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日曜日 晴天 18:45 店内満席 先待ち8名 後待ち12名本日3杯目のラーメンは滋賀県第一位のこちらである。昨日の朝に東京を出て長野 富山 金沢 敦賀 京都と渡り歩き辿り着いたのは琵琶湖のほとりの彦根駅だ。一日で琵琶湖を一周したことになる大バカな計画も彦根駅で最後を迎えようとしている。少し前の話だが実は彦根駅を乗り過ごして一駅先の米原駅から戻ってきたのは秘密にしておこう。ここからはバスで15分の距離だが調べてみると彦根駅に戻ってくるバスは終了しているようで見知らぬ土地で路頭に迷うのは怖いのでタクシーを待たせてラーメンを食べるという神々の悪戯のような暴挙に出てみる。駅前でタクシーに乗車し10分ほどで着いた店の中にはガラス越しにも行列が出来ているのが分かりタクシーを待たせていてはメーターがいくら上がるのか不安になり急遽ドライバーさんにお断りをしてメーターを切ってもらった。するとドライバーさんが「暇だからここで待ってますよ」と仏様のようなお言葉に甘えてお願いした。店内に入りウェイティングシートに名前を記入し中待ちのベンチで店内を眺める。カウンターとお座敷とテーブル席がある郊外の基本的レイアウトの店内を四人体制でフル回転する。客層は若いご家族連れや学生さんが多く彦根に来てまで瞬間最高年齢をゲットした。スタッフの皆さんが着ている〝ラーメン、さぼりません〟と企業ポリシーが書かれたTシャツがとても印象的だ。店内で品定めするがメニューの筆頭を飾るのは一番人気の鶏白湯のようだ。しかし本日は朝から豚骨やら先程は濁々ドロドロの鶏ポタ系を食べたばかりなので全く心に響かない。軟弱な体質を悔やんだが気持ちは正直なもので自然と淡麗醤油を注文していた。10分程でカウンターがひと席だけ空き一人客の私から案内されカウンターに座る。一番端の席でスタッフの出入りが多く落ち着かない席だが調理場の様子が良く見えるのは最高のライブ感だ。ワンロット3杯のオペレーションで次々とラーメンが仕上がっていくが若い客層なのでサイドメニューのごはん類のオーダーも多いようだ。そのため目の前に出来上がったラーメンを放置してスタッフさんはごはん類を仕上げたりお待ちの人数の確認をしたりで一向にラーメンが運ばれない。ましてや麺上げをしたスタッフさんは手が空いているにもかかわらず出来上がったラーメンをほったらかしたまま厨房奥のスタッフと会話をしている。ようやく1分以上も放置されたラーメンに気が付き運ばれようとした。それが私のラーメンだったのだ。一番のタイミングで提供されなかったラーメンの体調を心配しながらこう思った。〝ラーメン、さぼってますよ〟と。麺の体調が心配されるラーメンの容体は屋号の意味するお日さまの描かれたシャープな切立丼の中で見た目には元気そうに見えた。まずはスープをひとくち。口に含んだ途端にまろやかな動物系とキレのある魚介系の出汁がバランス良く寄り添っている。穏やかな醤油ダレの塩分も本日の疲れた胃袋にはありがたい。一日の疲れが剥がれ落ちるような優しいスープだ。淡麗にして本当に良かったと一人でうなずいた。懸念された麺だが、やはりスープを含みハリとコシが無くなっていた。もう少し早く食べれば麺の骨格を感じられたのではないだろうか。スープが穏やかなので柔らかい麺を合わせても起伏がなく単調になってしまっているのが残念。これ以上に麺が伸びるのを嫌い一気に食べ終えた。具材の焼豚は部位の違う焼豚が二種類。低温調理まではいかないがしっとりと肉質を活かした豚肩ロース焼豚は下味の浸み込みも良く食べ応えもあり。一方の豚バラ焼豚は柔らかさだけを追求されたのか肉の旨みは壊滅的に抜け出しているのでとろける脂身を食べている感じで中年の胃袋には辛かった。デフォで入ってある味玉は冷たいのが難点だったが味付けは美味しかった。メンマはヌメりのある柔らかタイプで胡麻油の香る優等生。スープの醤油味に寄り添うように脇役を演じる。薬味は白ねぎが刻まれ水菜の白い茎の部分だけが添えてあるが柔らかな麺のアクセントになるかと思いきや相性は悪くケンカしてしまう。スープを飲む時も邪魔になっていた。やはり麺のコンディションが最後まで響いてしまい満足する事はなかった。待っていただいたタクシーに乗り彦根駅に向かいながら東京へ帰る新幹線の時間を見ていると先ほどの〝ラーメン、さぼりません〟の言葉が頭をよぎり、このままラーメンをさぼらずに岐阜県にも寄って帰ろうかなと冒険心に火がついた。岐阜県第一位の店を調べると大垣市の人気店らしく彦根駅からも米原駅を経由して東海道線で50分ほどだ。しかし本日の営業は終了しており明日の朝イチでの訪問のためには一泊しなければならずネット予約で宿を探してみると駅前のホテルに空室があった。すぐに予約し寝床を確保したところで彦根駅を後にした。滞在時間75分の彦根を出るときに駅の観光案内にある彦根城のポスターを見て思った。そう言えば今回の旅で善光寺も富岩運河も兼六園も氣比神宮も八坂神社も彦根城も観光してないなと思うと切なくなる一杯でした。ここまでの旅のおさらい東京〜長野〜富山〜金沢〜敦賀〜京都〜彦根移動距離 803km乗車時間 7時間31分
