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「醤油そば ¥800 +味付け玉子 ¥150」@中華そば 大井町 和渦の写真平日 晴天 14:00 先客1名 後客3名

本日は品川から少し足を延ばして大井町で捜索を開始する。時間は12時過ぎでどこに行っても待つことは必至なので駅前のカフェで時間をかけて店を探す。劇団四季の夜公演までは時間はたっぷりあるので慌てた事ではない。

四季劇場が浜松町から移転してからは急に頻度が高くなった大井町だが飲食店は数軒しか行った事がない。しかもラーメン店となると一軒くらいしか知らないのではないだろうか。

改めてRDBを頼りに候補を見つける。出来ればあっさりした清湯醤油系があると有難いのだが簡単には見つからない。そんな中にニュースタイル東京中華そばという文章に魅かれ昼の部の閉店前を狙って足を運んでみる。

駅前のカフェからは近くないが遠くもなさそうなので散策がてらに歩いて向かう。駅と四季劇場の往復しかした事がなく駅前からのオフィス街が新鮮に映る。

オフィスが立ち並ぶのは本当に駅前の一部だけですぐに住宅地へ抜けた。非常に入り組んだ道が多いのでナビ通りに向かっても道を間違えてしまったが飲食店が三軒ほど並ぶビルにこちらの看板を見つけた。

券売機で決めておいた食券を購入しカウンターに座る。カウンター6席の小さな店内のワンオペだ。いや二人いたら厨房に入らないほどに狭いのだ。狭さに驚く事さながらに簡素化された厨房施設がすごいのだ。麺茹で釜 冷蔵庫 換気扇 ガス台 シンク 低温調理器 以上の設備しかないのだ。この研ぎ澄まされた厨房には恐れいった。

食券を手渡し少し待つと我が杯が到着した。白磁の受け皿に乗せられた高台丼の中の姿は今や新たな地位を確立した鷄そばの王道スタイル。食べずとも味が分かる顔立ちだ。

まずは粒子の大きな鷄油をたっぷりと湛えた柿茶色のスープから。レンゲですくうとスープよりも鷄油が大量に注ぎ込んでくる。先にスープの味を知りたくてレンゲに張った油膜を息を強く吹いて飛ばしてみると油膜が飛び散りスープだけがレンゲに残った。店内に本日のスープの説明があり、それによると純系名古屋コーチンのスープとあった。その無垢なスープをひとくち。先立つのは鷄由来のキレのある旨味と醤油ダレのキレだ。鷄スープ独特の甘みやコクは感じない清らかなスープだ。

改めて鷄油をまとったスープを飲んでみると一瞬で甘みとコクと旨味が顔を出した。鷄油にはコーチンの地鶏らしさも感じるのでスープの要は香味油にありそうだ。

麺は少し波打つストレート細麺で食べ始めでジャストの茹で加減なので後半のダレる早さが気になる。コシやハリを主張しない麺なので食べ応えに物足りなさを感じるが喉ごしや小麦の香りは楽しめる。ここは好みで別れるだろうが私には柔らかすぎた。

具材の焼豚は豚肩ロースを使った低温焼豚で温度設定や時間、ソミュール液の香味や塩加減が素晴らしく嫌味のないレアチャーシューに仕上がっている。中心部は生っぽく見えるが一定時間きちんと低温加熱されているので筋肉の繊維はしっかりほどける。この熱の入りなら厚切りでも大丈夫。

追加の味玉は残念ながら薄化粧しただけの半熟たまごで成熟した色気は感じない。

もはや鷄そば定番の具材の穂先メンマは太く割かれているが根元まで柔らかく仕上げてあり、発酵臭を残してあるのも良かった。もう一つの定番食材の三つ葉の香りも野趣溢れる鷄油のコクとは相性が抜群だ。

食べ始めから懸念していた麺の変化だが予想通りにダレてきた。食感が楽しいとは言えない麺を啜るのがかなり辛くなってきた。お店の方針なので従うしかないが少し残念に思った。

最後まで非天然由来の不快な旨味も感じる事なく食べ終えたが喉の渇きが大きかった。多めの鷄油のコクと隠れたカエシの塩分で喉の奥が少し焼けていた。

やはり鷄だけで出汁を取ると厚みや重なりが足りないので油のチカラをどうしても借りないとコクが出ないものなのだろうか。次回はスープの重なりで厚みを持たせた〝三位一体〟というメニューがあったので是非チャレンジしてみたいと思える一杯でした。

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