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2019年10月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区牛込柳町

中華そば小

2014年10月10日オープン。まもなく5周年。山形出身の店主が作る中華そば。事前にこねて寝かせておいた麺生地を注文のたびに青竹打ちし、さらに手揉みを加えてから茹でるという手間の掛け方。多少待つことになるが、その麺のおいしさは他ではなかなか味わえない。97.41点というハイスコア。激戦区の新宿区では「金色不如帰」「がんこ」「ちとせ」に次いで4位。この日は二人待ちで入店すると厨房に背中を向ける方のカウンターで少々残念。もう5年、まだ5年、ではあるが、いい感じでひなびた雰囲気が出ており、地方の老舗店に来たような感覚になる。
券売機でまずは中華そばの麺の量を選択、小140g:790円、並180g:850円、大280g:950円。そして別途トッピングがある。中華そば小を注文。開店時にも来ているが、並で得のせにしてバランスが悪く、そのあと中華そば小をおかわりした(笑)。醤油の後、塩をおかわり、というパターンはよくあるが、同じ味でおかわりは極めて珍しい。
麺は前に食べた印象よりも細めではあったが平打ち縮れでやや固めの茹で上がり。スープは清湯醤油で動物系+魚介系でダシが良く効いている。一見普通だが実によくできた「普通」のラーメンでとてもおいしい。具のチャーシュー・メンマ・海苔、共に秀逸で素晴らしい。オープン当初のレビューでは「普通」という感想が多かったのだが、こういうラーメンが評価されて嬉しい。究極の「普通」といってよい。

お店データ

中華そば 葉山

中華そば 葉山

東京都新宿区市谷薬王寺町1(牛込柳町)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。