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「特製 醤油 ¥980」@くじら食堂 nonowa東小金井店の写真平日 薄曇り 23:30 店内満席 中待ち5名 外待ち1名 後待ち6名

四谷で友人たちとの会食後に無性にラーメンが恋しくなって深夜営業の店を探す。しかしヒットするのはガッツリ系の店かチェーン店ばかりだ。捜索は難航し暗礁に乗り上げたかと思ったが友人のひとりが移転したこちらの事を思い出した。深夜25時まで営業しているそうだ。それを知っては迷っている暇はなく四谷駅から中央線の快速に飛び乗る。

移転後は初訪問となるが移転前の印象は美味しい手打ち麺と焼豚、少し塩気の強いしスープが記憶に残っている。混み合った電車内で友人たちと本日のお題について策を練る。醤油と塩でまずは悩むが塩の方が塩分濃度が高い傾向にあるような気がして醤油に決定。トッピングは現地での直感に任せる。

四谷駅からは30分ほどで東小金井駅に辿り着く。情報では以前よりも駅近のようなので改札を出てから店を探す。以前の店舗の方へ行くと、こんな時間なのに驚きの光景を目の当たりにする。かなり広めの店内は満席で行列は店の外まで続いている。帰りの電車も気になるがひとまず外待ちのベンチに腰を下ろす。駅前のロータリーの向こうに見える大手牛丼チェーン店には客が居ないのにこちらは大繁盛だ。

外待ち5分で中待ちにグレードアップ。券売機の前に立った瞬間せっかく夜中にここまで来たのだからと欲張って特製のボタンを押した。券売機の横には両替機まで設置してあるのには驚いた。そこからの流れは早く次々と先へ進み来店してから10分程でカウンターに昇格した。

店内を見渡すとカウンターの他に大きなテーブル席が設けてある。この広い店内を四人体制で回しているがオペレーションもしっかりしているので回転率は良さそうに見える。しかし調理場の動線は優れているとは思えずスタッフの移動距離は長そうだ。それに厨房がフルオープンなのは見てて楽しいが見なくていい洗い場やゴミ箱まで目に入ってしまうのは残念。しかし環境はラーメンの採点には反映させないと決めているので気持ちを入れ替えてその時を待つ。

カウンターに着席してからが長かった。注文ごとに麺を手揉みするのだから仕方ないのは理解できるが深夜帯なので泥酔してる客もいてイライラしてる様子が見えた。

着席後10分ちょっとで我が杯が到着。外紺内白高台丼には外側には大きな龍が内側には雷紋と小龍が描かれたオリジナリティ溢れる器だ。その中の姿は、なみなみとスープを湛えた男らしい大胆な勇姿で深夜に食べるには抵抗がある。

まずは栗梅色のスープをひとくち。真っ先に感じるのはエッジの効いた醤油のキレと酸味。それと魚介系の豊かな旨みとスープに溶け込んだ炙り焼豚の香ばしさ。飲んだ後でも強いと感じる塩気はかなりの塩分だろう。

自家製の手揉み麺は唇に触れた瞬間にツルッと滑り込んでくる。柔らかすぎない茹で加減が程よく麺の厚みの違いでもっちりする部分もあり一本の麺でも食感の違いを楽しめる。スープとの絡みは多加水麺のため良いとは言えないがスープの強さが相性を良くしている。本来は麺を啜りたいのだが思い切り啜ると麺の凹凸で暴れスープが飛び散るので注意が必要だ。

具材は特製なので豪華絢爛。大ぶりな豚バラ焼豚が三枚で液面の半分を占める。豚バラ肉にしては脂身よりも赤身の割合が多くおじさんの胃袋にはありがたい。しっかりとした醤油味で表面を軽く炙ってあるので香ばしくもあるが焦げた醤油がより味を濃くしている。これなら前回の基本の醤油ラーメンに乗っていた豚ロースの焼豚の方が好みだった。

味玉はS玉を使用していて小さく黄身のコクも無く色は着いているが味は浸みておらず残念な味玉。しかも正体不明な不快な臭いがした。これも前回の方が良かった。

メンマは麻竹ではなくタケノコの水煮を味付けしたものだが、やはりこの麺には手間はかかるが金絲メンマの方が合うはず。

大判な三枚の海苔も密度が低く香りもない二級品で残念。薬味の白ねぎも数える程しか入ってなく薬味の仕事を成していない。

中盤に差し掛かり麺に戻ると幾分かスープを吸った麺はふくよかさを増して更に美味しくなっていた。麺を食べる分にはスープの塩分は必要だがスープだけを味わうには今回も私には強すぎて飲み干せなかった。

前回同様にスープと麺のコンディションは安定していたが具材に関しては疑問が残った。新装開店の忙しさはあるだろうが、それにかまけて具材に目が向けられていないような気がして残念に思う一杯でした。

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