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2018年11月4日の大崎裕史の今日の一杯

赤

2018年9月3日小伝馬町に1号店オープン!というリリース。ということは、今後、何軒もできてくるのだろうか?と思って調べてみると「フランチャイズ展開も視野に50店舗の出店を目標」だそうだ。マニアならこれを読んでスルーするかもしれない。しかし私の立場的にはそんな店こそ行っておかねばならないかも。「鶏白湯ラーメンかえもん」でいいと思うのだが「鷄スープラーメン かえもん」という表現もなんとも面白い。ただ、ここのところの「鶏白湯」はいわゆる量産系が多いので何度か小伝馬町に行くことがあったが、見送っていた。ある日、小伝馬町での会議が長引き、21時過ぎに解放。他に行くにも時間的に遅い。ならば行ってみるか、と。『1000店舗以上を手掛けた"鶏白湯師"によるオリジナルの鶏スープ』というコピーは宣伝になることもあれば、マイナスに働くこともある。私は正直言うと完全に腰が引けていた。だって意訳すると「量産型スープ」ということになる。これが1000ではなく、100だったら「あの関係かな?」と思ったりもするが「1000」ってすごいなー。
メニューは当然鶏白湯ベースで3種類。白・赤・黒と予想される展開だが予想を超えていたのは「赤」が先頭メニューだったことと3種類とも同じ値段で790円だったこと。赤や黒には何かがプラスされてるはずなのに同じ値段と言うことは白には同じ対価になる何が加わっているんだろう?そんな疑問もあったが素直に基本=店推しの「赤」を注文。3種類の内容は『鶏白湯の奥深いコクに柚子胡椒の風味が香る「赤」、ノーマルの「白」、鶏白湯に焦がしマー油が合わさった「黒」』。
スープはややトロッとした感じの鶏スープ。「赤」が辣油などではなく、柚子胡椒を加えているのもユニーク。柚子胡椒好きにははまる味。麺は固さを選べる細麺。具は、2種類の鶏チャーシュー、味玉1/2個、カイワレ、笹切りねぎ、柚子皮。ワンパターンの鶏白湯が増えてきた中で、ちょっと変化を加えていて面白いのとなかなかおいしい。鶏白湯があれだけ増えるなら、その隙間をぬって、これも増えていけるかも。近所にできたら白や黒を食べてみたい。

お店データ

鷄スープラーメン かえもん 小伝馬町店

鷄スープラーメン かえもん 小伝馬町店

東京都中央区日本橋大伝馬町9-4 つつみビル1階(小伝馬町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。