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「ざるラーメン正油(つけめん) 300g+メンマ・乱切りチャーシュ」@自然洞 麺舗の写真意外性と表現されている方もいらっしゃいますが、ちょっと感動すら覚えた店でありました。値段が高くても美味ければよいというのが心情の私。ラーメンの採点で、値段の高さを理由に減点している人を見ると違和感を覚える私ですが、今日は、「こういうラーメンが、やはり基本なんだな」と思いました。
店構え等はほかの方のコメントのとおり。「値段なりに美味ければいいや」、とあまり過大な期待をかけずに訪店。うっすら白い髭の職人風のおじさん、この方が店主さんなら、「当たりの日」だったのでしょう。券売機、本当にデフォで380円だ!300グラムにメンマと乱切りチャーシューをつけても220円。
麺硬めでオーダーしなかったのをちょっと気にしつつ、茹でてる麺をそのままに雑用をこなすご主人を心配そうに眺めている間に茹で上がり、サッと水で〆、手際よくよそってざるラーメン登場。
麺はちょっと細め。麺だけ食ってみると、これが美味い!本当に自然な小麦の甘さというのはこういう味をいうのではないか。麺がやわいと書いた人がいたが、やわいのではない。一見やわそうに見えるその麺は、引っ張るとソフトにしなやかに伸び、切れそうでいてビヨンと持ちこたえる。しかし、しつこすぎる抵抗はせず、気持ちよくプチンと切れる。絶妙の柔らかさ、やわいのではなく、しなやかなのだ。
汁は確かにちょっと醤油辛いが、唐辛子のアクセントがピリッと味を引き締めている。粘度は低いが、豚骨であろう脂分がしっかりダシとして醤油を支えている。この麺と汁の組み合わせは、鬼子母神前の名店「梅もと」に似ている。しかし、「梅もと」のつけ麺は、二口目からどこか安っぽさを感じたのに対して、こちらの方は何とも言えない懐かしさを感じる。
乱切りチャーシューはそのまま常温でもホロホロとしていて、舌の体温で脂が溶ける。熱くない汁に入れても溶けてしまうような独特の脂身である。メンマにも強めの味がついている。どちらも単品でも楽しめる。
ふむふむと、あっと言う間に平らげ、スープ割り。豚骨スープが加わると、懐かしさの正体が徐々に明らかに。割られてパワーアップしたつけ汁は、むかし食べた美味い豚汁かケンチン汁を啜ったときのような、悪く言えばちょっと田舎くさい、えもいわれぬ心地よい風味を醸し出す。本当に何てことをしてくれるんだろう。
たしかに、RDBの上位に出てくるような所謂名店の、手が込み材料費がかかりまくった一品を食べたときの素直な感心と驚きとは違う、けれども、たしかな感動がそこにはありました。うっすら涙さえ出てきたらーめんでした。

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