なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2024年5月3日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区虎ノ門ヒルズ

鶏らぁめん(1100円)

虎ノ門ヒルズステーションタワーに2023年10月6日オープン。
恵比寿の超人気焼鳥店「鍈輝(えいき)」の姉妹店。
この5月1日から昼にラーメンを提供開始。
幟も立てて、さしずめラーメン専門店のよう!
元々、ラーメン作りも得意なスタッフがこういうチャンスを狙っていたらしい。
そしてとうとう満を持して発売開始となった「鶏らぁめん」。
いや〜めちゃめちゃおいしい。
しかも、別添えの九条ネギ、炙り鶏チャーシュー(これ最高!)、アオサ海苔、などを順番に加えて行くとどんどん味が変わっていって飽きないし、とても楽しめる。

スープは、鶏と和出汁の清湯淡麗Wスープ。旨味が凝縮されていて、スゴい!ぐいぐい飲んでしまう。
鶏出汁は、伊達鶏、東京軍鶏、奥久慈軍鶏、親鶏の皮、もみじ、鶏ガラの頭などを使用。
和出汁は、枕崎産本枯節、枕崎産鮪節、長崎県産焼きあご、長崎県産片口鰯、北海道産羅臼昆布、淡路島産玉ねぎ、静岡県産セロリ、北海道産人参、など11種類の乾物を使用。
かえしは、あさり、ホンビノス貝、ホタテの貝柱、国産海水塩2種類、白醤油など。

鶏ももチャーシューは、伊達鶏を低温調理し、皮面を炙り、焼鳥のタレをベースに作成したかえしに漬け込み、鶏の旨味を凝縮。これがかなりおいしいので、追加トッピングとして出して欲しい。味玉は、兵庫県産「日本一こだわり卵」を使用。
小さいすり鉢に入っている薬味は、和出汁のガラに七味と山椒を加えて調理したものでSDGsにも貢献。らぁめんの後半に味変用として加えてもいいし、炊き込みご飯にかけてそのまま食べてもおいしいし、さらにスープをかけてもおいしくいただけそう。
麺は、あの「支那そばや」謹製の細ストレート麵。しなやかにスープを纏い、うまく持ち上げ、口の中まで運んでくれる。
もちろん完食完飲。1100円という価格だが、食べ終えてみるとかなり安いと思えた。実際、細かな原価計算をしてないらしいので(笑)、もう少ししたら値上げされてしまいそうなほど、スープにはいろんな材料が使われているのがわかる。

夜は鶏出汁おでんや唐揚げ、焼売を始め、一品料理多数。そして〆にこのラーメンのミニバージョンを提供するらしい。
駅直結で行きやすいのもいいが、問題は、カウンター6席しかないので(共有席は多い)すぐに並びができちゃいそうなこと。
虎ノ門ヒルズのたくさんの住人(通勤者含めて)が、このラーメンを放っておくはずがない。
どんな混雑状況になるのやら。

お店データ

鍈

東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズステーションタワー B2F T-MARKET(虎ノ門ヒルズ)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。