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2020年9月18日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区井荻

特製中華そば

2020年3月10日。2020年上半期(1月〜6月)の都内新店ランキングでラーメンデータベースの得点10位以内に入っていた人気店。全店行ったつもりだったが、行ったことは行ったがコロナの関係の臨休で振られていたんだった。そこで、遅まきながら訪問。店の前がそこそこ交通量のある道路なので外観を撮るのが難儀。道路向こうから遠目に撮るか、車が来ないのを見計らって、道路から撮るか。
いろんな人気店を経験した店主。お祝いの札が店内にたくさん飾ってある。麺が菅野製麺所製なので、いろいろ類推する。(出身者はそこで使っていた製麺所を使う場合が多いから)
店名は「面壁九年」をもじったもので元々の意味は「一つのことに忍耐強く専念すること。長い間わき目もふらずに打ち込んで努力することのたとえ」。中国南北朝時代、達磨大師が中国の嵩山の少林寺に籠もり、九年もの長い間、壁に向かって座禅を組み続け、ついに悟りを開いたという故事から。知らなかったがなかなか良い言葉だ。
主なメニューは中華そば800円、いりこそば800円、味付け和え玉200円(鶏油 or 煮干)、味玉100円、特製250円。注文は特製中華そば1050円にした。遅くなったお詫びも込めて(笑)。
平日の13時半頃、並びは無し。店内、席を空けて座れるほど。
中華そばは大山どりと比内地鶏の丸鶏などがベースで魚介も加わっている。いりこそばは煮干しを主体にした構成。なので私が頼んだ中華そばは鶏がガツンと効いた清湯醤油でおいしい。醤油は岡直三郎商店のにほんいち醤油かな。よくあるタイプではあるが、この鶏の効かせ具合と醤油の旨味は心地よい。迷わず完飲。新店上半期ベスト10だけある。
具は低温調理のピンキーチャーシューがデカいのが二枚、味玉、ワンタン、穂先メンマ、ネギ、三つ葉。ワンタンは生姜軽く効いた肉ワンタンでなかなかおいしかったので次回はワンタントッピングしたい。
麺は菅野製麺所の全粒粉入り中細ストレート。こういうスープに相性のいい麺。
おいしかった〜。今日は並びはなかったが確実に行列店になるでしょう。和え玉の完成度が高いようだ、連食事だったので食べなかったが、食べて置いた方がいい逸品らしい。鶏油と煮干しが選べるらしい。(頼んだものと逆注文も可)

お店データ

中華そば 麺壁九年 本店

中華そば 麺壁九年 本店

東京都杉並区上井草1-24-22(井荻)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。