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2015年5月17日の今日の一杯

東京都墨田区両国

東京都内でラーメン店が月間で何軒くらいオープンしているかご存知だろうか?
景気不景気にも左右はされるが、年間を通じて平均で月に40~50軒近くがオープンしている。

しかし、同時に同数の店が閉店を余儀なくされている。

つまり、12ヶ月の間で大体600軒ほどが入れ替わる。

東京都内のラーメン店は7000~8000軒近くあるため、10年もすれば6000軒が入れ替わり、理論上では生き残れる店は25%にも満たない。

10年でこれなので、倍の20年も続く店となると、余程の経営手腕とファン作りが不可欠になる。

錦糸町と両国の中間に店を構え、本場の博多とんこつ作りにこだわっている「よかろうもん」も20年選手だ。

ロードサイドの立地で、緑ベタと黄色の文字の看板は色が褪せ、建物自体の内外装の古めしかさも一見して歴史を感じる。
だが、決して不衛生・汚いということではない。

提供しているラーメンの食材は九州産を極力使用し、スープの豚骨も取り寄せている。
部位ごとに寸胴を合計4つ用意し、3日間煮込んで完成させたスープは他の店舗に比べて重厚感も深みも甘味もあり、同じく九州でブレンドした小麦を使用したコシの強い細麺とマッチしている。
「高菜」も九州阿蘇山麓で採れたものを自家製し、「海苔」は佐賀、有明産。「青ねぎ」は大分県の農家より直接仕入れをしている、などとにかく九州産に徹底的にこだわっている。

ラーメン以外のサイドメニューも、九州の居酒屋や屋台で出てくるメニューがある。
どれもビールや焼酎などと一緒にとても合う味付けだ。

今、ラーメン店はスタイリッシュさ、オシャレさを求めてオープンしている店舗も多いが、「よかろうもん」はその真逆を行っている。

「ラーメン屋さん」というより、敢えて敬意を表し、良い意味で「ラーメン屋」と呼ぶのがピッタリくるように思う。

美味しければ潰れない、というわけではない。

雰囲気やメニュー構成、スタッフの人柄や想いなどが全て合致した時に初めてファン・常連が付き、群雄割拠の戦乱の世の中を生き残っているのだろう。

「よかろうもん」は、時代が変わっても変わらない「ラーメン屋」として今後も生き残ってほしい。

お店データ

よかろうもん

東京都墨田区緑3-17-8(両国)

豚骨こってりの博多ラーメン。麺は博多の千代町から直送。