レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
平日 薄曇り 10:25 先待ち2名 後待ち25名塩ウィーク継続中の明け方。夢の中にタコ唐草模様の丼のラーメンが出てきた。ラーメンの中身は覚えてないが丼は間違いなくタコ唐草だった。これはラーメンの神様のお告げと信じてタコ唐草の丼で塩系ラーメンを出している店を捜索するが、実は心は決まっていた。それがこちらだ。人生の中では何度も訪れた老舗有名店だが塩ラーメンを一度も食べた事がないのだ。偏った趣向で醤油系を好んで食べてきたせいで未知の世界になってしまっていた。そこで今回の自身が勝手に企んだ塩しばりウィークを利用して、夢にまで出てきたという大義名分をもとに訪問を決めた。逸る気持ちを抑えられず開店時間の90分も早く家を出た。こちら方面へは何気にアクセスが良く五反田で一回だけの乗換で最寄駅の荏原中延に着いた。皆さんご存知のように改札を出る前から行列が見える人気店だが本日は人影が見えない。さすがに開店65分前に現着すれば誰も並んでないと思ったが店頭の新しくなったよしずの陰の丸イスにはお二人が座っていて最後の外待ちイスをギリギリで死守した。5分ほどして開店60分前になると次の客が続々と列に続いたが三番手と四番手の待遇の差が歴然としていた。三番手まではイス付きの日陰で四番手からはイスなしの立見席状態で直射日光を浴びる。この5分の差が天と地を分けた。準備中だが店先のシャッターはフルオープンでイス席からは支度中の様子が手に取るように見える。何も隠さない辺りも魅力なのかも。早い段階から具材を冷蔵庫から出して常温に戻していたり、細かい所まで拭き掃除をして配送の業者さん達との明るいやりとりを見ているだけで心が満ち足りる。しかし心と胃袋は別で空腹がピークになった。それを察してか、開店35分も前に店内への案内が始まった。カウンターのイスを利用した臨時の中待ち席に座って待てるのだが、私を含めた客層からか病院の待合室のような雰囲気が漂う。中待ちで待機していると突然にスタッフ同士でオーダーの確認が始まり開店20分も前にオープン。お客様ファーストがうれしくカウンターの奥から三番目に座る。しかしこの時の店内の壁時計は11時25分を指している。ここだけ時間が違うのかと腕時計を見直したがまだ11時10分だった。座った席は麺茹で釜と盛り場の間で絶景ポイントだ。ご夫妻の作業を眺めているとあった言う前に我が杯が到着した。夢に出てきたタコ唐草の反高台丼の中の姿はこちらの醤油ラーメンと似てるようで似ていない個性的な表情で私を出迎えてくれる。昔なら当たり前の雰囲気が今では逆に個性的に思えてしまうのが不思議だ。まずは蒸栗色のスープをひとくち。魚介系の香りが先陣を切る。開店して直ぐなので追い煮干しが立ち風味を豊かにしている。バックを支えているの地鶏や豚ゲンコツのようなコクのある旨味で魚介系のキレのある旨味と双璧をなしている。合わせる塩ダレも過多にならず出汁を利かせる塩梅だ。しかし醤油系と明らかに違ったのは後味の潔さの悪さだ。醤油にはキレと酸味があり後味が良いのだが今回の塩にはキレがない。逆に不自然な旨味がいつまでも喉に張り付いてくる。塩系には若干の旨味が補われていそうだ。気をとりなおして麺をいただく。前回に感じた麺の口当たりと麺肌の滑りの良さは本日も健在で箸が止まらない。つるりと滑り込んできて噛めば奥歯から逃げずに潰れてくれる。今回もへぎ蕎麦を思い出す。麺そのものが美味いのでスープの嫌な部分を忘れさせてくれるが、不思議と苦手な旨味を感じるスープと麺の相性は醤油系に勝るとも劣らなかった。なぜだが麺からも磯の風味がして塩スープとは良いコンビネーションだった。具材は初期値でも重量感のある部位違いの焼豚が二枚。豚モモ肉は筋肉の繊維質がしっかりして食べ応え満点。食べ応えに負けないような味付けを塩分に頼らずにしてある。一方の豚バラは柔らかさと脂身の甘みが特徴で過剰な味付けはされてなく豚本来の肉質を引き出している。追加の味玉も浅い浸かり具合で熟成した黄身でないのが好みと違って少し残念。メンマは太さはバラバラだが丁寧に処理されていて歯切れ良さと口溶けを共存させている。薬味は粗切りの白ねぎだが今回は早い段階で熱々のスープに沈めておいたので加熱によって白ねぎの甘みが出せたので大満足。玉ねぎアッシェも他店より細かく存在感を消している分、邪魔もせず良かった。海苔と白胡麻も塩スープの中ではアクセントになっていた。特に白胡麻は炒った香ばしさを出してないのが良かった。せっかくの塩スープがゴマや海苔に支配されている塩ラーメンに出会うことが多いので、それでなくて良かった。スープに感じる不自然な旨味と共に残念だったのはナルトと小口切りの鷹の爪だ。きっとどちらも白色が主体のラーメンの彩りとして採用されているのだと思うが身体に優しいにこだわるなら手作りでないナルトは要らない。辛いものは好きなので鷹の爪も糸唐辛子よりはマシだが食べ終えた後の舌に残るピリッとした痺れは塩ラーメンを食べた後としては心地よいものではなかった。麺と具材は大満足だったが私にとってはスープは合わなかった。次回は大好きな醤油系に戻そうと思い席を立った。店の外には長蛇の列が続く。それを見た時に早く現着して良かったと心から思った一杯でした。