本日3杯目のラーメンは滋賀県第一位のこちらである。昨日の朝に東京を出て長野 富山 金沢 敦賀 京都と渡り歩き辿り着いたのは琵琶湖のほとりの彦根駅だ。一日で琵琶湖を一周したことになる大バカな計画も彦根駅で最後を迎えようとしている。少し前の話だが実は彦根駅を乗り過ごして一駅先の米原駅から戻ってきたのは秘密にしておこう。
ここからはバスで15分の距離だが調べてみると彦根駅に戻ってくるバスは終了しているようで見知らぬ土地で路頭に迷うのは怖いのでタクシーを待たせてラーメンを食べるという神々の悪戯のような暴挙に出てみる。駅前でタクシーに乗車し10分ほどで着いた店の中にはガラス越しにも行列が出来ているのが分かりタクシーを待たせていてはメーターがいくら上がるのか不安になり急遽ドライバーさんにお断りをしてメーターを切ってもらった。するとドライバーさんが「暇だからここで待ってますよ」と仏様のようなお言葉に甘えてお願いした。
店内に入りウェイティングシートに名前を記入し中待ちのベンチで店内を眺める。カウンターとお座敷とテーブル席がある郊外の基本的レイアウトの店内を四人体制でフル回転する。客層は若いご家族連れや学生さんが多く彦根に来てまで瞬間最高年齢をゲットした。スタッフの皆さんが着ている
〝ラーメン、さぼりません〟
と企業ポリシーが書かれたTシャツがとても印象的だ。
店内で品定めするがメニューの筆頭を飾るのは一番人気の鶏白湯のようだ。しかし本日は朝から豚骨やら先程は濁々ドロドロの鶏ポタ系を食べたばかりなので全く心に響かない。軟弱な体質を悔やんだが気持ちは正直なもので自然と淡麗醤油を注文していた。
10分程でカウンターがひと席だけ空き一人客の私から案内されカウンターに座る。一番端の席でスタッフの出入りが多く落ち着かない席だが調理場の様子が良く見えるのは最高のライブ感だ。
ワンロット3杯のオペレーションで次々とラーメンが仕上がっていくが若い客層なのでサイドメニューのごはん類のオーダーも多いようだ。そのため目の前に出来上がったラーメンを放置してスタッフさんはごはん類を仕上げたりお待ちの人数の確認をしたりで一向にラーメンが運ばれない。ましてや麺上げをしたスタッフさんは手が空いているにもかかわらず出来上がったラーメンをほったらかしたまま厨房奥のスタッフと会話をしている。ようやく1分以上も放置されたラーメンに気が付き運ばれようとした。それが私のラーメンだったのだ。一番のタイミングで提供されなかったラーメンの体調を心配しながらこう思った。
〝ラーメン、さぼってますよ〟と。
麺の体調が心配されるラーメンの容体は屋号の意味するお日さまの描かれたシャープな切立丼の中で見た目には元気そうに見えた。
まずはスープをひとくち。口に含んだ途端にまろやかな動物系とキレのある魚介系の出汁がバランス良く寄り添っている。穏やかな醤油ダレの塩分も本日の疲れた胃袋にはありがたい。一日の疲れが剥がれ落ちるような優しいスープだ。淡麗にして本当に良かったと一人でうなずいた。
懸念された麺だが、やはりスープを含みハリとコシが無くなっていた。もう少し早く食べれば麺の骨格を感じられたのではないだろうか。スープが穏やかなので柔らかい麺を合わせても起伏がなく単調になってしまっているのが残念。これ以上に麺が伸びるのを嫌い一気に食べ終えた。
具材の焼豚は部位の違う焼豚が二種類。低温調理まではいかないがしっとりと肉質を活かした豚肩ロース焼豚は下味の浸み込みも良く食べ応えもあり。一方の豚バラ焼豚は柔らかさだけを追求されたのか肉の旨みは壊滅的に抜け出しているのでとろける脂身を食べている感じで中年の胃袋には辛かった。
デフォで入ってある味玉は冷たいのが難点だったが味付けは美味しかった。メンマはヌメりのある柔らかタイプで胡麻油の香る優等生。スープの醤油味に寄り添うように脇役を演じる。
薬味は白ねぎが刻まれ水菜の白い茎の部分だけが添えてあるが柔らかな麺のアクセントになるかと思いきや相性は悪くケンカしてしまう。スープを飲む時も邪魔になっていた。
やはり麺のコンディションが最後まで響いてしまい満足する事はなかった。
待っていただいたタクシーに乗り彦根駅に向かいながら東京へ帰る新幹線の時間を見ていると先ほどの〝ラーメン、さぼりません〟の言葉が頭をよぎり、このままラーメンをさぼらずに岐阜県にも寄って帰ろうかなと冒険心に火がついた。
岐阜県第一位の店を調べると大垣市の人気店らしく彦根駅からも米原駅を経由して東海道線で50分ほどだ。しかし本日の営業は終了しており明日の朝イチでの訪問のためには一泊しなければならずネット予約で宿を探してみると駅前のホテルに空室があった。すぐに予約し寝床を確保したところで彦根駅を後にした。
滞在時間75分の彦根を出るときに駅の観光案内にある彦根城のポスターを見て思った。そう言えば今回の旅で善光寺も富岩運河も兼六園も氣比神宮も八坂神社も彦根城も観光してないなと思うと切なくなる一杯でした。
ここまでの旅のおさらい
東京〜長野〜富山〜金沢
〜敦賀〜京都〜彦根
移動距離 803km
乗車時間 7時間31分