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2021年5月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区不動前

醤油らぁ麺(2軒目に濃厚みそラーメンとミニドライカレーのセット)

不動前で2軒。

まずは「貝出汁らぁ麺 麺屋おお庭(おおば)」。
2021年4月27日オープン。
元々は2020年9月10日にオープンした「鶏だしラーメン 三六五亭」というお店だった。このお店がユニークで1年間限定で開店し、1年後に閉店(立て直し)するというもの。それで店名が「三六五亭」。それなのに、道半ばでリニュアルって・・・と驚いた。そもそも「三六五亭」が新橋「旧月」(海鮮料理)の姉妹店だったが、今度のお店は「新橋旧月」と「貝出汁らぁ麺 虎武」(虎ノ門)のコラボ店。貝出汁ベースに醤油、塩、味噌、辛味噌、つけ麺がある。他に貝油の和え玉や炊き込み貝めしなどのサイドメニューも。とにかく「貝」をウリにしている。メニューとしては「虎武」に酷似しているが、完全一致では無い。聞くと「麺とスープが虎武中心で、トッピングなどは旧月です」という返事だった。
「虎武」でも醤油を食べているので、こちらでも基本の「醤油」800円を注文。
「虎武」では甘さと貝のパンチがスゴかったが、そんなことはなく、貝が効いているもののほどよいバランスでパンチは弱くなった分、インパクトは無くなったが万人向けに調整された感じでおいしくまとまっている。近いし、他のメニューも食べてみたくなった。この出来のお店が半年で閉店とはもったいない、と思ったら次のお店で展開を聞くことになるとは・・・。

2軒目は「濃厚味噌らーめん ぶるんちょ」。前の店から徒歩1-2分。
元々、一軒目と同じ新橋旧月のグループ店舗の居酒屋だったが、コロナの関係で2021年4月1日に昼営業のラーメン店を出すことになった。「当初は「三六五亭」と味がかぶらないように味噌ラーメン専門にしたが、向こうが全部の味を出すようになったのでうちも他の味を出すことにした。近日中に塩ラーメンを出します。」とのこと。他のお客さんがいなかったこともあり、他にもいろいろ話を聞いた。ちなみにBGMはずっと山下達郎。おそらくiPadから流れている。
「今、あっちの前を通ってきたんですけど新店だからか賑わってましたね」というと「ラーメンフリークとやらがいてその人が書くとみんながわぁ〜っと押し寄せるみたいね。いいのか悪いのか。」一人でそっと苦笑する私。
「濃厚味噌専門店とのことで新潟出身ですか?」と聞いてみると、「なんだかネットでもそんなことが書かれていたみたいだけど、何も関係ないよ。さっきも言ったようにあっちとかぶらないように味噌にしただけ。」
この味噌らーめん、なかなかおいしい。麺は村上朝日製麵の極太縮れで濃厚味噌に合っている。スープは味も濃いめだがしょっぱいわけではなく、背脂がたっぷりでこってり。これなら塩味だとどう変わるのか、また食べに来てみたい。そしてこちらで「おお庭」が移転先を探しており、店舗展開も考えていることを聞きもしないのに答えてくれた(笑)。頼んだのは濃厚みそラーメンとミニドライカレーのセット1050円。このドライカレーはまあまあ。

お店データ

貝出汁らぁ麺 麺屋おお庭

貝出汁らぁ麺 麺屋おお庭

東京都品川区西五反田5-9-6(不動前)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。