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2023年8月26日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区赤坂

特製醤油ラーメン

2023年6月29日オープン。近くに「サ飯食堂」と「サウナ屋が作った本気のラーメン サ麺」というのがあって、なかなかややこしい。3軒ともサウナ関係。
歳だし血圧高めなのでサウナはパスなのだが、「サ飯東京」のラーメンが何やら話題に。
元々、関係者から情報はもらっていたのだが、この夏の暑さで昼の動きが鈍っていた。
サウナ利用者はいつでも食べられるのだが、食事のみの人は平日昼のみというハードルがあるのだ。
入口はサウナとは別で脇の階段を降りて地下へ。靴を脱いで食事用のテーブルへ。
主なメニューは、特製醤油ラーメン 1380円、醤油ラーメン 980円、冷やし担々麵 900円。
特製を注文、後会計。
ラーメンは昔懐かしい感じで多くの人が楽しめる仕上がり。事前情報無しで食べるとそのおいしさに驚くと思う。サウナのついでに食べるラーメンではないのだ。元ラーメン店主が本気で創ったラーメンなのである。
駒込のしもふり商店街にあった人気店「麺屋KABOちゃん」(惜しまれながら閉店)の店主が味を構成。本人は不在の日も多いため、「誰もが作れるラーメン」で「誰もがおいしいと思えるラーメン」を目指した。ただ、その中に自分なりの隠し味というか、「わかる人だけがわかる」ポイントを入れた。それが「めとき」(大久保:閉店)風のメンマだったり、「がんこ」(四谷三丁目)でも使っていた「とんびの干物」をスープに使用。ベースのスープの方向性は「がんこ」(現四谷の総本家分家の下品ラーメンのオマージュで一条さんにも確認済みだとか。)と昔の東池袋大勝軒(例えば「麺屋ごとう」)のミックス的なイメージだそう。
こう書くと「がんこ」や「めとき」や「ごとう」をイメージして食べに行くとちょっと違うのであまり意識しないでそんなことを頭の片隅に置いて食べると大変楽しめます。それらの店を知らない人でも“ちょっと昔”風のおいしいラーメンを味わえると思います。
麺は大成食品の中細ストレート(少しウエーブあり)。スープは兵庫県の末廣醤油を使用した無化調醤油味。
特製はチャーシュー2枚と味玉、ワンタン二個。どれもそつなくおいしい。
施設の商品なのでどんどん変わっていくと思うので、この味のラーメンを食べたい方はお早めに。

お店データ

サ飯東京

サ飯東京

東京都港区赤坂3-13-4 B1F(赤坂)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。