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2019年9月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区月島

月島ロック+牛すじカレーセット

2009年オープンだから今年で10年を迎えた。
ここは豚100%の豚清湯。10年前はそんな言葉がなかったのでそこにフォーカスが行かず、「生姜が効いたラーメン」ということで話題になった。また、「ロックンロールワン」の店主がプロデュースしたことでも注目された。

先日、「青島食堂」に行って「生姜醤油ラーメン」を久しぶりに食べて「おいしいな〜」と思いながら昔、秋葉原にあった「いすず」を思い出していた。「いすず」は目黒以外でリピートしたラーメン店の上位に入るほど、中毒的に食べた。

懐かしさもあり「いすず」の記事を読みたくて検索してみた。すると「いすずへのオマージュ」というキーワードが目に入った。「月島ロック」の店主の言葉である。そ、そうだったのか!

すぐに食べに行く予定を入れた。
開店当初、何度か訪れてから来ていない。10年ぶりだ。
ラーメンの値段は千円になっていた。しかしランチセットにすると1100円でご飯物と飲み物が付く。私は牛すじカレーと烏龍茶にした。これで1100円なら逆に安いと思ってしまうのだから、人の気持ちは面白い。

久しぶりのご対麺となる「無化調、豚清湯、生姜」のラーメンは実においしい。今年、この味でデビューしてもかなり話題になりそうな程、「今風」である。時代の先を走っていたのだなと思う。「いすず」とは違うが「オマージュ」は十分感じられる。「いすず」のこと、「ロックンロールワン」のこと、10年前のこと、いろんなことを思い出しながら、おいしく完食完飲。ラーメンはいろんな記憶を思い出させる食べ物だ。なんだか少しセンチになった。

お店データ

月島ロック

月島ロック

東京都中央区佃2-16-7(月島)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。