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「煮干そば 黒醤油 ¥690」@寿製麺よしかわ 川越店の写真平日 晴天10:25 先待ち1名 後待ち1名

前回の川越行脚で店探しをした時に地域にラーメンが根付いている事を始めて知った。その時に候補に挙がりながらも断念したお店巡りに今日は向かう。その筆頭株がこちらだ。上尾の本店には行ったことがあるが川越店には初訪問となる。

オープンが11時と早めなので先着を目指して8時半に家を出た。ルートを検索するが乗り入れ路線が多いのか数分単位で結果が変わる。渋谷からは副都心線などを利用するルートが主に挙がるが本日は天候も良いので地下に潜らないルートで行こうと決めた。

まずは山手線で池袋へ。8時台の通勤時間帯に乗ったのは初めてで人混みに押されるがままに車内に流れ込んだ。駅に停車するたびに流動的に人に押されて居場所が変わる。山手線を選んだ事を後悔した。

池袋に流れ着き東武東上線 森林公園行きの急行に乗り込む。車内には一変して穏やかな空気が流れる。車窓の景色も都心を離れるにつれ和やかに変化していく。このルートで良かったとようやく思えた。川越駅からはバスを探し西武バス 新所02系統に10分ほど乗車すると目的地は目の前だ。

バス停からも大きな看板が目に入る。街道沿いのドライブインのような店舗は上尾の本店よりもかなり大きい。開店30分以上前に現着するとすでに人並びがあり後に続く。入口のガラス越しに見える限定メニューが気になるが初訪問なので基本に忠実に行こうとお題を決めた。

開店の30分前に中待ち用のベンチに案内された。なんて心づかいなんだろう。地元だけでなく愛される理由が分かった。券売機で基本のメニューにしたが本店では白醤油にしたので今回は黒醤油にしてみる。トッピングが要らないほどデフォで充実しているので基本のみにした。

中待ちベンチの前には東京ラーメンショー2018のポスターが貼ってあり貴店も出店されるようだ。第10回を数えるようだが一度も行ったことが無いが少し興味が湧いた。

待ち時間で店内を観察。煮干しの香りが満ちた広い店内を五人体制で営まれている。それだけ人員が必要なほどに客を引き込む吸引力があるのだろう。カウンターもゆったり配置されゲストファーストなのが伝わってくる。都心の繁華街では赤字になり兼ねない贅沢な配席だ。

定刻の10分も前に営業スタート。カウンターに座ると数分で我が杯が到着した。大柄なタコ唐草文様の多用丼の中の姿は丁寧に盛り付けてあるが、どこか田舎っぽく親しみやすい表情。特製と言われても不思議じゃない豪華な姿。

まずは赤墨色のスープをひとくち。その名の通り煮干し香が先行するが待機中に煮干し香への免疫が培われているので脆弱なニボ耐性の私にも受け入れやすい煮干し感だ。カエシも黒醤油にしたので色調こそ黒く見えるが高めギリギリの塩分でまろやかさすら感じるのは溜まり醤油によるものだろうか。油分過多でもなく年配層にも人気があるのが分かる。

麺は茹で時間50秒ほどの自家製の全粒粉ストレート中細麺で細身ながらコシがある。その麺のコシを奥歯で噛み潰す快感は私の中ではラーメンを食べる醍醐味の大半を占める。コシがあると固いは似て非なるもので、コシの中にはもっちりとしたグルテンを蓄え噛めば甘みと香りが溢れ出す。啜るたびに煮干しの香味も寄り添って喉を過ぎていく感覚も心地よい。

デフォでも圧巻の具材たちを紹介したい。最初に目を惹くのがロゼ色の焼豚だ。写真では分からないが大判な焼豚の下にはレアチャーシューの加熱を避けるために献身的に丸まって土台となっている焼豚が存在するのだ。自分の身をスープに沈め支える姿に涙が止まらない。部位はどちらも豚肩ロースなのにわずかな運命の違いで華やかな表舞台で輝くものと影となり裏方に徹するものに別れる。

先に表舞台で美しく輝く低温焼豚からいただくと必要最低限の下味が付けられた薄味なのだが本来の肉質が良いのか全く獣臭さがないレアだが半生ではない証拠だ。次にスープの中で支え続けた焼豚をいただく。見た目はスープの熱で灰色に変化し華やかさは無いがスープの旨味と塩気などの周囲の力を借りて味わいの上では、より一層光り輝いていた。レアチャーシュー界のシンデレラ姫のようだ。

忘れてならないのが鶏ムネ肉の低温焼豚で肉厚もあり爽やかな香辛料の下味と柑橘の香りが淡白なムネ肉に個性を与えている。

味玉も半個付きで下茹で、下味ともに素晴らしく更に追加しても良い仕上がり。極太メンマはやや筋っぽさが残ったが特有の発酵臭もあり美味しい。

薬味も豊富で白ねぎの粗切りは生の状態ではシャキッとした食感と加熱されてからは甘みを出していた。また先ほどの豚肩ロースの焼豚との共演が素晴らしく、まさにネギチャーシュー。

大判な海苔もスープの煮干しとの共演では磯物同士ならではのハーモニーを奏で、青みの三つ葉は煮干しの磯の苦みに対して山の苦みで応えるマッチアップだった。

終盤にかけては旨味や塩分が強く感じ始めたが過度では無いので美味しく平らげた。夢中で食べてる内に広い店内は満席に、店内待ちの行列も増え続けていた。その客層も大人から子供までと様々で地元の方の憩いの場のようだった。

店を後にする時に入口の限定メニューがもう一度目に入った。両サイドの方はどちらも限定を食べていたので次回はチャレンジしてみたくなる一杯でした。

投稿 | コメント (6) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こちらはよく行くお店で白醤油の方が好きかもです。
これがデフォで690円はCPが良いですよね。
牡蠣そばとかイワシそばとかのレギュラもあります。
毎日限定が2種出ていて、割烹料理っぽい拉麺やなんですよね。

虚無 Becky! | 2019年2月17日 00:41

都内にも出店したので身近にはなりましたがロケーションや店構えの面では川越や上尾には敵いませんね。川越行脚では外せない店ですね。

のらのら | 2019年2月18日 16:18

「光り輝くシンデレラ姫」を探しに川越に来ませんか?
次は「川越醤油の中華そば」です。追加で限定もありですが、
「鰯そば」420円もオススメ!海鮮丼という選択肢もあります。
お付き合いしますよ!

虚無 Becky! | 2019年8月31日 21:43

ありがとうございます。綿密な作戦を練るためには、ラーメンよりも先にネオン街から始めましょうかw

のらのら | 2019年8月31日 23:15

やっぱそっちかい!

虚無 Becky! | 2019年9月1日 00:11

3年前のレビューですが、鰯そばと海鮮丼、サイドメニューですが、
自分的は名作だと思っているわけです。
https://ramendb.supleks.jp/review/1012424.html
友人が訪ねてきてこれを出すと皆さん驚きます。

虚無 Becky! | 2019年9月1日 01:14