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2026年2月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区桜上水

【期間限定】特製中華麺(1600円)+生卵(100円)+皮ワンタン(150円)+チャーシューハーフ増し(250円)

2023年1月オープン。高田馬場の「渡なべ」出身でオープン時から話題の人気店。「TRYラーメン大賞2023−2024」新店大賞を受賞し、開店3周年を迎えてなお人気の行列店。開店当初は中華そばとして塩味と醤油味を出していたが、醤油味を封印(終売)。味を一本化。それなのに12月末から醤油味の期間限定メニュー「中華麺」を発売してたりするから面白い。

この限定メニューは当初年末限定として発売し、好評で発売継続していたもの。私が知ったのは1月23日だったので「もう終わりそうだから諦めるか」と思っていた。(私は情報発信が仕事なので終わりそうな限定はあまり食べに行かないことが多い。)しかし、評判がいいようで“おいしかった”という感想も多く、さらに発売が延びたようだ。今日聞くと「2月中旬くらいまで考えいます」とのこと。引き続き好評だともう少し延びるかも?

開店15分前に到着で八番目。カウンター8席なのでファーストロットに滑り込み。2025年3月13日に導入したキャッシュレス券売機で食券購入。(現金使えないので要注意)限定の中華麺を購入予定だが、“特製”や“生卵”がオススメというのは確認済み。それと前回食べた時にチャーシューもおいしかったのと皮ワンタンも食べたいので特製(1600円)+生卵(100円)+皮ワンタン(150円)+チャーシューハーフ増し(250円)とフルMAX購入。券を渡すとスタッフから「生卵は“特製”に入っていますがどうしますか?」と言われ、海苔に変更。「特製」で味玉が増えるのが一般的だが生卵付きだったとは意表を突かれた。そして“特製”なので皮ワンタンも入り、チャーシューも増量で盛り付けがスゴいことになっていた(笑)。
店主から「食べられなかったら残してください」と言われたが(笑)、残すわけがない。むしろ、おいしくて完食完飲だった。

この限定メニュー「中華麺」は副題に~節と煮干の醤油~と付いており、しかも『杉並区の一員として偉大な先輩方から学びつつ作ってます』と「X」でも呟いていた。「中華麺」というネーミングやビジュアルから「永福町大勝軒インスパイア」というのは容易に想像が付く。そして、帰社してこの発売当時の「X」投稿を遡って読んでいると面白いパワーワードが一杯。もっと早く気付けばよかった。
『無化調、でもあとひくあの味。僕の好きなラーメンど真ん中のヤツ。敬意を込めて作らせていただきました。男一本カメリアラード』
『チャーシューは、この限定専用。「ホロっと、でも肉肉しい」肩ロースを3枚乗せてます。チャーシュートッピングでは通常の「釜焼き」「煮豚」色々乗せます』
『生卵に、ラー油やお酢、ブラックペッパーなど入れて食べるのがオススメ』
『" 中華麺 ~節と煮干の醤油"も変わらないために変わり続けるイメージで少しスープに手を加え、再度明日から販売いたします』
『継ぎ足し製法で重ねた"昔ながらと今"の融合』

少しトッピングし過ぎたが、概ね間違いではなかった。それと大いなる“永福愛”とリスペクトが感じられ、ラーメン好きとして嬉しいし、応援したくなる。笑えるのは、1月9日に「永福町大勝軒」三代目店主の草村さんがこの限定ラーメンを食べに来ていること。噂を聞いて自ら食べに来たようだ。感想を聞いてみたい(笑)。

というわけで、こういう限定メニューが好きな人は終売になる前に食べておきましょう!

お店データ

桜上水 船越

桜上水 船越

東京都杉並区下高井戸1-21-10 1階(桜上水)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。