なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「特製醤油らあめん」@Homemade Ramen 麦苗の写真2016年、ここ品川区・大田区に誕生した、全国屈指の超新星。
…星というか、麦畑…?とでも言うべきでしょうか。

大森駅周辺商圏から外れたところに現れた『Homemade Ramen 麦苗』、名前の素朴さに似つかわしくないような大活躍ぶりは、皆様のレビューやランキングでいつも目にしておりました。

8月29日10:35到着、シャッター先頭。
11:30オープン時点で、25人待ち。
涼しくなってきたとはいえまだ8月の暑さと崩れやすい天候の予報がある悪条件の中、人気ぶりを測るには十分の行列形成力。

レギュラーメニュー筆頭であろう表題商品を注文。
3杯ずつの提供とのことで、じっくりお水を頂きながら待つ。
…あ、お水、美味しいです(笑)

そして程なくして提供された一杯は、店内のイメージそのままに、荒々しさではなく柔らかさを体現した、温かなホームメイドそのもの。

スープを頂くと、醤油・鶏、それぞれの厚みのあるコクが脳神経に届かん勢いでグッと迫ってきます。
厚みのある、では言葉が足りません。
見た目にそぐわぬ味の分厚さ、が妥当な表現かと思われます。

店内奥に設置されている製麺機で打たれたであろう麺は、麦苗の名そのままに、中細麺ながら麦の風味が軽やかに薫ります。
少し柔らかめで、絡みというよりは、スープへの馴染みが良好。
綺麗に整えられた麺は、楽しい啜り心地。

画像の通り、丁寧さが窺えるトッピングは、味も確か。
2種の焼豚は食感の違いを楽しめます。
ワンタンは大ぶりでエビの歯ごたえが顔を出します。
事前の情報を確認した限り、海産物である海苔に期待しておりましたが、やはりこれも素晴らしい風味です。
味玉、ネギ、メンマ、ほうれん草なども、この一杯を邪魔しない、調和に役立つものです。

この一杯、言葉で表すなら『丸』
どのアングルからでも、尖らず、優しく、柔らかく。
濃厚でインパクトとパンチがあるものが愛されがちな昨今、そこに投げ込まれた日本人が古来より愛してやまないオーソドックスに工夫や遊び心が+αされた、底力ある一杯。

さらに好感が持てたポイントは、店作りの視点の良さ。
2人のスタッフさんそれぞれのアイデアが綺麗に散りばめられているように思いました。
行列のお客様への麦茶、日傘、うちわの用意。
店内のディスプレイ、雰囲気、サニタリー。
ジェンダーの話をする気はあまりないですが、こういった煩すぎないホスピタリティは女性目線の部分が大きいかと、普段の自分の仕事の経験上で、そのように感じました。
そこも『丸』の演出に、一役買っているように思います。

個人的に、大森という場所は昔から馴染み深く、そこそこのビジネス街でありながらも、品川、大井町などの近隣の乗降駅に比べて、大多数の人口の出入りはそこまでありません。
そして、飲食店の長期継続に、存外の力量が問われるような場所、のように日頃体感しております。

ホームメイドのラーメンとハンドメイドのレイアウトで、すくすく育つ苗を根付かせ、大きな一本の樹に成るか、そして大森の名のように、麦畑をいっそ飛び越えて、麦の森を創れるか…興味深く見守りつつ、折を見てまた伺いたいと思います。

投稿(更新) | コメント (0) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

まだコメントがありません。