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祝日 曇天 19:10 先待ち20名 後待ち20名以上今夜は新宿での所用を終えた後に確認すべき事案があって、こちらの大行列に並んだ。その事案というのは前日に食べた経堂駅にオープンした、こちらの傘下店との違いを確かめる為だ。その違いというのは「似て非なるもの」と「大同小異」のどちらかを確かめる為だけに再訪を果たした。今回で三度目となる訪問になるが、前回はデフォルトではなく油少なめ、味うすめのカスタマイズによる評価だったので今回は基本に戻り、新規オープン店との違いを探ろうと行列の中で決意していた。本日は祝日だけに家族連れや観光客が行列の中心となっているので回転率は上がらないまま経過する。前列には小さな娘さん二人のご家族連れが極寒の中で並んでいるので、早く行列が進むことを願いながら待っていると40分ほどで入店の案内があった。店内に入り券売機にてお目当てのお題に味玉トッピングで発券し長いカウンターの手前辺りに腰を下ろす。今回は目的どおりにカスタマイズをせずに食券をスタッフに渡した。奥の調理場までは見えないが、店内を見渡すと本日は精鋭たちの四人体制で仕切っている。偶然にも前列の子供たちが隣り席になった。まだ小さな二人は姉妹でシェアする様子だ。こう言った店側の優しい対応にも心が温まる。取分け皿をもらい大人しく待っている姉妹に癒されていると着席して4分もかからずに我が杯が到着した。さすがのオペレーションの早さである。どうやら姉妹たちも私と同じメニューを注文していたようだ。まずは見た目は前回に油少なめでお願いした時と変わらなく見える赤銅色のスープをひとくち。香味油より先に鷄だしのコクを感じるのも前回と同じように思えた。もしや初期値の油量を減らしたのだろうか。鴨や丸鷄由来のコクと甘みは感じるが過度にならず、緩やかに口の中で品良く広がる。それ故に口内に張る油膜も薄っすらとしてるので出汁やカエシの旨味も利きやすくなっている点も同じだ。それだけではなくカエシの醤油ダレも抑えてあり、また一段と格が上がったようだ。これならば隣の子供たちにも刺激が少なく安心して食べさせられると、父親でもないのに勝手に思った。麺上げまで70秒ほどの中細ストレート麺で全粒粉のフスマが麺肌に密に見られる。麺を持ち上げた箸先からは柔らかそうに思える麺質も芯はハッキリとしてコシがあり食べ応えもある。内麦と思われる全粒粉小麦粉の力強さは食べなくても感じることが出来る。それは前回も思ったが、入店した時に最初に感じるのが店内に満ちた小麦の香りだからだ。その香りの中で麺を啜ると小麦の花が咲いて口中を満たす。噛めば小麦の甘みが弾けるので、麺だけでも十分に美味しいのが伝わってくる。スープとの絡みも鷄油に頼らずとも一体感があるので相性は良さそうだ。具材の焼豚は鶏肉と豚肉の二種類。どちらも低温調理だが鷄ムネ肉は分厚くカットされ食べ応えのある肉質の食感がうれしい。ムネ肉の淡白さを補うマリネ駅にもしっかりと漬け込まれているので旨みがある。一方の豚肩ロースは一枚の肩ロースを半カットしてあり、今回も脂身の多い部分が乗っていた。私は筋っぽくない赤身が好みなので残念。レアの状態では噛み切れないスジの部分が口に残ってしまい不快な印象を与える。追加した味玉は上品に枯れた熟成感が素晴らしい。良質の卵本来の旨みだけに頼ることなく味玉として調理されている。色ぶれの一切ない均一な黄身の色彩がまぶしい。塩分の浸透圧の効果で程良く抜けた水分が、黄身の甘さを引き上げている。ほんのりと甘い出汁のマッチングも見事。となりの姉妹たちが、言葉づかいはさておき「この味玉ヤバい」と言いながら食べていたが、おじさんも同感だった。世代を超えて愛される味玉に最大の賛辞を送りたい。メンマは穂先メンマだが根元は歯応えがしっかりしているが、穂先にかけての柔らかさへ変化は食感のグラデーションを感じられ楽しい。品のある味付けも発酵臭の残り香を堪能できる。メンマが発酵食品だという事を再確認できる。薬味はシンプルに青ネギのみ。この潔さもスープに合っており、他の薬味でごまかさなくとも薬味としての役割を果たす。しかし前回ほどは切り口に美しくさも感じず、量も少なく残念な点もあった。最後まで油っぽさも塩っぱさも感じず完食完飲していた。やはり初期値の鶏油とカエシの分量を減らしたのだろうか。前々回とは全く違うラーメンに思えた。ここで当初の目的の経堂駅に新規オープンした店のラーメンとの違いを探ってみる。麺や具材の構成や盛り付けは変えてあるが、本質的なスープに違いは余り感じなかった。わずかな違いと言えば香味油に付けた風味が、こちらは鴨油で、あちらは澄ましバターだった点だ。やはり「似て非なるもの」ではなく「大同小異」と大きな違いは感じなかった。食べ終えて席を立つ頃には隣の子供たちもシェア分をスープ一滴も残さず平らげて満足そうな笑みを浮かべていたのが、こちらの全てを物語っている一杯でした。
