なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
78

「らーめん」@八木屋の写真 私も愛用の食材「あご(トビウオ)干し」使用の一品があるとの情報、これは聞き捨てなりません。金曜(2日)夜は、新小岩駅から平和橋通りを南下して、「八木屋」へ。
 暖簾をくぐると、結構広い店内に先客は5名のみ。一杯飲って出来上がった地元のおじさんが、ご主人夫婦と談笑。楽しそうな笑い声を背に、券売機で「らーめん」(600円)と「味付玉子」(100円)をポチポチッとな。
 作務衣姿のご主人、ちょっと迫力のある面立ちですが、先客2名が席を立つと、「ありがとうございました」と朗らかな大声。気持ちいいですな。カウンターに張ってある能書きに目を奪われ、製造工程は見逃してしまいました。
 差し出された丼は「アサガオ」型、透明度の高い褐色スープに、パラリと背脂が散っております。では、スープを一口……おぉ、鶏ガラ、昆布と、「あご」がシナジーして、強烈な「旨み」。この強さは市川「和風ラーメン シャリ」なみ、塩と「旨み」ですでにコクが出ているという、並の一品には出来ない芸当です。「あご」出汁には、もともとかすかな粘り気がありますが、これが鶏のコラーゲンとコラボして、トロリとした独特の舌触り。鶏の味わいにもキレがあり、いや、なかなかのスープです。
 麺は中細でややウェーブのかかったもの。やや柔らかめのゆで加減ですが、能書き通り「こしのあるなめらかな食感」です。喉ごしも良く、キレのあるスープによく合います。
 一方、肩ロース・チャーシューとメンマは、やや平凡な出来。どういう演出効果を狙ったものか、ちょっとわかりません。味玉も、黄身までほぼ固めたゆで加減で、塩辛めの味付け。スープの塩加減も強めだけに、ややうるさく感じます。
 スープと麺は相当なハイレベル、それだけに、それぞれの具材をどう立ち回らせるか、「配役の曖昧さ」が目立ちます。別にそれぞれ役者は平凡でも、配役の「妙」は出せると思うのですが……この点、実に惜しい。やっぱ「地鶏そば」とか「えびワンタンめん」とか、具材のおもしろそうなメニューにすべきでしたか。ちょっと後悔の、おじさんなのでした。

投稿(更新) | コメント (0) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

まだコメントがありません。