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日曜日 晴天 13:30 先待ち25名 後待ち20名〝無鉄砲な弾丸ツアーvol 1〟も無事に前半戦の名古屋を終え後半戦の浜松を目指して再び名古屋駅に向かう。11時59分発の【こだま 650号 東京行き】に乗り込み滞在時間 2時間12分の名古屋を後にする。乗車してすぐに今朝と同じように缶ビールに手を伸ばし悦に入る。乗車時間は48分で浜松駅に下車。実に28年ぶりの浜松になるが駅前には当時の面影は全くなく様変わりしていたので懐かしさの一つも感じられなかった。ここからはバスで向かうが、お決まりのバスロータリーでのバス停迷子になる。「バス停が多すぎて分からなーい」とハズキルーペの謙さんばりに案内図を投げたい気持ちだ。地元の方の助けを借りてどうにか遠鉄バス 75系統 笠井上町行きに乗ることが出来た。この時にバス停で目にした佐鳴台や中田島砂丘や鴨江などの行き先の地名にようやく懐かしさが湧いてきた。バスに揺られながら30分弱で最寄りのバス停に着いた。そこから歩くこと数分後に目にした光景には目を疑った。スナックしかないテナントビルの中に突如として現れた大行列はざっと数えても20名以上と想像を超えていた。続々と目の前の駐車場には車やバイクが入って来ている。慌てて最後尾に続き列が進むのを待つ。行列には若者が多く本日も瞬間最高年齢をゲットした。若者の列に不安があるが中年層は行列しないのだろうと決め込んだ。着実に前進しているがテンポはゆったりとしている。並び始めて45分後に数人しか座れない外待ちベンチにグレードアップした。背後に貼られたメニューから品定めをするが筆頭にあるのは塩ラーメンだ。前半の名古屋も塩系だったので悩んでしまいひとまず保留する。そこからも流れはスローバラードのようにゆっくりと進むが約一時間後で入店となるが、まだ中待ち椅子での待機だった。先に券売機で食券を購入するがヘッドライナーは塩系で人気No. 1とまで書いてある。後続を気にしながら散々迷ったが好みの醤油系味玉付きのボタンを押し店内待機。ゆっくりと店内を見渡す。驚く事にこの大行列をツーオペでこなしているとは思わなかった。店内のBGMはGreen Dayと行列の流れと違ってアップテンポだった。評価には影響しないが何よりも驚いたのが調理場の清潔感だ。寸胴鍋やレードルに至るまで手入れが行き届いている。ここまでは割とよくあるのだが小鍋の雪平鍋の美しさには目を見張るものがあった。美しいと言っても新品の美しさではなく使い込んだ道具の品格を感じた。鍋肌が削れるほどに磨かれた鍋底や汚れひとつない白木の持ち手からは職人の思いしか読み取れず飲食店の鑑のような厨房だ。絶えず感心しているとカウンターへと案内された。より近くで魂を感じることが出来る。一つ前のロットの作業を見ていると全てが丁寧で抜かりがない。器のふちに飛び散ったカエシの一滴たりとも見逃さず拭き取る。麺を何度もスープに潜らせて麺線を整え具材を丁寧に配置する表情はお若い店主ながら堂々たる姿が頼もしく見える。着席して次のロットで我が杯が到着した。白磁の反高台丼の中の姿は器とスープのコントラストが映えるキリッとした男前な表情。具材の色調の違いもハッキリした印象を与える。まずは白磁の器に対比したマルーン色のスープをひとくち。先頭に立つのは魚介系でも動物系でもなく植物由来の香りだ。粗悪なトリュフオイルのような下品な香りではないが独特な香味はポルチーニだろうか。トリュフよりは干し椎茸に近いので、食べ物を食べ物で例えるというナンセンスを当てはめると田舎風きのこ蕎麦のようなスープだ。個性を魅せるための香味油の先制パンチだが、ベースの鷄主体の出汁が追いやられてしまっている。私には少し華やかすぎて合わなかった。麺は茹で時間40秒ほどのストレート中細麺で自家製のようだ。茹でる前と後で色素が随分と変わるのは独自の配合のせいだろうか。口当たりは滑らかで強いコシはなくしなやかな麺の部類に入る。噛むと小麦の甘みとスープのきのこの香味が重なりキノコのフォカッチャを食べてるようだ。