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日曜日 晴天 18:00 先客3名 後客なし〝小江戸川越 一泊二日ラーメンめぐり〟本日は川越に宿泊しての未訪問店めぐりを実施している。そんな中で本日の三食目に選んだのがコチラだ。二食目を食べ終えたあとに非天然由来の旨味成分で舌が疲れてしまい無化調系を求めてRDBを見ていると運良くヒットした。お店情報を見るとMKCの上に好みの清湯醤油系もラインナップされている。営業時間も日曜日は通し営業と申し分ない。ホテルのチェックインを済ませて荷物を置いて身軽になると、不思議と胃袋も身軽になってきた。前食から三時間を過ぎたのを合図に店を目指した。ホテルのある川越駅からも歩いて行けなくはないが、ホテルの目の前のバス停から本日二度目となる東武バスウエストに乗れば10分ほどで最寄りの仲町バス停に着いたのだが、下車ボタンを押し忘れてひとつ先のバス停まで行ってしまった。しかしそれが幸いして戻る途中に「COEDO」の生ビールが呑めるタップバーを見つけてしまった。遠回りついでに給水ポイントで生ビール二杯を秒でやっつけ、そこからは歩いても2分もせずに店先が見えてきた。醤油蔵に併設された店先には行列もなく、店内も空いている。野球部らしき少年たちが先客としてラーメンを食べているだけだ。すんなりと入店して券売機から無化調らしきお題に味玉を追加してカウンターに座る。店内にはオリジナルの麺箱が積まれているので自家製麺だろうか。ワンオペでの営業だが調理場のガス台には90度の定温が守られた魚介出汁を炊いている寸胴鍋が置かれている。整理整頓されているとは言いがたい調理場内からはどんなラーメンが生まれてくるのだろうかと期待と不安の中で待っていると着席して7分で我が杯が到着した。その姿は屋号入りの切立丼の中で飾り気のない純朴な表情をみせている。特に目立った点がない事が安心感を与えてくれる。まずは少しだけ陰りのある赤銅色のスープをひとくち。先陣を切ってくるのは、やはり醤油の香味だった。さすがは地元の川越醤油を謳っているだけに上品な香りが脳内にも満たされた。フレッシュ感はないが落ち着いた醤油の熟成香が熱々の湯気からも感じられる。口に含むと香り以上の醤油香が飛び込んできた。やはり香りと同じく味にも角がない円やかさがクセになるようなスープだ。醤油を前面に押し出したスープだが塩分を抑えてあり喉を刺激するような事はない。しかし味がボケないようにピンポイントの塩梅を守っている。下地を支える出汁も鶏や豚の動物系スープに低温抽出の魚介出汁が加わることで味に奥行きを持たせている。スープの素材は昔ながらの中華そばのスープと変わらないが、計算された抽出方法で仕込まれているので野暮ったさのない今風のキレのある仕上がりになっている。ひとくちで醤油の利いたスープに魅了された。麺上げまで60秒ちょうどにしては太さのある中細ストレート麺だが、箸で持ち上げてみると切刃のエッジを残した麺肌からはゴワつきにも似た硬さが伝わってくる。重さからは加水率の高さも感じられる。そんな麺を啜ってみると、見た目通りのハリが唇を駆け抜けて口の中へと収まってきた。ひとくち目ではスープの絡みが良くないので麺自体の風味を味わう事ができる。小麦の甘さが引き出された麺の奥歯を跳ね返すような弾力が面白い。硬いながらも歯切れの良さがあり、噛むたびにあふれる風味もさらに良い。この固ゆでの麺のピークは先のようだ。のちのスープと馴染んだ頃合いも楽しみになるような良麺に出会えた。具材のチャーシューは豚バラの巻き式煮豚が小さいが厚切りで乗っている。今回は赤身よりも脂身が大半を占める部分だったので苦手なトロトロ食感との戦いとなってしまった。好みとしては赤身とのバランスが、せめて半々であれば苦戦せずに済んだのにと思う。追加の味玉は提供時には漬けダレの色を一切感じさせない美白だったが、中盤にはスープの色素が移り込み味玉らしくはなっていた。しかし味はそう簡単には移る事はなく、普通の半熟たまごを食べているようで残念だった。極太メンマも手作り感はなく、最近よく出回っている無添加ではあるが業務用メンマだった。薬味は白ネギの葉先と根元がバランスよく添えてある。特徴的ではないが、薬味としての脇役に徹している。中盤から麺に戻ると強情な姿は少し安らいだが、まだ強気なハリを残している。早食いのせいもあるが麺のピークを迎えたかどうかも分からないままに完食してしまった。麺とスープの組み合わせが良かっただけに具材の良し悪しが残念で仕方なく箸とレンゲを置いた。本日の三食目だったが無化調ならではの重たさのない構成には大満足できた。これからホテルに戻り今夜のネオン街の作戦を練ろうと夕暮れの近づく川越の蔵造りの街並みを後にした一杯でした。
