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2021年10月26日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区虎ノ門ヒルズ

特製中華そば

2021年10月14日にオープンしていたが、ラーメンデータベースにもグルメサイトにも載っていなくて、昨日、友達のSNS投稿(その人は飛び込みで入った)で初めて知った。虎ノ門ヒルズのすぐ近く、つまり都内のど真ん中なのに10日間もサイトに登録されない、なんてこともあるんだなぁ〜と感心していた。そして、そのわずかな情報(ネットにもあまり出て来なかった)で「これはいけるお店だ」と確信し、予定を変更して即日訪問。

11時54分着、私でちょうど満席。最後の1席に座ると隣から視線を感じ、そちらを向くと、あらま〜ラーメン仲間&グルメ仲間のぼぶさん(ブログ:ぼぶのラーメン紀行)ではないですか!

外観も趣があるし、店内も落ち着きがあり、割烹のようなお鮨のようなカウンターのみ。男性3人(中二人、ホール一人)体制。中の二人は、和の白衣と洋のコックコート。どこかの会社運営かな。個人店では無さそう。

今のところ、中華そばとつけ麺の二本立て。自家製麺で無化調、昼のみ営業。(そのうち夜もやりそうな雰囲気)

麺は北海道産「春よ恋」、九州産「宝いずみ」など全国の厳選小麦4〜5種類を日々配合。毎朝店内で仕込み、打ち立てで提供。中華そばは手もみの中太縮れ麺(ちょっと白河風で私の大好きなタイプ)。つけ麺はストレートの細麺(つけ麺の方が細いのは珍しい)。

スープは鶏ベースに昆布、節、いりこ、平子干しなどから取った清湯醤油。醤油は小豆島「丸島醤油」、愛知県「傳右衛門」など計6種類をブレンド。豚は「みやじ豚」(藤沢)「まるみ豚」(宮崎)、玉子は「恵壽卵」(相模原)。

「綾川」(恵比寿)の会社が新ブランドを始めたのか?と食べ終えて、客席に余裕ができたときに聞いてみると「オーナーは別にいるけどラーメンは(会社としては)初めて」。作り手は二人居て、麺あげしている人はイタリアン出身。盛り付けしている人は和食出身。

特製中華そば1100円を頼んだが、ワンタンを忘れられ、しばらく目の前でお預け。先に食べるという選択肢もあったが、写真を使うこともあるだろうとしばらく待った。結構こういう経験がある不幸な星の下に生まれた私(笑)。

でも、ラーメンはおいしかったなぁ〜。手もみ麺は個性的だがスープは王道。大きな特徴を際立たせることなく、バランス良くまとめた優等生タイプ。虎ノ門ヒルズから「勝本」が撤退したのでそこに行ってた人はこちらで代替できそう。(タイプは違うけど、うまい、という点での代替)

とはいうものの、これ、どう考えても行列店になりそう。私も早めにつけ麺を食べに行かなきゃ。

なお店名はスピッツ好きかと思ったら、なんと「人間風車」の異名を持つ、プロレスラー、ビル・ロビンソンから取ったとか。メニュー表やショップカードに風車があるのはそういうことだったのか。まさかの展開。余談だが1975年の試合「猪木×ビル・ロビンソン」は個人的ベストバウト3に入る。

お店データ

自家製麺 ロビンソン

自家製麺 ロビンソン

東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル1階(虎ノ門ヒルズ)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。