なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2023年9月6日の山本剛志の今日の一杯

東京都足立区北綾瀬

「つけそば」(850円)

この店が2008年に開店した当時は、北綾瀬へは綾瀬で3両編成に乗りかえるしかなかった。現在は都心からも一本で行けるようになり、住宅開発も進んでいるが、駅に近いこちらは変わらずに行列を作っていた。久々の訪問なので「つけそば」の食券を購入。たまには「中華そば」を頼んでみたいと思いつつ、この店のつけそばの魅力には抗しきれない。
 ご主人は浅草の「与ろゐ屋」で修業して独立。自家製の太ストレート麺は、浅草開化楼の不死鳥カラス氏が粉を配合したとの事。一見すると「濃厚豚骨魚介つけ麺」王道のスタイルだが、モチっとした外側と力強い内側の両面を持つ、麺の食感は他にない、今でも新鮮に感じるもの。つけ汁は動物系の濃厚さが「どろり」と伝わり、魚介の香りもしっかりと漂ってくるタイプ。麺もつけ汁も存在感が強いので、つけ汁をつける割合を「たっぷり」にしたり、「ちょっと」にしたりと、交互に変えながら食べられる。何なら、途中で麺だけを啜れば、濃い味に慣れた舌を一旦リフレッシュできる。味の濃淡を自分で変えて、そのリズムを楽しめるのも、ラーメンにはないつけ麺の愉しさだと思う。
 つけ汁の上の魚粉を溶けば、つけ汁にざらざらとした触感と魚介の香りがプラスされる。麺の上に乗った、分厚いチャーシューも食べ応え抜群。15年行列が続く人気店は伊達じゃない。
 なお、2023年9月現在夜営業は休止中。毎日Googleで更新しているようなので、訪問前の検索が吉です。

お店データ

中華そば わた井

中華そば わた井

東京都足立区谷中2-9-2(北綾瀬)

このお店の他の一杯

    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。