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2016年7月3日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区桜上水

味噌ラーメン

「京水」という新店をチェックした帰りに空いていたので十数年ぶりに入ってみた。昔から食べ歩きをしている人にはお馴染み。最近の人は食べてないかも?
「名代玉子入手打そば」と看板に書かれているこの麺に特徴があり、「二郎並にワシワシゴワゴワ麺」などとも言われる極太ちぢれ麺。これは自家製なのか製麺所製なのか。二郎とは随分違った麺ではあるが、その太さ、縮れ、インパクトは相当なもの。
以前はラーメンを食べているので今回は味噌ラーメン。たっぷりのスープにたっぷりの麺。推定250gはある。やや平打ちの極太縮れ麺がとにかく印象に残る。
スープは油が多く、表面はほぼ油。その下のスープは軽め。さっぱり、とまでは言わないが味噌の割りには軽やか。一瞬、醤油ラーメンか?という疑問がちょっとだけ沸いてくる。でも味は味噌。具はもやし、玉ネギ、ニラ、挽肉と普通。とろみはない。もうちょっと麺以外のインパクトがあると麺とスープのバトルがあって面白そう。地味な中華料理店ながら、そこそこ流行っている。
ただし、しばらく臨休が続いたり(私もこの何年間で2−3度振られている)、夜営業をしてなかったみたいなので大将が病気でもしていたのかもしれない。
この大将、物凄い低音の魅力のある声をしており、普通に会話してる分には「声が低い」程度にしか思わないが「いらっしゃいませ〜」とか「ありがとございました〜」と言う時の低音はかなり魅了される。声の仕事、または歌の仕事でもしていたのだろうか?と思うほど。
たまには昔からある店にフラッと入ってみるのも楽しい。

お店データ

進京亭

進京亭

東京都杉並区下高井戸1-22-7(桜上水)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。