、チャーシューメンで。

返事もありませんでしたが、ま、土地の文化があるからそういうもんだろうと。これが栃木市の一般的な飲食業のリアクションであると、次回の講座の枕に使おうかな。カミングアウト県民ショーをテレビで見るようになってから、日本の中でいかに文化の違いがあるか分かってきました。実におもしろい by 福山雅治。

テーブル席に座る前にウォータークーラーに立ち寄って。着席していると、店主のような男性が厨房から出てきて、行列のところまで来ます。

あのお、申し訳ないのですが、スープがなくなってしまって・・・・。

が~ん。いやあ、1杯でも半分でも作れませんか。

あと15分か20分待っていただければ出来ると思いますので・・・。

じゃあ待たせてもらいます。その程度なら問題ありません。

このあと次々と後客。後客6,7人にも同じような説明をしてましたけど、帰る客は誰もいません。結局25分後に待望のチャーシューメンが届けられました。ま、普通です。

おおお、こういうふうになってましたか。このお店のラーメンのレビューには目を通しておりませんので、ちょっとサプライズ。やや小ぶりのどんぶりでやって来たチャーシューメンのスープがほとんど透明で醤油色をしていないんです。塩ラーメンのようなスープの醤油ラーメンって、とってもうまそう。手早く写真を撮って早くスープを飲もうぜ。麺の姿もいつものように写すので、麺引き上げの儀式をすると、あれま、佐野ラーメンのようなルックスです。

無事に撮影の仕事が終わって、スープにレンゲを差し込んで、ううう。うまいやん。うまいねえ。熱々の出来たてスープは、豚のエキスが上手に引き出されていて、鶏のうまみとの相乗になっているようです。しょうがのような香味野菜がまるく味を整えているようで、塩分の設定はちょうどいい。このスープは全部飲んじゃうかもしれません。デンジャラス。それでいて、この麺でしょ。以前食べたことがあるような記憶があります。

レビューを書く段になって先行レビューに目を通したら、な~んだ、佐野のおぐら屋の流れを組むお店だったんだ。3,4人のレビューにそう書いてありましたので、間違いないでしょう。もっとも一人が書いて、あとは知ったかぶりの孫引きという可能性もありますが、ここでは信頼できる人が書いていましたので。

思い出すと、言われればおぐら屋のスープ系統でしたが、こっちのほうはずっとうまいなあ。おぐら屋は、もっと塩分が高くて脂が多いと記憶してますが、ま、10分前のことも忘れてしまう老人性健忘症ですから、全然違うと思いますが。

麺は、平べったくてぴろぴろべろべろしている波打ち麺です。佐野の青竹手打ちのようなシェイプです。でも、これうまかった。薄さがいろいろ違うので茹でも硬く茹でていることもあって、麺のかたさがまちまちなんですね。ですから、そいつが口の中に入ると口内でぶつかりあって暴れるんです。こいつが楽しい。こいつがうまさを助長するんです。麺の味もいい。好きやわあ、この麺。

チャーシューはロース肉を使ってます。よくに煮込んでますね。やわっこい。塩分はちょっと高め。醤油味は希薄。うまいです。スライスがうすいのもいい。めんまは、不揃いなタイプですが、こりこりは十分。

ここで佐野ラーメンが食べられるとは思いませんでした。それにしても、情報過多のネット時代。お店のこと知らないで行って、新鮮にラーメンを食べられました。情報がなくていいほうに転んだ事例です。学生にはそう言って説明しようかな。うそですけど。

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

どもです!

同店の存在は行列さんのレポで
知りましたが、かぁ~これやられましたw
ビジュアルといい、レポから察せられる内容といい
ビロビロとした手打ち麺を、チャーシューと併せてがっつきたいですね(^^)

YMK | 2011年5月30日 11:25

どうもです。佐野系の青竹手打ち麺は、その不揃いさと滑らかさからだいぶブレがあります。当たりを引いたときはそれはもう至福です。他の麺ではまず感じられない、【唇が気持ちいい】という感覚実感できましたか?
白河系もそうですが、佐野系はさらに麺を食べるためのスープになってる店が多いです。麺を食べてるときはベストでも、食べ終えると味気ない。そういう仕様なんです。でも私はそういうスタイルもありだと思ってます。

土建屋@まさ | 2011年6月2日 20:17

YMK さん

このスープと麺は、まず近くのお店にはないです。
こうゆうラーメンが普通に食べられる伝統とか
ご当地ラーメンの実力ってすごいですよね。
事前に知っていなかったので、びっくりの
おいしさでした。

行列 | 2011年6月4日 17:03

土建屋@まさ さん

どうもです。
>【唇が気持ちいい】という感覚実感できましたか?

口の中では麺が暴れて楽しかったです。
口の入り口である唇のセンサー、いいこと教えてもらいました。
次回試してみます。

>食べ終えると味気ない

これは、どの麺を食べたときも同じなんです。
一つ楽しみが減った虚無感が残り・・・。

行列 | 2011年6月4日 18:03