またナンセンスな食べ物変換をしてしまった。具材は低温調理の焼豚が二種類。鶏ムネ肉は肉厚もありコショウのスパイスと塩味が効いて小さいながら食べ応えあり。豚肩ロースも小ぶりに揃えてあるがスジ切りが甘く口の中に残ってしまう。せっかくの下味も噛み切ろうとするたびにに薄れてなくなっていく。個人的には鶏ムネの方が数段上をいく。追加の味玉は見た目の色ほど醤油の風味は付いていない。それよりも味醂か料理酒のアルコールが飛んでないのか酒の風味が残っていた。味玉と言うよりは色玉か酒玉を名乗った方が正しいかと。メンマの代わりかエリンギのソテー添えてある。適度な焦げ目も狙い通りで香ばしさを生んでいるし炒める時に香味油を用いているのかエリンギとスープの一体感も生んでいた。しかしテクスチャーの楽しみはメンマには及ばず。薬味の白ねぎはシャキッとした食感を与えてくれ、青みの小松菜は食感と軽快な苦味を与えてくれる。中盤から麺に戻ると優しかったカエシが個性を出してきた。ゲップと言うと下品なので敢えてターンバックと言うがターンバックした時に初めて貝類の成分が確認できた。味覚にはそんざいを隠していたがカエシには使用されているようだ。独特な旨味が口の中に居残り続けるので後半からはカエシの塩分との新たな戦いが繰り広げられる。結果、終始劣勢で塩分に追い立てられる事になり麺と具材は完食し箸を置いた。今回の地方巡業に最新鋭のラーメンを求めていたのではないので私にとっては残念な結果となった。しかしどのお客さんもあんなに待っても笑顔で楽しんでる様子を見ると地元に愛されているのが伝わってきた。今回の新企画〝無鉄砲な弾丸ツアーvol1〟は無意識のうちに無事に幕を閉じようとしている。無計画で無責任なツアーだったが無我夢中で楽しみ無事故で終われて感無量だ。こんな無神経で無作法な戯言を無利益なのに最後まで無理して読んでくださった方が有る無しとは無関係に無邪気にうれしく思います。最後に本日のラーメン二杯分1750円に対しての交通費は恥ずかしくて明記できないが財布の中は〝無〟一文になった一杯でした。
〝無鉄砲な弾丸ツアーvol 1〟も無事に前半戦の名古屋を終え後半戦の浜松を目指して再び名古屋駅に向かう。11時59分発の【こだま 650号 東京行き】に乗り込み滞在時間 2時間12分の名古屋を後にする。乗車してすぐに今朝と同じように缶ビールに手を伸ばし悦に入る。乗車時間は48分で浜松駅に下車。実に28年ぶりの浜松になるが駅前には当時の面影は全くなく様変わりしていたので懐かしさの一つも感じられなかった。
ここからはバスで向かうが、お決まりのバスロータリーでのバス停迷子になる。「バス停が多すぎて分からなーい」とハズキルーペの謙さんばりに案内図を投げたい気持ちだ。地元の方の助けを借りてどうにか遠鉄バス 75系統 笠井上町行きに乗ることが出来た。この時にバス停で目にした佐鳴台や中田島砂丘や鴨江などの行き先の地名にようやく懐かしさが湧いてきた。
バスに揺られながら30分弱で最寄りのバス停に着いた。そこから歩くこと数分後に目にした光景には目を疑った。スナックしかないテナントビルの中に突如として現れた大行列はざっと数えても20名以上と想像を超えていた。続々と目の前の駐車場には車やバイクが入って来ている。慌てて最後尾に続き列が進むのを待つ。
行列には若者が多く本日も瞬間最高年齢をゲットした。若者の列に不安があるが中年層は行列しないのだろうと決め込んだ。着実に前進しているがテンポはゆったりとしている。並び始めて45分後に数人しか座れない外待ちベンチにグレードアップした。背後に貼られたメニューから品定めをするが筆頭にあるのは塩ラーメンだ。前半の名古屋も塩系だったので悩んでしまいひとまず保留する。
そこからも流れはスローバラードのようにゆっくりと進むが約一時間後で入店となるが、まだ中待ち椅子での待機だった。先に券売機で食券を購入するがヘッドライナーは塩系で人気No. 1とまで書いてある。後続を気にしながら散々迷ったが好みの醤油系味玉付きのボタンを押し店内待機。
