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2022年8月23日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区神田

中華そば

2カ月ほど前から「舎鈴」で新中華そばを開発してどこかで提供している、という情報を入手。試しに「新馬場店」に行ってみたが今までの中華そばだった。「おいしかったら、そのうち話題になるだろう。」と忘れていたが、昨日ネットで新中華そばの情報を入手。そこには驚くべき付加価値も書いてあった。それを見た私はこの日の予定を変更してまで「舎鈴」神田大手町店に向かったのであった。

開いてると思って入店したら「すみませぇ〜ん、あと2−3分、外でお待ちください。」と言われた。ふと顔を見たら六厘舎グループ創業者の三田さんだった(笑)。「あれ?大崎さんじゃないですか!どうしたんですか?!」と聞かれて「いや、新中華そばを食べに来たんですよ」「三田さんこそ、厨房にいることあるんですね?」「最近、週に2-3日はここにいますよ」なんていうやり取りをしているうちに開店。

他の「舎鈴」と営業時間やメニューも変えているので店名も変えればいいのに、と思った。場所は鹿児島県の「天天有」から「孫鈴舎」になったところ。営業時間は11時半から13時半の2時間のみ。土日祝休み。まるで試験的営業のようだ。

メニューは中華そば 690円、味玉中華そば 790円、チャーシューメン 890円のみとシンプル。

私が見た驚くべき付加価値情報の確認のために私が最初に聞いたことは「身入りはやらないんですか?」この反応(返答)でだいたいこの店でやりたいことの意図がわかる。「それはやりません」とキッパリゼロ回答をもらってしまって残念だが、やろうとしていることは間違いないようだ。山形県を中心に今や秋田県や青森県にもあり、12-3店舗展開している「ケンちゃんラーメン」のインスパイア、というと「それは言い過ぎ」ということになるかもしれないが、山形県に何度も足を運んだそうだから参考にしたのは間違いないのだろう。

券売機で食券を買うと好きなところに座る。食券ナンバーで呼ばれたら中華そばを取りに行き、自分の席に運ぶ。食べ終えたら、お盆ごと片付ける半セルフスタイル。確かケンちゃんラーメン西田店がそんなシステムだった。

麺は確かに目指す処にかなり似た感じの極太幅広縮れ麺。他はそんなに寄せてはいないのではないだろうか。でも、この麺を導入すること自体が凄い。何店舗もあるのに。私が調べた感じでは、ここ以外に小岩、東京サンケイビル店、登戸、新所沢、流山おおたかの森、に新中華そばを導入しているようだ。年内には全店これに変更するらしいがスゴいことだ。

おそらくゆっくり導入し、様子を見ながら微調整していくのだろう。しばらくしたら他の店舗で食べてみたい。

お店データ

らぁめん舎鈴  神田大手町店

らぁめん舎鈴 神田大手町店

東京都千代田区内神田2-2-5(神田)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。