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2022年6月24日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区京橋

朝ラー&冷やしラーメン(塩)[写真]&つけめん&焼売

前回は2021年8月29日の【今日の一杯】で『肉そば+東京ソースチャーハン』を紹介。
今回は2回行って朝ラー&冷やしラーメン(塩)&つけめん&焼売を食べてきた。

【朝ラー】
6月始めに麺を京都の棣鄂製に変え、ゼロから設計し直したという「朝ラー」。まずはそれを。なんとワンコイン500円。醤油と煮干しから選択できるので、醤油にしてみた。出てきたラーメンは見るからに朝向きのシンプルイズベスト。スープを飲んでみると醤油を頼んだが結構煮干しが効いていてビックリ。さっぱりあっさりなラーメンが出てくるのかと思ったらパンチのある味わい。麺は細麺ながらしっかりしたコリコリ麺。チャーシューもおいしいし、全体的にこれが500円とは思えない逸品。
朝ラーは今のところ平日の7時半〜10時。

で、このあと東京ラーメンストリートの朝ラーも食べてみようと思ったのだが、ふと食券を買うときの券売機がフラッシュバックしてきた。ん?他のメニューにもランプが点いていたな。もしかして他のメニューもこの時間、食べられるのか?と思って、再度券売機へ。試しに「冷やしラーメン」を買ってみると買えた(笑)。なんだ、7時半〜10時は朝ラーだけなのかと思ってた。なので冷やしも食べたいがまた別の日の11時以降に来ようと思っていたのであった。

【冷やしラーメン】
冷やしは醤油と塩があり、塩(1020円)を注文。なんとなく500円のラーメンの後に同じ店で1020円の冷やしを食べるのが面白い(笑)。電子マネーだと1000円超えでもワンタッチなので千円札を入れて10円玉を2枚入れて、なんていう作業がなく、「千円の壁」をクリアしている気がする。

朝ラーと同じ麺なのかな?極細麺だが印象はかなり変わる。監修者の七彩店主・阪田さんが勝手に「龍の髭」と命名していたがなかなかいいネーミング。冷やしに氷が入っているとスープが薄まる、と異を唱える人がたまにいるが私はこう思う。冷たいスープだと麺との絡み(麺へのスープの吸い付き)が弱く、味濃いめにしないと麺を啜ったときに味が薄くなってしまう。そこで濃いめにする必要があるのだが、そうするとスープを飲むときにしょっぱい。そこで氷を入れることでスープを冷やす効果と味を薄めて飲めるようにする効果のダブルの役割を担っているのだ。
あとはもうひとつの問題。冷やしラーメンにしたときのチャーシュー。鶏チャーシューと豚も工夫して実においしくいただけた。ネギも白髪ネギと青ネギ細切りで冷やしにしてもおいしい処理。油は控えめ。もはや「おいしい冷やしラーメンの見本」のような作品、王道の一杯。

【つけめん】
つけめん(970円)の麺は、麺屋棣鄂製のウイング麺。ウイング麺とは、麺の断面がT型になっており、茹でるとT型がねじれてスープによく絡む。食感も面白い。これは傑作麺である。つけ汁も独特でおいしかった。

【焼売】
焼売はデカくて一口では食べられないほど。65gあるらしい。2個で340円は安い。
ハンバーグを食べたときのように、スゴくお腹にたまる。

お店データ

七彩飯店

七彩飯店

東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街2番通り(京橋)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。