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「中華そば ¥700 +煮玉子 ¥100」@中華そば 多賀野の写真土曜日 薄曇り 11:25 先待ち30名 後待ち多数

降り続いた雨も上がり暑さも退いた行列日和に4ヶ月ぶりの訪問を決める。こちらの店で修行された方の店には何軒か訪問していたが総本山は久しぶりだ。常に行きたい店のひとつなのだが行列の長さに躊躇してしまうのが本音だ。

本日も開店前を狙ってみたが、すでに店内は着席済みで外待ちも多数と人気の高さを思い知る。土曜日という事も重なり大きなバッグを掲げた観光客の姿もちらほら見えるが都内にある観光客が訪れるラーメン店の中では正統派の味で勝負されていて国内外にもお薦めできる店だ。

行列に加わりじっと時が経つのを待つ。開店して15分すると一巡目の客が出てき始めるがまだ先は長い。その間に本日のお題を検討する。前回は欲張って特製にしたが今回は控えめにしておこうと思ったが煮玉子だけはトッピングしようと決めた。

通りにある花壇での蜜を求めた蝶や蜂の乱舞を楽しみながらその時を待つ。店先に近づく程に煮干しの香りがいたずらに食欲を刺激する。開店して45分後でようやく中待ちにグレードアップした。更に待つ事10分、開店後1時間弱でカウンターに案内される。

もはや絶対的王者の風格と煮干しの香りに溢れた店内で目を惹くのが神棚のしめ縄飾りと麺茹でを担うご主人の普段着のようなスタイルだ。エプロンや前掛けすら身に付けず近所のおじさんが手伝っているような格好だ。

そんな姿にほっこりしながら待つと着席後8分で我が杯がご到着。撮影用に海苔をピックアップしてパシャリ。おなじみのタコ唐草の高台丼の中の姿は王道の極み。老舗ながらの風格だが決して古ぼける事のない美しさだ。

まずは赤褐色のスープをひとくち。店内の香りと同じ煮干し香が先行するが本日はかなり優しめに感じる。液面を見てもいつものような煮干しの銀皮がキラキラと光っていない。優しい煮干し香のおかげで鰹節や動物系の香りが引き立っているようなスープだ。しかし魚介系と動物系のバランスの良さは変わらずに美味い。カエシの塩分も絶妙で個性のない個性を表現している。

麺は自家製とあるだけ他では味わえない逸品。ワサワサとした中太ストレート麺なのだが喉ごしの良さに驚く。感覚としてはへぎ蕎麦を思わせる喉ごしだ。この歯応えと喉ごしの両立には何かしらの工夫があるのだろう。更に他では味わえない理由は小麦の甘さだ。噛むたびに甘みが口中に広がり、カエシの塩気と煮干しの苦味と一体になり脳が歓喜の雄叫びを上げる。

具材は味玉を追加しただけで控えめにしたがボリューム満点。初期値でも大ぶりな焼豚が部位違いで二枚入る。先に脂身の少ない豚ロース焼豚から。とにかく肉々しく自分の中にある肉食動物の部分を再確認できる。味付けも程よく、しっかりした食感を楽しめる。一方、豚バラ焼豚は柔らかさが売りでトロッとした脂身を楽しめる。しかし肉の旨味が抜けすぎていたのが残念だった。

追加の味玉は下茹で加減は抜群だが味が浸透してなく熟成度が乏しく今回も好みには外れる。メンマは程よい太さで歯応えと口溶けを両立している。コリっと噛むとそこをきっかけに繊維が崩れていく食感が楽しく箸休めとしてもアクセントとしても良い存在だ。

薬味は特別なこだわりが無いように見える白ねぎの粗小口切りだがスープによる加熱で火が通っていくのだが乱雑に思える大きさの違いが食感の違いとなってシャキッとしたアクセントと白ねぎ特有の香りと甘みを添えている。大判の黒々とした海苔からも質の良さがにじみ出て磯の香りを添付する。

問答無用で完食したが豚バラ焼豚と味玉だけが好みの減点対象となったがそれでも高得点を付けざるを得ない仕上がりだった。

行列に並んでから70分あまり、着丼してからはわずか4分で完食と時間対効果としては優れていないが、絶対的満足度はかなり高い一杯でした。

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