この店が2008年に開店した当時は、北綾瀬へは綾瀬で3両編成に乗りかえるしかなかった。現在は都心からも一本で行けるようになり、住宅開発も進んでいるが、駅に近いこちらは変わらずに行列を作っていた。久々の訪問なので「つけそば」の食券を購入。たまには「中華そば」を頼んでみたいと思いつつ、この店のつけそばの魅力には抗しきれない。
ご主人は浅草の「与ろゐ屋」で修業して独立。自家製の太ストレート麺は、浅草開化楼の不死鳥カラス氏が粉を配合したとの事。一見すると「濃厚豚骨魚介つけ麺」王道のスタイルだが、モチっとした外側と力強い内側の両面を持つ、麺の食感は他にない、今でも新鮮に感じるもの。つけ汁は動物系の濃厚さが「どろり」と伝わり、魚介の香りもしっかりと漂ってくるタイプ。麺もつけ汁も存在感が強いので、つけ汁をつける割合を「たっぷり」にしたり、「ちょっと」にしたりと、交互に変えながら食べられる。何なら、途中で麺だけを啜れば、濃い味に慣れた舌を一旦リフレッシュできる。味の濃淡を自分で変えて、そのリズムを楽しめるのも、ラーメンにはないつけ麺の愉しさだと思う。
つけ汁の上の魚粉を溶けば、つけ汁にざらざらとした触感と魚介の香りがプラスされる。麺の上に乗った、分厚いチャーシューも食べ応え抜群。15年行列が続く人気店は伊達じゃない。
なお、2023年9月現在夜営業は休止中。毎日Googleで更新しているようなので、訪問前の検索が吉です。
















