なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2022年12月9日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区飯田橋

ワンタン麺

2021年9月16日オープンだが、元々は焼肉店「多文」(牛込神楽坂)で出していたラーメンのスピンオフ。
先日発売された「TRYラーメン大賞」(講談社)の新店にぼし部門4位。掲載店の中で23区に限って言えば、数少ない未食店のひとつ。「永福町大勝軒」オマージュと聞けばすぐにでも食べに行っていたであろう私だが、なぜか時間がかかってしまった。1年3カ月も・・・。JR飯田橋駅西口がこんなに変わってしまったことを今更知ることになるとは・・・。

「永福町大勝軒」には30回も行ってないと思うのでファンを公言するには憚られる。しかし、「永福町系」及びインスパイアなら50回はゆうに行ってると思う。要するにその系統が好きなのだ。

店に入ってワンタン麺1000円を注文。(後会計制)
メニュー名(中華麺)、メニューの雰囲気、生卵、銀のトレー、高くて重そうなお冷やグラス。いろんなところに「永福愛」が感じられ、ニヤリとしてしまう。
出てきたラーメンに関しては思ったほど「永福」っぽくはないが、右ならえの新店が少なくない中では好感が持てる。確か、修業経験は無いと聞いているが一生懸命作った感じが出ていて、何よりおいしいのがいい。柔らかくホロッと崩れるチャーシューやメンマには笑みがこぼれる。胡椒をかなり効かせてあり、面白い。
麺はサンコウ食品工業の平打ち縮れ麺(210g、小盛りは50円引き)で個性的。永福とは違うタイプの麺だがこのスープにこういう麺でも合うんだな、とも思う。
にぼし部門で言えば、もっとランクインしそうな店がありそうな気がするが、この店が入ったことにTRY審査員のこの店に対する愛が感じられる。私だったら入れたかな〜。飯田橋に来たらたまに通う店としてとっておくかも。

お店データ

中華麺 多文

中華麺 多文

東京都新宿区神楽坂2-11-2(飯田橋)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。