レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
平日 晴天 13:45 店内満席 後客2名先程の蒲田での一食目を終えたところで連食先を捜索開始。しかし蒲田駅周辺には興味を引く店が見つからず捜索範囲を広げてみる。一食目と趣向を変えようと昨今マイブームが到来している自家製太麺の店に絞り込んで探していると、隣り駅の川崎駅にあるこちらがヒットした。お店情報や皆さんの写真からも自家製太麺というのが裏付けされ初訪問を決めた。少し空腹を待とうと川崎駅前を散策してみる。いつ来ても活気にあふれる街の勢いに圧倒されそうになる。縦横に伸びる商店街の脇には夜のネオン街が昼間はひっそりと息をひそめている。今が平日の昼間で良かったと胸をなでおろしながら仲見世通りの石畳を抜けて大通りに出ると、こちらの看板が目に入ってきた。店先には行列は無かったが店内は満席のようなので外待ちの丸イスに腰掛けて待機する。そこで店頭に貼られたメニューから本日のお題を品定めしながら待つことにする。変わり種の限定メニューも多くあるが初訪問なので基本と思われる、らぁめんに味玉を追加しようと決めた。5分もしないうちに席が空き入店の案内に従う。店内に入ると券売機はなくカウンターでの口頭注文での後払いシステムのようだ。お母さまと思われる女性に決めておいたお題を告げ店内を見回す。L字カウンターだけの店内を親子に見受けられる、お二人で切り盛りされている。本日の客層は時間帯のせいもあるだろうがサラリーマンよりも若い学生さんが多い。しかもほとんどの若者がつけ麺を食べている。そんな若い客層が少し不安になり始めていると、待つこと12分ほどで我が杯が到着した。屋号の入ったオリジナルの高台丼にはウグイス色の刷毛目が描かれてあり、涼しげな印象を受ける。しかしその中の姿は男らしい、たくましさに満ちている。その男らしさの中にも丁寧な盛り付けが凛々しさをも表現している。まずは煮干し由来の水泡が液面に浮かんだ砥粉茶色のスープをひとくち。と思ったらスープの奥には別色の香味油が浮かんでいる。それが混ざらないように手前の部分だけをレンゲですくい口に含むと、濃密だがスムーズな口当たり。節粉などのザラつきは無くマットな舌触りが印象的だ。豚骨や鶏ガラの動物系スープが見事なまでの乳化が生み出す口当たりだろう。ベースの動物系スープには魚粉に頼りすぎない魚介系の旨みが重なっている。ポタージュのような滑らかさには野菜の旨みも含まれているようで、より複雑味を増している。甘さを抑えたカエシも醤油の角が立っていないので力強くも親しみやすいスープになっている。奥の部分の香味油は自家製マー油のようで鰹節のような魚介の香味が主体に思えた。麺は屋号の冠にも付けられた自家製麺の太麺。スープから姿を見せる太麺は、麺上げまで320秒以上も茹でられても強靭なボディを維持して、卵による黄色みも特徴的。箸で持つとズッシリと密度の濃い麺質からは加水の多さが伝わってくる。箸先からはゴワつきを感じるが、いざ口に運ぶとモッチリとしているが歯切れは良く硬さによるゴワつきはまるで感じない。適度な茹で加減が生んだグルテンの弾力が楽しく次から次へと箸が進んでしまう。しかし一本あたりが太いので、束にして啜る食べ方は出来ない。少ない本数を啜っては噛み切る作業が何度も続くので満腹中枢への刺激も多く、脳にも食べ応えがある。具材は炙られた豚肩ロース焼豚が一枚。小ぶりながら、しっかりローストされた焼豚は肉厚もあり旨みが炸裂する。硬めではあるが豚バラ肉のトロトロ焼豚よりは好みでありがたい。赤身を噛みしめるたびにあふれる豚肉本来の旨みとキリッとした醤油を効かせた下味が見事にマッチしている。追加した味玉は一朝一夕では成し得ない浸透具合。白身のグラデーションの中には液体と固体の中間のコロイド状に変化した黄身が潜んでいる。浸透圧で水分が抜けた黄身の細胞には漬けダレが入り込み、これぞ味玉を象徴する。そのため若干の塩気の強さが前に出ているが許容範囲内。メンマは太めの材木メンマが三本も添えてあり、太さは同じなのだが食感はバラバラだった。噛まずとも解けるメンマがあったかと思えば、いくら噛んでも繊維が噛み切れず口に残るような不快なメンマもあった。味付けは強気なスープの中では優しく果実のような甘さが際立っていた。薬味は白ねぎの小口切りが爽やかな香りと辛味を適度に放っている。青みの水菜は短めにカットされて添えてあったが、シャキッとした食感は残すが私は必要性を感じなかった。麺に寄り添って口に入ってきてもアクセントと言うよりは邪魔になるので避けて食べたくらいだった。ひと手間かかるが下茹でされた、ほうれん草か小松菜が添えてある方がうれしく思う。十字10切の海苔は質が良くデフォでも三枚の大盤振る舞いはうれしい。中盤からは麺自体の量の多さと咀嚼回数の多さから満腹感に襲われてきた。周囲の若者が大盛りをペロリと平らげているのをうらやましく思いながら箸とレンゲを置いた。丼の中には二割くらいの麺とスープは全量残っていた。連食だったせいもあるが十分に食べ応えのあるラーメンだった。あと20%位スープを薄めてもらえれば中年の弱った胃袋にも収まりきったかもしれない。しかし今回も素晴らしい太麺に出会えて、ますます自身の太麺ブームに拍車がかかりそうな一杯でした。
