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2024年7月9日の大崎裕史の今日の一杯

東京都北区東十条

冷やしオマール海老ラーメン(1200円)

猛暑対策で各店冷やしメニューを考えたり、対策を練っている。そんな中、7月8月の2カ月間「冷やしラーメン専門店」に変更するのがこちら。店名にもあるように『ビスク』を使ったラーメンで行列ができるラーメン店。女将さんは「丿貫」の出身。
前回、30分ほど待ったので、今回は早めを心掛けた。金曜のみ夜営業があるので、暑い日中ではなく、金曜の夜営業を狙った。18時開店で30分前に到着P.P.(ポールポジション)。2番目が17時44分だったので、最初のロットに入るには10分前くらいでも大丈夫そうだった。とは言っても、金曜の夜営業が知られてなかったのかもしれないし、『冷やし専門』になって少なくなったのかもしれないし、あまりにも暑い日が続いて外出する人が少なくなったのかもしれない。
こちらは女将さんがラーメン調理、ご主人が外回りも担当。その接客やホスピタリティが素晴らしい。30分前に店頭に着いたら椅子を用意してくれた。そして「開店前でもお手洗いは使えますので言ってください」と。開店前に並ぶお店で開店時間まで開かないお店もある中、これはありがたい。店前に椅子を用意し、そこから先は歩道の反対側だが日傘も用意。とにかく最近は陽射しが強いので日傘は助かる。私は今年から持ち歩くようにした。昨年、並んでいて熱中症に近い症状になったから。この歳になって初めての日傘である(笑)。
主なメニューは、冷やしオマール海老ラーメン1200円、冷やし牡蠣ラーメン1300円、あさりと青唐の冷やしラーメン1200円。
他に和え玉やトッピング、飲み物あり。
前回は温かいオマール海老ラーメンだったので他のにするか、迷ったが、やはり店名に付けるくらいだから今回も冷やしのオマールを券売機で購入。
キンキンに冷やされたガラスの器に入って、見た目も綺麗。麺も茹でた後、しっかり〆てある。スープはもちろん冷やしたもの。
トッピングは、まず低温調理のチャーシューでスペイン産豚肩ロース。しっとり柔らか仕上げでおいしい。その上に紫玉ねぎのスライスとブロッコリースプラウト。トッピングはどの冷やしラーメンでも共通。
スープのベースも共通で白口鰯と鯵の煮干しを使用。そこに“ビスク”を加えて、冷やしオマール海老ラーメンとなる。冷たいのでゴクゴク飲める。まさに“飲むオマール”。麺は三河屋製麺製でスープに合わせた選択だとか。
卓上の塩ダレは冷やしラーメンに使用しているカエシ。個人的にはそれを加える必要がなく、おいしかった。
冷やし専門になることで少しはお客様も減ってしまうかもしれないがこういう工夫やアイデアは応援したい。

お店データ

La Maison du Ramen ビスク

La Maison du Ramen ビスク

東京都北区東十条4丁目10-6 東十条グリーンコーポ 101(東十条)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。