ゆっくりと店内を見渡す。驚く事にこの大行列をツーオペでこなしているとは思わなかった。店内のBGMはGreen Dayと行列の流れと違ってアップテンポだった。評価には影響しないが何よりも驚いたのが調理場の清潔感だ。寸胴鍋やレードルに至るまで手入れが行き届いている。ここまでは割とよくあるのだが小鍋の雪平鍋の美しさには目を見張るものがあった。美しいと言っても新品の美しさではなく使い込んだ道具の品格を感じた。鍋肌が削れるほどに磨かれた鍋底や汚れひとつない白木の持ち手からは職人の思いしか読み取れず飲食店の鑑のような厨房だ。
絶えず感心しているとカウンターへと案内された。より近くで魂を感じることが出来る。一つ前のロットの作業を見ていると全てが丁寧で抜かりがない。器のふちに飛び散ったカエシの一滴たりとも見逃さず拭き取る。麺を何度もスープに潜らせて麺線を整え具材を丁寧に配置する表情はお若い店主ながら堂々たる姿が頼もしく見える。
着席して次のロットで我が杯が到着した。白磁の反高台丼の中の姿は器とスープのコントラストが映えるキリッとした男前な表情。具材の色調の違いもハッキリした印象を与える。
まずは白磁の器に対比したマルーン色のスープをひとくち。先頭に立つのは魚介系でも動物系でもなく植物由来の香りだ。粗悪なトリュフオイルのような下品な香りではないが独特な香味はポルチーニだろうか。トリュフよりは干し椎茸に近いので、食べ物を食べ物で例えるというナンセンスを当てはめると田舎風きのこ蕎麦のようなスープだ。個性を魅せるための香味油の先制パンチだが、ベースの鷄主体の出汁が追いやられてしまっている。私には少し華やかすぎて合わなかった。
麺は茹で時間40秒ほどのストレート中細麺で自家製のようだ。茹でる前と後で色素が随分と変わるのは独自の配合のせいだろうか。口当たりは滑らかで強いコシはなくしなやかな麺の部類に入る。噛むと小麦の甘みとスープのきのこの香味が重なりキノコのフォカッチャを食べてるようだ。またナンセンスな食べ物変換をしてしまった。
具材は低温調理の焼豚が二種類。鶏ムネ肉は肉厚もありコショウのスパイスと塩味が効いて小さいながら食べ応えあり。豚肩ロースも小ぶりに揃えてあるがスジ切りが甘く口の中に残ってしまう。せっかくの下味も噛み切ろうとするたびにに薄れてなくなっていく。個人的には鶏ムネの方が数段上をいく。
追加の味玉は見た目の色ほど醤油の風味は付いていない。それよりも味醂か料理酒のアルコールが飛んでないのか酒の風味が残っていた。味玉と言うよりは色玉か酒玉を名乗った方が正しいかと。
メンマの代わりかエリンギのソテー添えてある。適度な焦げ目も狙い通りで香ばしさを生んでいるし炒める時に香味油を用いているのかエリンギとスープの一体感も生んでいた。しかしテクスチャーの楽しみはメンマには及ばず。
薬味の白ねぎはシャキッとした食感を与えてくれ、青みの小松菜は食感と軽快な苦味を与えてくれる。
中盤から麺に戻ると優しかったカエシが個性を出してきた。ゲップと言うと下品なので敢えてターンバックと言うがターンバックした時に初めて貝類の成分が確認できた。味覚にはそんざいを隠していたがカエシには使用されているようだ。独特な旨味が口の中に居残り続けるので後半からはカエシの塩分との新たな戦いが繰り広げられる。
結果、終始劣勢で塩分に追い立てられる事になり麺と具材は完食し箸を置いた。今回の地方巡業に最新鋭のラーメンを求めていたのではないので私にとっては残念な結果となった。しかしどのお客さんもあんなに待っても笑顔で楽しんでる様子を見ると地元に愛されているのが伝わってきた。
今回の新企画〝無鉄砲な弾丸ツアーvol1〟は無意識のうちに無事に幕を閉じようとしている。無計画で無責任なツアーだったが無我夢中で楽しみ無事故で終われて感無量だ。こんな無神経で無作法な戯言を無利益なのに最後まで無理して読んでくださった方が有る無しとは無関係に無邪気にうれしく思います。
最後に本日のラーメン二杯分1750円に対しての交通費は恥ずかしくて明記できないが財布の中は〝無〟一文になった一杯でした。