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「味玉鶏の中華そば ¥850」@中華そば 髙野の写真平日 薄曇り 10:40 待ちなし 先客なし 後客3名

本日は東急東横線ぶらり旅に出かける。横浜中華街までは少し遠いから途中で醤油系の店を探してみる。RDBのマップで見てもかなりの数ヒットする。出来れば未開拓の店に初訪問したく候補をしぼる。

すると東横線ではないが新幹線に乗るとき以外は使うことのないJR横浜線に候補を発見。乗換も菊名駅からひと駅と分かりやすい。調べてみるとオープンして4ヶ月と新しくレビューも少ないので予備知識も持たず訪問を決定する。

あまり聞きなれない駅なので開店10分前に着けば行列もそれほどではないだろうと時間を逆算して10時過ぎに家を出た。運よく急行に乗車しまずは菊名を目指す。車内広告はベイスターズ一色だ。背番号9の大和選手が鼠先輩に見えてしょうがない。

菊名での乗換は何度も経験しているので問題ないが新横浜方面と逆に向かうのは初めてだ。そこからひと駅で大口駅に着いた。

ひとまずは所在地確認のために店へ向かってみるがシャッターは半開きだが行列はない。臨時休業ではなさそうなので近所を散歩してみる。この街のメインストリートなのだろうが静かな雰囲気で人も少ない。時間をつぶす場所もなく店へと戻る。

開店5分前でも動きがないので先頭で待ってみる。定刻通りにシャッターが上がり開店のようだ。店先の扉はフルオープンで開放的だが空調の効きが悪く暑そうだ。券売機の中のヘッドライナーのタイトルを発券してカウンターへ。店内は新店なのでキレイに手入れされ清潔感がある。ツーオペにしては坪数も広く席数も多いので満席になると大変そうだ。

卓上のウンチクに目を通すと鶏主体のラーメンのようだ。作業台から離れた所に座ったので工程は見えないがバーナーで焼豚を炙っている。具材の準備をして丼を温め、醤油ダレを入れてから麺を茹で始めるのが何となくだが読めた。頭の中でカウントすると麺の茹で時間は45秒くらい。かなりの細麺と見た。その間にスープを注ぎ麺をスープにくぐらせ具材を盛り付けて完成。と見えないまでも推理しながら楽しんでいるとさっそく我が杯が到着。

厚手の白磁の切立丼に盛られた姿は丁寧で美しく鶏油が光を跳ね返す。食べる前が容姿と香りでネオ鶏そばだというのが伝わってくる。

透明感があるのに深みもある赤褐色のスープをひとくち。想像してた通りの鶏のコクがやってくる。鶏ガラだけでは出せないコクは肉付きの鶏ガラを使っているからだろう。丸鷄に近い旨味を引き出している。それを数種類の醤油で仕込まれたカエシの複雑な旨味がバックアップするが更に後押しするのが非天然系の旨味だ。

やはり麺も細麺だった。黄色みを帯びて細いながらも角の効いたストレート麺は喉ごしを最優先としツルツルと滑り込んでくる。それを噛んでもすり抜けていくタイプだ。麺と麺の隙間にスープが入り込み、鶏油の粘着度の力も借りて一体となって飛び込んでくる。しかし力強く啜ると麺のかんすい臭が現れるので要注意だ。

具材は鶏チャーシューが二種類。鶏ムネ肉は低温調理で筋繊維を感じる程度の柔らかさでしっとりしてるが決して生ではない。漬け込みのスパイスも淡白な肉に染み込んでいてうまい。

鶏モモ肉はロールされたタイプで味付けも良く柔らかいが口の中で初めてとろける絶妙な仕上がり。表面に振られているスパイスからも複数の香りがしてくる。こちらの鶏チャーシューはどちらも絶品で追加の価値ありだ。

オススメとあった味玉は薄味だが熟成感もあり仕込みは良く出来ているがウンチクにも書かれてあるようにパプリカ由来の黄身の色はキレイだが黄身の味には不自然さを感じた。昔の平飼いの鶏の卵と比べると違うものに思えた。

穂先メンマは今や定番となったが下処理も味付けもきちんとされてるのが分かり美味しい。ただ鶏油との相性が良すぎて穂先の部分が油っぽい印象を残した。

麺に戻ると少し膨らみふくよかな麺へと表情を変えていた。この形状の丼を使用する店にありがちなスープ量の少なさがやはり出ていた。膨らんだ麺は少ないスープの中で行き場をなくして束となり始める。持ち味の喉ごしは消されて口の中でもたつくようになっていた。

ワサワサしながら麺は完食した。麺も具材も美味しく丁寧な作りも伝わったがスープに不自然な旨味を感じレンゲを置いた。

きっとこちらのスープなら良質な材料を大量に使っていると思うのでまとめ役を使わなくても十分に豊かなスープになっていると思う。私は逆にせっかくのスッピン美人なスープに薄化粧のつもりが、つい厚化粧になっているのではないかと感じた。

商売としては成り立たないだろうが、こちらの若いご主人が採算度外視でスッピンなスープがなみなみと溢れるラーメンを作ったなら二千円以上したとしても食べてみたいと思える一杯でした。

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