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これはすごい。昭和レトロなどという生易しいものではなく、昭和そのもの。扉をあけると、一瞬足を踏み入れるのをためらうほどに、時空間がずれている感じがする。

勇気を出して入ってみる。まず驚くのは席の狭さである。もちろん、狭いラーメン屋など現代でもいくらでも見かける事ができる。ただこの店は狭さの種類が違うというか、今の人間とは体格の違う人間用に作られている感じがするのだ。古い寺社や民家の階段の段の小ささに覚える違和感とよく似ている。

店内設備が古いことに加え、こう言っては失礼だが、店員さんもお客さんも両方ともかなり年季の入った方々ばかりだ。だから本当にタイムスリップしてしまったような気分になるのである。

そんな調子だから、とてもじゃないが私のごとき若輩者では「懐かしい味」などとは言えない。こんな味は私の記憶のどこにも無い。ただ昔はこうだったのだろうと類推するのみだ。相当にダシもタレも薄く、時折洗剤臭く、行く度に味が変わる。おいしいかまずいかと言われれば、まあまあおいしい。明らかにまずいと思う人はそういないと思う。

こんなレビューを書いておいてなんだが、できればそっとしておきたい気がする。行ってもリピーターになる人はごく僅かだろうし、紹介しても意味が無い。ただ「昔ながらの中華そば」を知るには最適のお店なのである。

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