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2024年6月7日の大崎裕史の今日の一杯

東京都大田区大森

柚子煮干塩(1000円)

2024年4月27日、リニュアルオープン。
元「丿貫横浜そごう店」店長が「麺やでこ」(新丸子)に入社。「麺やでこ」の2号店である「中華そば 結。」の店長として味作りを担当。「麺やでこ」と「丿貫」、両方の良さを取り入れつつ、どちらとも異なるラーメンを提供。屋号も「煮干中華そば 結。」に変更。
最近、「丿貫出身者」の頑張りが目立つので(下記参照)、気になり、訪問。(訪問したのは5月中旬)

「麺や でこ」は、2007年5月「麺喰酒場 月音」として西小山にオープン。
2014年5月26日新丸子に「麺や でこ」として移転リニューアル。
2017年11月15日、煮干そば専門店へリニューアル。
2020年10月17日、大森に2号店生姜ラーメン専門「中華そば 結。」オープン。
2022年4月27日、3号店味噌ラーメン専門「九段下 中路」オープン。
そしてこの度、2号店が煮干へリニューアル。
平日の11時20分着、カウンターに空きがあり、着席。時折、待ちができるが回転が速く、行列ができるほどではなかった。
主なメニューは、純煮干950円、柚子煮干塩1000円、背黒煮干ブラック1000円、生姜和え玉300円、浅利バター和え玉400円、他。「純煮干」は四種の煮干を使った煮干100%のラーメン。「背黒ブラック」は背黒をメインに使用、「柚子煮干塩(煮干しと貝三種の淡麗柚塩)」は、目の前で柚子を削るパフォーマンス有。
丿貫出身だし、店頭にもでっかく『純煮干』と出てるので、純煮干を食べるのが順当だと頭の中ではわかってたし、それ以外のモノを食べても未食扱いであろうとは思いながらも、柚子煮干塩を購入。この日はなぜか、どうしてもこっちを食べたかったようだ。
厨房に男性一人、女性一人、ホールに女性一人。厨房の二人のコンビネーションが抜群。オープンしてまだ20日目くらいだったが流れるような所作に感心してしまった。丿貫出身者のお店は和え玉があるので、回転が良くないことも多いが、ここも和え玉があるのに、回転も良く、どんどん食べ終えていった。(もちろん和え玉を頼む人も多かった。)素晴らしい。
麺を櫛で揃えるのが面白い。
そして柚子煮干塩が登場。外観を撮ったのが20分、ほぼ満席なのに出てきたのが29分だから、かなり早い。スープは清湯煮干塩味、麺は細ストレート。パッツン系ではなかったがこのスープにはこんな麺が合う。具は、スライサーでカットした大きいチャーシュー、アサリ2個、葱、柚子、海苔。
煮干スープにホタテ、しじみ、アサリの三種で作るスープを合わせた『煮干×貝』の旨味、柚子の酸味、香りが効果的。煮干しと貝の両方が効いていてたまらなく好み。いや〜これはおいしい。初訪だったがこれを選んで良かった、と思うくらい。煮干し(ブラックも煮干しとして)と柚子塩の二刀流だと幅広い層を捕まえそう。とても好印象だった。並びができないうちに純煮干を食べに来なければ。

■丿貫出身
La Maison du Ramen ビスク@東十条
カニトン@東神奈川
「布施丿貫」→魚々麺 園@東大阪市
利休@本郷三丁目
NIBOSHIMANIA@蒲田
にぼし香@水天宮前
煮干らーめん 紫乱@上大岡
魚焚@横須賀中央
■丿貫に教えてもらった
さんじ@上野/稲荷町

お店データ

煮干中華そば 結。

煮干中華そば 結。

東京都大田区大森北1-26-5(大森)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。