先程の蒲田での一食目を終えたところで連食先を捜索開始。しかし蒲田駅周辺には興味を引く店が見つからず捜索範囲を広げてみる。一食目と趣向を変えようと昨今マイブームが到来している自家製太麺の店に絞り込んで探していると、隣り駅の川崎駅にあるこちらがヒットした。お店情報や皆さんの写真からも自家製太麺というのが裏付けされ初訪問を決めた。
少し空腹を待とうと川崎駅前を散策してみる。いつ来ても活気にあふれる街の勢いに圧倒されそうになる。縦横に伸びる商店街の脇には夜のネオン街が昼間はひっそりと息をひそめている。今が平日の昼間で良かったと胸をなでおろしながら仲見世通りの石畳を抜けて大通りに出ると、こちらの看板が目に入ってきた。店先には行列は無かったが店内は満席のようなので外待ちの丸イスに腰掛けて待機する。そこで店頭に貼られたメニューから本日のお題を品定めしながら待つことにする。
変わり種の限定メニューも多くあるが初訪問なので基本と思われる、らぁめんに味玉を追加しようと決めた。5分もしないうちに席が空き入店の案内に従う。店内に入ると券売機はなくカウンターでの口頭注文での後払いシステムのようだ。お母さまと思われる女性に決めておいたお題を告げ店内を見回す。
L字カウンターだけの店内を親子に見受けられる、お二人で切り盛りされている。本日の客層は時間帯のせいもあるだろうがサラリーマンよりも若い学生さんが多い。しかもほとんどの若者がつけ麺を食べている。そんな若い客層が少し不安になり始めていると、待つこと12分ほどで我が杯が到着した。
屋号の入ったオリジナルの高台丼にはウグイス色の刷毛目が描かれてあり、涼しげな印象を受ける。しかしその中の姿は男らしい、たくましさに満ちている。その男らしさの中にも丁寧な盛り付けが凛々しさをも表現している。
まずは煮干し由来の水泡が液面に浮かんだ砥粉茶色のスープをひとくち。と思ったらスープの奥には別色の香味油が浮かんでいる。それが混ざらないように手前の部分だけをレンゲですくい口に含むと、濃密だがスムーズな口当たり。節粉などのザラつきは無くマットな舌触りが印象的だ。豚骨や鶏ガラの動物系スープが見事なまでの乳化が生み出す口当たりだろう。ベースの動物系スープには魚粉に頼りすぎない魚介系の旨みが重なっている。ポタージュのような滑らかさには野菜の旨みも含まれているようで、より複雑味を増している。甘さを抑えたカエシも醤油の角が立っていないので力強くも親しみやすいスープになっている。奥の部分の香味油は自家製マー油のようで鰹節のような魚介の香味が主体に思えた。
麺は屋号の冠にも付けられた自家製麺の太麺。スープから姿を見せる太麺は、麺上げまで320秒以上も茹でられても強靭なボディを維持して、卵による黄色みも特徴的。箸で持つとズッシリと密度の濃い麺質からは加水の多さが伝わってくる。箸先からはゴワつきを感じるが、いざ口に運ぶとモッチリとしているが歯切れは良く硬さによるゴワつきはまるで感じない。適度な茹で加減が生んだグルテンの弾力が楽しく次から次へと箸が進んでしまう。しかし一本あたりが太いので、束にして啜る食べ方は出来ない。少ない本数を啜っては噛み切る作業が何度も続くので満腹中枢への刺激も多く、脳にも食べ応えがある。
具材は炙られた豚肩ロース焼豚が一枚。小ぶりながら、しっかりローストされた焼豚は肉厚もあり旨みが炸裂する。硬めではあるが豚バラ肉のトロトロ焼豚よりは好みでありがたい。赤身を噛みしめるたびにあふれる豚肉本来の旨みとキリッとした醤油を効かせた下味が見事にマッチしている。
追加した味玉は一朝一夕では成し得ない浸透具合。白身のグラデーションの中には液体と固体の中間のコロイド状に変化した黄身が潜んでいる。浸透圧で水分が抜けた黄身の細胞には漬けダレが入り込み、これぞ味玉を象徴する。そのため若干の塩気の強さが前に出ているが許容範囲内。
メンマは太めの材木メンマが三本も添えてあり、太さは同じなのだが食感はバラバラだった。噛まずとも解けるメンマがあったかと思えば、いくら噛んでも繊維が噛み切れず口に残るような不快なメンマもあった。味付けは強気なスープの中では優しく果実のような甘さが際立っていた。
薬味は白ねぎの小口切りが爽やかな香りと辛味を適度に放っている。青みの水菜は短めにカットされて添えてあったが、シャキッとした食感は残すが私は必要性を感じなかった。麺に寄り添って口に入ってきてもアクセントと言うよりは邪魔になるので避けて食べたくらいだった。ひと手間かかるが下茹でされた、ほうれん草か小松菜が添えてある方がうれしく思う。十字10切の海苔は質が良くデフォでも三枚の大盤振る舞いはうれしい。
中盤からは麺自体の量の多さと咀嚼回数の多さから満腹感に襲われてきた。周囲の若者が大盛りをペロリと平らげているのをうらやましく思いながら箸とレンゲを置いた。丼の中には二割くらいの麺とスープは全量残っていた。
連食だったせいもあるが十分に食べ応えのあるラーメンだった。あと20%位スープを薄めてもらえれば中年の弱った胃袋にも収まりきったかもしれない。しかし今回も素晴らしい太麺に出会えて、ますます自身の太麺ブームに拍車がかかりそうな一杯でした。