3件目はこちらでしたか。 隣の松本醤油に蔵があり川越醤油として、かれんさんや川越の麺屋さんなどに提供しているんですよ。 こちらの醤油はわかりませんが、かれんさんのは2年熟成の円やかなタイプです。 麺は頑者製麺(ひかり)での麺なので旨さは保証つきです。 具材は...なるほどねと思いました。
清湯醤油好きにはたまらない街でした。
〝小江戸川越 一泊二日ラーメンめぐり〟
本日は川越に宿泊しての未訪問店めぐりを実施している。そんな中で本日の三食目に選んだのがコチラだ。二食目を食べ終えたあとに非天然由来の旨味成分で舌が疲れてしまい無化調系を求めてRDBを見ていると運良くヒットした。
お店情報を見るとMKCの上に好みの清湯醤油系もラインナップされている。営業時間も日曜日は通し営業と申し分ない。ホテルのチェックインを済ませて荷物を置いて身軽になると、不思議と胃袋も身軽になってきた。前食から三時間を過ぎたのを合図に店を目指した。
ホテルのある川越駅からも歩いて行けなくはないが、ホテルの目の前のバス停から本日二度目となる東武バスウエストに乗れば10分ほどで最寄りの仲町バス停に着いたのだが、下車ボタンを押し忘れてひとつ先のバス停まで行ってしまった。しかしそれが幸いして戻る途中に「COEDO」の生ビールが呑めるタップバーを見つけてしまった。遠回りついでに給水ポイントで生ビール二杯を秒でやっつけ、そこからは歩いても2分もせずに店先が見えてきた。醤油蔵に併設された店先には行列もなく、店内も空いている。野球部らしき少年たちが先客としてラーメンを食べているだけだ。すんなりと入店して券売機から無化調らしきお題に味玉を追加してカウンターに座る。
店内にはオリジナルの麺箱が積まれているので自家製麺だろうか。ワンオペでの営業だが調理場のガス台には90度の定温が守られた魚介出汁を炊いている寸胴鍋が置かれている。整理整頓されているとは言いがたい調理場内からはどんなラーメンが生まれてくるのだろうかと期待と不安の中で待っていると着席して7分で我が杯が到着した。その姿は屋号入りの切立丼の中で飾り気のない純朴な表情をみせている。特に目立った点がない事が安心感を与えてくれる。
まずは少しだけ陰りのある赤銅色のスープをひとくち。先陣を切ってくるのは、やはり醤油の香味だった。さすがは地元の川越醤油を謳っているだけに上品な香りが脳内にも満たされた。フレッシュ感はないが落ち着いた醤油の熟成香が熱々の湯気からも感じられる。口に含むと香り以上の醤油香が飛び込んできた。やはり香りと同じく味にも角がない円やかさがクセになるようなスープだ。醤油を前面に押し出したスープだが塩分を抑えてあり喉を刺激するような事はない。しかし味がボケないようにピンポイントの塩梅を守っている。下地を支える出汁も鶏や豚の動物系スープに低温抽出の魚介出汁が加わることで味に奥行きを持たせている。スープの素材は昔ながらの中華そばのスープと変わらないが、計算された抽出方法で仕込まれているので野暮ったさのない今風のキレのある仕上がりになっている。ひとくちで醤油の利いたスープに魅了された。
麺上げまで60秒ちょうどにしては太さのある中細ストレート麺だが、箸で持ち上げてみると切刃のエッジを残した麺肌からはゴワつきにも似た硬さが伝わってくる。重さからは加水率の高さも感じられる。そんな麺を啜ってみると、見た目通りのハリが唇を駆け抜けて口の中へと収まってきた。ひとくち目ではスープの絡みが良くないので麺自体の風味を味わう事ができる。小麦の甘さが引き出された麺の奥歯を跳ね返すような弾力が面白い。硬いながらも歯切れの良さがあり、噛むたびにあふれる風味もさらに良い。この固ゆでの麺のピークは先のようだ。のちのスープと馴染んだ頃合いも楽しみになるような良麺に出会えた。
具材のチャーシューは豚バラの巻き式煮豚が小さいが厚切りで乗っている。今回は赤身よりも脂身が大半を占める部分だったので苦手なトロトロ食感との戦いとなってしまった。好みとしては赤身とのバランスが、せめて半々であれば苦戦せずに済んだのにと思う。
追加の味玉は提供時には漬けダレの色を一切感じさせない美白だったが、中盤にはスープの色素が移り込み味玉らしくはなっていた。しかし味はそう簡単には移る事はなく、普通の半熟たまごを食べているようで残念だった。
極太メンマも手作り感はなく、最近よく出回っている無添加ではあるが業務用メンマだった。
薬味は白ネギの葉先と根元がバランスよく添えてある。特徴的ではないが、薬味としての脇役に徹している。
中盤から麺に戻ると強情な姿は少し安らいだが、まだ強気なハリを残している。早食いのせいもあるが麺のピークを迎えたかどうかも分からないままに完食してしまった。麺とスープの組み合わせが良かっただけに具材の良し悪しが残念で仕方なく箸とレンゲを置いた。
本日の三食目だったが無化調ならではの重たさのない構成には大満足できた。これからホテルに戻り今夜のネオン街の作戦を練ろうと夕暮れの近づく川越の蔵造りの街並みを後にした一杯でした。