昨年からのコロナ禍においてラーメン店の動きはいくつかある。「朝ラーメンへのシフト」「冷凍通販商品」「デリバリー」「テイクアウト」。朝ラーメンへのシフトは店舗の場所によって集客は左右される。また日本の各地に朝ラー文化があるものの、逆に言えばその文化の違いで定着しにくい。通販は10年前から手掛けている「宅麺」がこのところ、力を伸ばし、新興勢力として「凪」が始めた「Ramen Stock」の勢いがある。そして既存商品の「テイクアウト」と「デリバリー」である。その二つに関しては、こと「ラーメン」はハンデがあった。「延びる」というのと「冷める」という大きな問題。壁にもなっている。しかし、これだけ外出自粛や時短問題が長引いてくると「それでも食べたい」という気持ちも沸いてくる。私は昨年は通販ラーメンをたくさん食べたが麺類のテイクアウトやデリバリーはあまり目を向けなかった。やはりその二つの問題があったからだ。しかし、ここのところ、容器の工夫や進化によって保温性が高くなり、麺の研究なども進んで以前よりは食べられるという話を聞くようになった。そこで今年前半から麺類のデリバリーを頻繁に頼んでいる。しかしそのほとんどが若手店主のお店や企業系の多店舗展開をしているところが多かった。ところが、渋谷の老舗の名店「喜楽」がデリバリーをやっていると聞いて頼んでみた。デリバリーと言えば「出前館」「Uber EATS」が知られているが私は国産発の「menu」を使って頼むことが多い。今回も「menu」に「喜楽」があったのでそこから「中華麺」910円と「餃子」650円を注文。餃子はそのまま容器に入って届いたが麺類はスープの入った容器が二重構造になっており、上半分に具材がのっている。スープが冷めにくくなっているのと具材がスープの温度で下から温められている。麺は別容器で焦がしネギがまぶされていた。それをスープに入れ、麺をほぐし、具を乗せて食べる。まぁ、さすがに熱々では食べることができないががっかりするほど冷めてはいない。むしろ「温かい」レベルで食べることができた。お店で食べる印象とは麺の仕上がりが随分違ったがコンビニで食べる店名の付いたチルド麺を食べる感覚並には満足できた。
そして、なんと「また頼んでみよう」と思えたのだから、人間の気持ちというのは面白い。二度目は「もやし麺」1040円「チャーハン」1040円。(前回も今回もそこに配送料がかかる。気候や距離によって変動。200〜500円くらい。)
一度経験しているので、麺類は思った通りの味わいで十分満足できた。ただし、チャーハンはかなり冷めていて残念。また頼むとしたらやはり麺類と餃子かな。半調理で家で麺を茹でて仕上げる、という注文も可能だ。また面倒じゃなければ電子レンジなどを活用すると熱々で食べることもできる。
他店の「つけ麺」や「まぜそば」もそれなりに食べられるので今後のデリバリー業界における麺類の進化に期待したい。

