塩ウィーク継続中の明け方。夢の中にタコ唐草模様の丼のラーメンが出てきた。ラーメンの中身は覚えてないが丼は間違いなくタコ唐草だった。これはラーメンの神様のお告げと信じてタコ唐草の丼で塩系ラーメンを出している店を捜索するが、実は心は決まっていた。
それがこちらだ。人生の中では何度も訪れた老舗有名店だが塩ラーメンを一度も食べた事がないのだ。偏った趣向で醤油系を好んで食べてきたせいで未知の世界になってしまっていた。そこで今回の自身が勝手に企んだ塩しばりウィークを利用して、夢にまで出てきたという大義名分をもとに訪問を決めた。
逸る気持ちを抑えられず開店時間の90分も早く家を出た。こちら方面へは何気にアクセスが良く五反田で一回だけの乗換で最寄駅の荏原中延に着いた。皆さんご存知のように改札を出る前から行列が見える人気店だが本日は人影が見えない。
さすがに開店65分前に現着すれば誰も並んでないと思ったが店頭の新しくなったよしずの陰の丸イスにはお二人が座っていて最後の外待ちイスをギリギリで死守した。
5分ほどして開店60分前になると次の客が続々と列に続いたが三番手と四番手の待遇の差が歴然としていた。三番手まではイス付きの日陰で四番手からはイスなしの立見席状態で直射日光を浴びる。この5分の差が天と地を分けた。
準備中だが店先のシャッターはフルオープンでイス席からは支度中の様子が手に取るように見える。何も隠さない辺りも魅力なのかも。早い段階から具材を冷蔵庫から出して常温に戻していたり、細かい所まで拭き掃除をして配送の業者さん達との明るいやりとりを見ているだけで心が満ち足りる。
しかし心と胃袋は別で空腹がピークになった。それを察してか、開店35分も前に店内への案内が始まった。カウンターのイスを利用した臨時の中待ち席に座って待てるのだが、私を含めた客層からか病院の待合室のような雰囲気が漂う。
中待ちで待機していると突然にスタッフ同士でオーダーの確認が始まり開店20分も前にオープン。お客様ファーストがうれしくカウンターの奥から三番目に座る。しかしこの時の店内の壁時計は11時25分を指している。ここだけ時間が違うのかと腕時計を見直したがまだ11時10分だった。
座った席は麺茹で釜と盛り場の間で絶景ポイントだ。ご夫妻の作業を眺めているとあった言う前に我が杯が到着した。
夢に出てきたタコ唐草の反高台丼の中の姿はこちらの醤油ラーメンと似てるようで似ていない個性的な表情で私を出迎えてくれる。昔なら当たり前の雰囲気が今では逆に個性的に思えてしまうのが不思議だ。
まずは蒸栗色のスープをひとくち。魚介系の香りが先陣を切る。開店して直ぐなので追い煮干しが立ち風味を豊かにしている。バックを支えているの地鶏や豚ゲンコツのようなコクのある旨味で魚介系のキレのある旨味と双璧をなしている。合わせる塩ダレも過多にならず出汁を利かせる塩梅だ。
しかし醤油系と明らかに違ったのは後味の潔さの悪さだ。醤油にはキレと酸味があり後味が良いのだが今回の塩にはキレがない。逆に不自然な旨味がいつまでも喉に張り付いてくる。塩系には若干の旨味が補われていそうだ。
気をとりなおして麺をいただく。前回に感じた麺の口当たりと麺肌の滑りの良さは本日も健在で箸が止まらない。つるりと滑り込んできて噛めば奥歯から逃げずに潰れてくれる。今回もへぎ蕎麦を思い出す。麺そのものが美味いのでスープの嫌な部分を忘れさせてくれるが、不思議と苦手な旨味を感じるスープと麺の相性は醤油系に勝るとも劣らなかった。なぜだが麺からも磯の風味がして塩スープとは良いコンビネーションだった。
具材は初期値でも重量感のある部位違いの焼豚が二枚。豚モモ肉は筋肉の繊維質がしっかりして食べ応え満点。食べ応えに負けないような味付けを塩分に頼らずにしてある。一方の豚バラは柔らかさと脂身の甘みが特徴で過剰な味付けはされてなく豚本来の肉質を引き出している。
追加の味玉も浅い浸かり具合で熟成した黄身でないのが好みと違って少し残念。メンマは太さはバラバラだが丁寧に処理されていて歯切れ良さと口溶けを共存させている。
薬味は粗切りの白ねぎだが今回は早い段階で熱々のスープに沈めておいたので加熱によって白ねぎの甘みが出せたので大満足。玉ねぎアッシェも他店より細かく存在感を消している分、邪魔もせず良かった。
海苔と白胡麻も塩スープの中ではアクセントになっていた。特に白胡麻は炒った香ばしさを出してないのが良かった。せっかくの塩スープがゴマや海苔に支配されている塩ラーメンに出会うことが多いので、それでなくて良かった。
スープに感じる不自然な旨味と共に残念だったのはナルトと小口切りの鷹の爪だ。きっとどちらも白色が主体のラーメンの彩りとして採用されているのだと思うが身体に優しいにこだわるなら手作りでないナルトは要らない。辛いものは好きなので鷹の爪も糸唐辛子よりはマシだが食べ終えた後の舌に残るピリッとした痺れは塩ラーメンを食べた後としては心地よいものではなかった。
麺と具材は大満足だったが私にとってはスープは合わなかった。次回は大好きな醤油系に戻そうと思い席を立った。店の外には長蛇の列が続く。それを見た時に早く現着して良かったと心から思った一杯でした。