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「香彩鷄だし味玉醤油らーめん ¥890」@麺屋 翔 西新宿本店の写真平日 晴天 20:00 待ちなし 先客12名 後客10名

西新宿での予定を済ませそそくさと一人で小滝橋通りに向かう。元祖ラーメン激戦区に拍車がかかっているようでこの地域のラーメン店の行列密度は都内屈指ではなかろうか。十数年ぶりに第三次ラーメンブームの立役者の店を訪ねてみようかとも思ったが外国人観光客の長蛇の列に断念せざるを得ない。その先の大行列の店は若者の聖地のようで中年層には近寄りづらい。さらにその先には二郎系の行列もあったが私には食べられそうもない。路頭に迷いRDBに助けを求めると評価の高いこちらがヒットした。
軒並みの有名店よりは駅からも遠く立地の上では各店には劣るがそれでも人気があるのは何らかの理由があってのことだろうと訪問を決意する。

小滝橋通りを外れ路地を進むと行列こそないがひときわ賑わう店がある。飲んだ帰りのサラリーマンから若者たちの勢いに気後れしそうだがこの界隈ではリスクヘッジを持ち合わせておらず身を委ねてみる。

券売機には多種多様なメニューが並び更に気後れする。塩系がオススメのようだが醤油系のタイトルを発券しカウンターに座る。厨房サイドのカウンターの後ろにも壁沿いにカウンターがありかなりの収容人員だ。それを夜ながら五人体制で回しており繁盛店なのがわかる。

店内を見渡すと特に印象的なのがスープ炊き用の特大の寸胴鍋だ。それも複数ありスープの種類の多さならではの数だ。いずれの寸胴鍋もキレイに磨かれていて気持ちが良い。最大の寸胴鍋からは生の鷄ガラがはみ出しているがこんな夜からスープの仕込みをするのだろうかと不安にもなった。

周囲の方はつけ麺を食してる人がほとんどで麺の量も400グラムとおじさんには到底食べられない分量だ。皆さんの若さをうらやましく思いながら待っていると我が杯が到着した。

その容姿はシンプルな白磁の玉渕丼に朱塗りのレンゲが目を惹く美しい姿。レンゲに同調するかのような煉瓦色スープに鷄油をまとった景色に食欲が刺激される。

その美しいスープをひとくち。塗りのレンゲならではの口当たりと丸鷄と思われる甘みが最初の印象を決定づける。カエシの塩梅も申し分なく非常に均整のとれたスープだがそのバランスは苦手な非天然由来の旨みなのはすぐに分かった。

スープを諦めてやや太めなストレート麺を食べてみる。ハリのある麺は固すぎず喉ごしよりは歯応えを重視したタイプで麺を食べている気にさせてくれる良質な麺。スープとの絡みがさほど良くないのが私には功を奏した。

具材の豚バラ焼豚は下味の染み込みが少なく獣っぽさが残り食べづらい。

逆に味玉の出来栄えは素晴らしくつけ汁の染み込みが良いのに白身の水分を奪ってなく柔らかく黄身の水分は抜け出し熟成感があった。それでいて塩っぱくもなくお手本のような味玉。

極細切りのメンマはとりわけ主張してこないが麺と一緒に食べても邪魔にならず味付けも存在も脇役に徹している。

薬味の水菜からは仕事量が見えないのでアンチ派なのだが時間の経過で柔らかくなってきた麺にシャキッとした食感のアクセントを生むには必要なのかも。白髪ねぎも同様に辛味よりは歯応えを与える役目なのかも。しかし本来ならアクセントになる薬味よりは茹でたほうれん草や火の通った白ねぎのようにスープや麺と同調する薬味が好みだ。

ここからは一気に麺をすすったが非天然由来の成分に味覚崩壊が止まらず箸を置いた。しっかりとした設計図を基に作られたラーメンだったが私には合わなかった。舌の喉の痺れを取るために水を飲んだがその水も合わなかった。

店を出て自販機で買ったミネラルウォーターが身体に染み渡るのを感じる一杯でした。

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