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2025年1月23日の大崎裕史の今日の一杯

福岡県福岡市博多区福岡空港

糸島ラーメン(1900円)

2024年12月6日、福岡空港のラーメン集合施設「ラーメン滑走路」にオープン。「一風堂追っかけ」をやってるわけではないが、「一風堂」は結構な店舗数を食べている。限定が出れば食べるし、○○店限定なんていうと食べに行きたくなる。全国展開なので行ける店舗は決まっているが、地方の店舗も相当数行っている。
今回は、何故か「大名本店別館」という名称。「福岡空港店」ではないところが奥ゆかしい。理由としてはこのようになっている。『一風堂が創業40年目を迎え世界15カ国・地域に展開する中でも「地元・福岡へ感謝の気持ちを還元したい」「もう一度創業時の気持ち、原点に返ろう」という想いを込めて名付けました。』とのこと。
というわけで、単なる新店舗ができたわけではない。いろんな思いの含まれた新店である。こんな解説もある。
『当店では「原点回帰と革新」をコンセプトとして、創業時の味わいを守りつつ、新たなラーメン文化の魅力を発信します。一風堂創業当初の製法を再現した店舗限定のとんこつラーメン「本店白丸」「本店赤丸」で「原点回帰」を、九州・博多らしさを組み込んだ新作メニューや一風堂らしいシーズナルラーメンなどで「革新」を体現します。店舗限定の常設メニューとしては、福岡・糸島産の食材をふんだんに使用したラーメン「ITOSHIMA」、明太子や辛子高菜など博多らしい具材を詰め込んだ「博多まつり重」、おやつ感覚でも気軽に楽しめるミニラーメンをご用意。また、期間限定メニューとして、一風堂名物のルイボス茶を使用した「ルイボスとんこつ」も登場します。』
地元にいたら、一通り食べてみたくなるメニューばかり。まず今回食べたのは「糸島ラーメン」。値段とビジュアルを見た感じでは「全部乗せ」みたいな感じだが違う。
福岡県糸島市の食材をふんだんにトッピングした、新登場のとんこつラーメン。スープと麺は「本店白丸」と同じものを使用。トッピングの主役は、糸島産の豚肉を使った3種類のチャーシュー。糸島の「北伊醤油」や味噌で煮込んだ厚切りバラチャーシューを1枚、ほうじ茶でマリネしてローストしたバラチャーシュー2枚、焼いて漬け込んだ肩ロース2枚、合わせて5枚のチャーシューを豪快に盛り付け。玉子もメンマもネギもワンタンの餡も、すべて糸島産。中でも店仕込みの煮玉子は、糸島「またいちの塩」で漬け込む特製の煮玉子。メンマの味付けも「北伊醤油」濃口で。細部まで糸島の魅力を詰め込んだ極上の一杯。こういう情報を知って食べないともったいない。一つ一つの具材に想いが込められている。何も知らずに食べてしまうと「豪勢な白丸」で終わってしまうかもしれない。ぜひ、知った上で食べていただきたい。
このあと、「博多だるま本店」「博多らーめん 日助 渡辺通本店」(移転閉店)「魚雷 天神店」「博多太陽一杯!!」「博多中華そば 幸ノ助」「麺屋たいそん」「炉端屋台正」(やってない)と8軒回って計6杯が初日の食べ歩き。もちろん、食べ歩きに来たわけではないので、仕事も数件こなしている。最後の屋台がやってなかったのが痛い。胃袋と気持ちが収まらなかったので周辺を歩いてみたが、多くの屋台は満席。そうでない屋台は一人二人。無情報でそういう所に入るのは恐いので結局、飛込屋台は諦めた。明日こそは7杯食べられるように頑張る。

お店データ

一風堂 大名本店別館

一風堂 大名本店別館

福岡県福岡市博多区下臼井778-1 福岡空港 国内線ターミナル 3F(福岡空港)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。