今夜は新宿での所用を終えた後に確認すべき事案があって、こちらの大行列に並んだ。
その事案というのは前日に食べた経堂駅にオープンした、こちらの傘下店との違いを確かめる為だ。その違いというのは「似て非なるもの」と「大同小異」のどちらかを確かめる為だけに再訪を果たした。
今回で三度目となる訪問になるが、前回はデフォルトではなく油少なめ、味うすめのカスタマイズによる評価だったので今回は基本に戻り、新規オープン店との違いを探ろうと行列の中で決意していた。
本日は祝日だけに家族連れや観光客が行列の中心となっているので回転率は上がらないまま経過する。前列には小さな娘さん二人のご家族連れが極寒の中で並んでいるので、早く行列が進むことを願いながら待っていると40分ほどで入店の案内があった。
店内に入り券売機にてお目当てのお題に味玉トッピングで発券し長いカウンターの手前辺りに腰を下ろす。今回は目的どおりにカスタマイズをせずに食券をスタッフに渡した。奥の調理場までは見えないが、店内を見渡すと本日は精鋭たちの四人体制で仕切っている。偶然にも前列の子供たちが隣り席になった。まだ小さな二人は姉妹でシェアする様子だ。こう言った店側の優しい対応にも心が温まる。取分け皿をもらい大人しく待っている姉妹に癒されていると着席して4分もかからずに我が杯が到着した。さすがのオペレーションの早さである。どうやら姉妹たちも私と同じメニューを注文していたようだ。
まずは見た目は前回に油少なめでお願いした時と変わらなく見える赤銅色のスープをひとくち。香味油より先に鷄だしのコクを感じるのも前回と同じように思えた。もしや初期値の油量を減らしたのだろうか。鴨や丸鷄由来のコクと甘みは感じるが過度にならず、緩やかに口の中で品良く広がる。それ故に口内に張る油膜も薄っすらとしてるので出汁やカエシの旨味も利きやすくなっている点も同じだ。それだけではなくカエシの醤油ダレも抑えてあり、また一段と格が上がったようだ。これならば隣の子供たちにも刺激が少なく安心して食べさせられると、父親でもないのに勝手に思った。
麺上げまで70秒ほどの中細ストレート麺で全粒粉のフスマが麺肌に密に見られる。麺を持ち上げた箸先からは柔らかそうに思える麺質も芯はハッキリとしてコシがあり食べ応えもある。内麦と思われる全粒粉小麦粉の力強さは食べなくても感じることが出来る。それは前回も思ったが、入店した時に最初に感じるのが店内に満ちた小麦の香りだからだ。その香りの中で麺を啜ると小麦の花が咲いて口中を満たす。噛めば小麦の甘みが弾けるので、麺だけでも十分に美味しいのが伝わってくる。スープとの絡みも鷄油に頼らずとも一体感があるので相性は良さそうだ。
具材の焼豚は鶏肉と豚肉の二種類。どちらも低温調理だが鷄ムネ肉は分厚くカットされ食べ応えのある肉質の食感がうれしい。ムネ肉の淡白さを補うマリネ駅にもしっかりと漬け込まれているので旨みがある。一方の豚肩ロースは一枚の肩ロースを半カットしてあり、今回も脂身の多い部分が乗っていた。私は筋っぽくない赤身が好みなので残念。レアの状態では噛み切れないスジの部分が口に残ってしまい不快な印象を与える。
追加した味玉は上品に枯れた熟成感が素晴らしい。良質の卵本来の旨みだけに頼ることなく味玉として調理されている。色ぶれの一切ない均一な黄身の色彩がまぶしい。塩分の浸透圧の効果で程良く抜けた水分が、黄身の甘さを引き上げている。ほんのりと甘い出汁のマッチングも見事。となりの姉妹たちが、言葉づかいはさておき「この味玉ヤバい」と言いながら食べていたが、おじさんも同感だった。世代を超えて愛される味玉に最大の賛辞を送りたい。
メンマは穂先メンマだが根元は歯応えがしっかりしているが、穂先にかけての柔らかさへ変化は食感のグラデーションを感じられ楽しい。品のある味付けも発酵臭の残り香を堪能できる。メンマが発酵食品だという事を再確認できる。
薬味はシンプルに青ネギのみ。この潔さもスープに合っており、他の薬味でごまかさなくとも薬味としての役割を果たす。しかし前回ほどは切り口に美しくさも感じず、量も少なく残念な点もあった。
最後まで油っぽさも塩っぱさも感じず完食完飲していた。やはり初期値の鶏油とカエシの分量を減らしたのだろうか。前々回とは全く違うラーメンに思えた。
ここで当初の目的の経堂駅に新規オープンした店のラーメンとの違いを探ってみる。麺や具材の構成や盛り付けは変えてあるが、本質的なスープに違いは余り感じなかった。わずかな違いと言えば香味油に付けた風味が、こちらは鴨油で、あちらは澄ましバターだった点だ。
やはり「似て非なるもの」ではなく「大同小異」と大きな違いは感じなかった。
食べ終えて席を立つ頃には隣の子供たちもシェア分をスープ一滴も残さず平らげて満足そうな笑みを浮かべていたのが、こちらの全てを物語っている一杯でした。