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12:35頃訪問。店外待ち6名に接続。10分位待って入店し、さらに数分待って着席出来た。店内は小ぢんまりとしており、短いL字型カウンターのみが設けられている。新店にしては特に小奇麗という事も無く、若干の窮屈さを覚える空間。男性2名による切り盛りで、丁寧な接客は非常に感じの良いものだ。
 
本メニューを選択。暫く待って、ラーメンが配膳された。和え玉は、自分でタイミングを決めて頼む事になる。
 
スープは、若干緑色がかりつつ茶濁。粘度は非常に高く、量は少なめ。
飲んでみると、極めて濃厚な煮干の風味旨みが口中にスパーク。強い苦みが感じられる程だが、他に余計な雑味は感じられず、丁寧な仕事ぶりが容易に窺える。この系統、個人的に苦手という事は無いのだが、食べ進めるうちに一本調子に感じられて来てしまうというのが正直なところ。まあ、今風の方向性だとは思うが。
ベースとなっているのは鶏白湯のようだ。これまた実に濃厚な出汁感で、余計なクセや重さは抑えられながらも、上質のまろやかさ、コクが力強く打ち出されており、文句無しの作り込み具合。
カエシの立ち方は、出汁感に比して大人しい気がする。鶏のまろやかさに押されている印象で、個人的には、もう少しキレが欲しい気がする。まあ、出汁感を極力活かすべくの組み立てなのだろうが。
全体として非常に上質感の強いスープなのだが、最後はちょっとヒキが弱まってしまったのが残念だ。
 
麺は、お手本的な低加水率のストレート中細麺。
食べてみると、茹で加減は丁度良く、適度なコシと歯応えを有している。密度感を伴うシコシコ食感が心地良く、咀嚼を存分に楽しめる。小麦の風味旨みも感じられる紛れも無い上質の麺だ。スープとの相性も申し分無し。
量は普通位。試しに頼んでみた和え玉と合わせると、自分には十分以上の満腹度。
 
具として、チャーシューは低温調理によるものが2枚。トロけるように柔らかく驚かされた。抑えめの味付けが奏功し、肉の濃厚な旨み甘みを存分に堪能出来る。極上の一言に尽きる逸品だ。
何故か乗っていた味玉は、黄味トロリの茹で加減。素材の良さを活かすべくの控えめな味付けで非常に美味。
穂先メンマは2本。特有の軽い食感を楽しめる。上品な薄めの味付けで、非常に良い箸休め。
中央には、白髪葱、長いカットの青葱2本、少なめの刻み玉葱が盛られているが、いずれも、風味と食感の両面に於いて、非常に良い役割を果たしてくれている。
他に、ナルトが1つ。
 
なお、和え玉は、大きめのお椀に盛られて供される。
椀の底には少量のタレが存在し、麺の上には、若干の燻香を伴うプリプリの刻みチャーシュー、白髪葱が乗り、煮干粉がかけられている。最初に混ぜる事を推奨されたのでその通りにして食べ始めた。
当然ながら、麺はラーメンのものよりも強いコシと歯応えが感じられ、一層の小麦感を楽しむ事が出来る。
タレは、アブラ分のコクとコッテリ感が良い感じに打ち出されているのだが、ラーメンとは対照的に塩気がちょっと強過ぎる気も。そこで、カウンター上の酢をかけて食べると、大分食べ易くなってくれた。
成程。これはこれで、単品メニューとしても成り立つ旨さ。最後は、ラーメンスープに投入して完食した。
 
さて、ラーメンの話に戻ると、全体にわたって丹念に作り上げられている事が存分に伝わって来るし、極めて現代的な味わいの一杯だとは思うのだが、個人的には、さほどの中毒性は感じられないのが意外だった。再訪の機会があれば、「濃厚」で無い方のメニューも食べてみたいものだ。

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