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2020年9月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区不動前

中華そば

私の大好きな「八雲」(池尻大橋)出身!と聞いたら行かねばならない。行かずにはおれない。
でも、ここに店を出す前に高円寺で今年2月に間借りで出していたことを知らなかった。私もまだまだリサーチ不足だな、と反省。(6/4閉店)
そして不動前に9月1日にオープン。いよいよ店を持ったのか?と思って1階の路面を探したが見つからず、よくよく住所を見たら「AspenPlaza2階」とちゃんと書いてあり、駅前の集合ビルの2階にあった。なんだか、バーの居抜きみたいでとても新店とは思えないなぁ〜と思ったら、こちらも昼のみの間借り営業のようだ。そのせいもあり、照明が厳しく、暗いラーメンになってしまった(補正はした)。
(あとで知ったのだが吉野家のシェアレストランシステムを活用したものらしい)
主なメニューは、中華そば850円、鶏そば800円。
あれ?「八雲」出身なのにワンタンは?まぁ、お待ちください。10月中旬頃に出すそうです。
エビワンタン麺1050円、肉ワンタン麺950円、ミックスワンタン麺1000円。

基本の「中華そば」を注文。事前の情報がないと、この店主が「八雲」出身だというのはラーメンだけではわからない。ワンタンもメニューにないわけだし。しかし、スープはおいしい。十種類の素材を使ったという無化調スープはまろやかでバランス良く旨味の調整が取れたもの。何がどう、という味ではなく、なんとなくレンゲが止まらず、気が付いたらついつい飲み干してしまうスープ。
正直、麺(三河屋製麺)はバーの環境で中くらいの寸胴で茹でており、本来のデキではない。しかし、今後に期待できるスープのウマさ。そしてチャーシュー。修業店のように焼き豚ではないが、じっくり煮込んだ大きめで厚みもある煮豚。これはいい。メンマもなかなか。早くワンタンも食べてみたい。近いのでまた来て、50円安くなる鶏そばも食べてみようかな。
ところで、○○出身と言っても短期間だと意味がない。そこで滅多にしないことだが、行く前に「八雲」店主に聞いてみた。2年ほどいたようだ。なかなか頑張ったらしい。というよりもお店に行ったら「先ほど、師匠から大崎さんが行くみたいだ、と電話がありました」と。そういう友好関係なら今後に期待できるだろう。師匠も近いし、相談にも乗ってくれるのではなかろうか?

お店データ

麺や ほころび

麺や ほころび

東京都品川区西五反田5-1-20 AspenPlaza2階(不動前)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。